ロージーのおさんぽ

絵本 ロージーのおさんぽ

絵本 ロージーのおさんぽの表紙です

絵本 ロージーのおさんぽ
◆年齢◆
読んであげるなら2、3才向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


パット・ハッチンス 作 渡辺茂男 訳 偕成社

初版年月日:1975年08月 ISBNコード:978-4-03-202210-0

30ページ 21cm×26cm 定価1050円(本体1000円 + 税1000円)

通常版はこちら!  定価1050円(本体1000円 + 税1000円)
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下記絵本紹介をお読み下さい、文章にはロージーをつけ狙う「きつね」の「き」も登場しませんね、典型的な「絵が語る」絵本。

絵本の「文章」は、出来事の推移だけを書いているのが優れた絵本の特質です。そのわけは、10才までの子どもは「口承・耳文化(読み聞かせ年齢の絵本の文章は耳から聞こえてきます)」の中にいるからですね。そのかわり、絵本の「絵」が、登場人物の内面や壮大な物語を語ります。

この絵本は、ロージーが牧場を散歩に出て、「やれやれ、ばんごはんに間にあった」といって帰ってくるだけのお話に見えます。ところが、絵を読むと、これだけのお話の中に、ロージーときつねをめぐるスリル満点のドラマが展開されているのです。
文字ばかり読むクセがつくと、この絵本の持っているようなそこの「魅力と面白さ」はほとんど失われてしまいます。そして、この「文字だけを読むクセ」がついてしまうと、絵本の楽しさを奪うだけではなく、将来の「読書力」をも失わせてしまう危険があるのです。

ロージーのおさんぽの「面白さ」
表紙だけ見ても、牧場の雰囲気はある程度伝わってきますが、中扉では、牧場の全体が見渡せます。左ページに、鶏小屋があり、その戸はあいています。小屋の下にはウサギが座っています。右ページに干し草の山、繋がれたヤギ、牧舎裏の大きな木にはリスがいます。まだどれがロージーかはわかりません。見開き右寄り下に大きなタイトル文字「ロージーのおさんぽ」とあります。

めくると、
『めんどりの ロージーが おさんぽに おでかけ』とあり、左ページに先ほどの鶏小屋があって、そこから「ロージー」はでたことが分かります。ロージーはすまし顔で散歩に出かけました。ところが、その鶏小屋の縁の下に、きつねがいて、赤い舌を出し、ロージーを狙っています。

めくると、
いきなりきつねがとびかかりました。「危ない!!」
ところが、干し草をかき集める熊手のような道具が庭に転がっていて、その横を、ロージーは何にも気づかず、「おにわを すたこら」(文はこれのみ)。
ロージーは一体どうなるのでしょうか?

めくると、
きつねは、熊手のような道具の「歯の部分」の上に降り立ったために、その道具の杖が跳ね上がって、きつねの顔をしこたま打ちつけました。きつねは、ロージーに気づかれるのをおそれ声をあげることもできません。(どんなに痛かったことか)
ロージーはすたこら。このページには文はありません。

次に、ロージーは「おいけの まわりを ぐるり」散歩。またしても、きつねは斜め後方から襲いかかりました。(何にも知らない本人の危険を心配しているのは、蝶とカエルと鳥です)

めくると、
ロージーがちょうど池の木の垂れ下がる枝の中に入ったために、きつねは池の中に飛び込んでしまいます。
びっくりしたのは周りの、カエルや鳥です。ロージーは変わらずすたこら。

こんな調子で、ロージーは干し草の山を越え、粉挽き小屋の前を行き、塀のすきまを抜けて、蜂の巣箱の下散歩します。
その都度、きつねは襲いかかりますが、ロージーはほんのちょっとした環境条件に助けられ、痛い目に会うのはきつねのほうです。

このような危機的場面をハラハラドキドキ心配しているのは周囲にいる動物たち(ヤギ、ネズミ、カエル、蝶、クモ、バッタなど)ですね。おそらく、この動物たちが、読者である子どもを代表しているものと思われます。子どもたちは、ユーモラスで牧歌的な世界の背後で起こっている出来事も敏感に感じとるに違いありません。

絵本の愉しみ
読み終えたら、もう一度、中扉の牧場の全体を見るのも楽しいかもしれません。ロージーはどこをどのように散歩したのでしょうか。ロージーが散歩したルートはそれほど単純ではないことが分かりますよ。





内容紹介です

『めんどりの ロージーが おさんぽに おでかけ』
すました顔して、
『おにわを すたこら』

池の周りをぐるり回って、
干し草の山に登って、下って、
粉挽き小屋の前を、足にヒモが絡まっても、すました顔して、
『すたすた』

塀のすき間をするり抜けて、
蜂の巣箱の下を「すいすい」
……





読み聞かせのポイント

この絵本は「めくり」が大事です。
ロージーの「運命や如何に?」ドキドキ。そこに間をおいて、「めくる」。
すると、とりあえず「ほっと」させられます。

絵本 ロージーのおさんぽ
◆年齢◆
読んであげるなら2、3才向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


パット・ハッチンス 作 渡辺茂男 訳 偕成社

初版年月日:1975年08月 ISBNコード:978-4-03-202210-0

30ページ 21cm×26cm 定価1050円(本体1000円 + 税1000円)

通常版はこちら!  定価1050円(本体1000円 + 税1000円)
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