おーくん おんぶ

絵本 おーくん おんぶ

絵本 おーくん おんぶの表紙です

絵本 おーくん おんぶ
◆年齢◆
読んであげるなら0、1才向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆特になし、いつでもどうぞ


かたやまけん作 福音館書店

初版年月日:2007年03月15日 ISBNコード:978-4-8340-2256-8

20ページ 21X19cm 定価600円(本体571円 + 税29円)

通常版はこちら!  定価600円(本体571円 + 税29円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格800円(税込)

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「ちがう ちがう ぼくがおんぶするんだ」

子どもは自ら成長していきます。日に日に大きくなるし、体が持っている機能を日々充実させていきます。1年もすると、自ら立つし、立ったと思ったら、歩き始めます。「歩き」を教えることは誰もしないし、教えようもありません。この成長を支えているのが、「喜び」です。ひとつのステップを越えようとする挑戦は、困難や失敗をともないますが、挑戦自体も喜びだし、ステップを越えるとさらなる喜びをもたらします。その喜びという感情(湧き上がってくる何か分からないものを楽しいものだとするのは、人間関係ですが、それを「快」としない人はいないでしょうから)は、最初から本人に備わっています。そして、同時にこの喜びは周囲の人も最初から共有している共通感情ですね。誰しも人(子どもの)「成長する姿」を見ると喜びが湧いてきます。それは身近な子どものだけに限られていません。おそらく人間が「類」としてもつ喜びなのでしょう。だからこそ、人間は「類的存在」なのでしょう。成人のもつ子どもへのまなざしにある「いとおしさ」は、ここらあたりにあるのではないでしょうか。子どもは何をさておき、人類の「宝もの」なんですね。
さて、この絵本には、そういった、複雑な感情が渾然と描かれています。
「おーくん」は、歩き始めました。その喜びもつかの間、次の瞬間には、「荷を負う」という次のステップに向かいます。自分の喜びを充分味わってから、次の段階へといけばいいのにと思いますが、おそらく「歩く」ということには、「荷を負う」ことが含まれているのでしょうね。「おんぶ」は、親の真似だと思っていましたが、どうもそうではないらしいですね。今どきは、お母さんの「おんぶ」姿を見かけませんので、「おんぶ」は自然のステップかもしれません。
だから、「ちがう ちがう ぼくがおんぶするんだ」となるのでしょう。
おーくんは、すでに「おんぶ」できる自分(あるステップを越えた)自身への喜びと、そのことが、同時に他者に「役に立つ」喜びまでも味わっています。(ぬいぐるみたちにとってはありがた迷惑)
ここでも、人間は生まれながらにして「類的存在」であることがわかります。

おーくんとぬいぐるみたちの表情
おーくんの嬉々とした表情に、聞き手のあかちゃんは同期化することでしょう。(あかちゃんの感情は他者ーおかあさんなどと、分化していません。自分に湧き上がる名状しがたい何かを、他者の喜びの中に、喜びとして確認するのではないでしょうか)
この絵本では、おーくんの表情は、そのまま聞き手の子の感情に連動しますし、読み手(おかあさんなど)の感情も同期化するものと思われます。1才児だと、表紙のおーくんの表情を見ただけで笑いはじめます。読み進めると、その喜びがどこからくるか分かって、なおさら嬉しくなるようです。
ですから、主人公おーくんの表情が、どの場面においても、どのように描かれているかが、とても大事ですね。
それにひきかえ、ぬいぐるみたちの表情はどうでしょうか。
あんまり嬉しそうではない? あるいは、あいまいな表情ですね。もちろん日頃からいっしょに遊んでいるわけですので、感情はいつもおーくんと同じ(と、おーくんは思っている)です。おーくんはまだ気づいていませんが、同じこの絵本を成長とともに、読んでもらう読者の子は、あるとき、このぬいぐるみたちの感情がまったく主人公と同じではないことに気づきます。
それは2才からでしょうか、2才半くらいでしょうか。つまり、この絵本はそうした年齢まで、読んであげて欲しい絵本です。





内容紹介です

『おーくん 
  おんぶ』

おかあさんがおーくんをおんぶしようとします。
『ちがう
  ちがう』

ちがう ちがう

『おーくん 
  くまさん
   おんぶ』
おーくんは、ぬいぐるみのくまさんをおんぶして、
うれしいそうな顔。

次にはお人形さんもおんぶして、とことことこ。

おにんぎょうさんも おんぶ

それから、ぶたさんもおんぶして、
あっちへとことこ、こっちへとことこ歩きます。
それから、いぬさんも、おんぶしました。
だいじょうぶでしょうか。
『おーっとっとっと』
……





読み聞かせのポイント

この絵本は、歩くことの身体的機能の成熟がどんなにうれしいことか、その「喜び」が描かれています。
その「喜び」をみんなで共有できます。
お母さんも、お父さんも、おばあちゃんも、おじいちゃんも、先生も、だれもかれも、それぞれに読んであげて、いっしょに喜びあいましょう。

絵本 おーくん おんぶ
◆年齢◆
読んであげるなら0、1才向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
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かたやまけん作 福音館書店

初版年月日:2007年03月15日 ISBNコード:978-4-8340-2256-8

20ページ 21X19cm 定価600円(本体571円 + 税29円)

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