絵本 ふしぎなたけのこ

絵本 ふしぎなたけのこ

絵本 ふしぎなたけのこの表紙です

絵本 ふしぎなたけのこ
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆おたんじょうび絵本



松野正子 作:瀬川康男 絵 福音館書店

初版年月日:1966年09月01日 ISBNコード:4-8340-0068-0

28ページ 20X27cm 定価840円(税込)


通常版はこちら!  定価840円(税込)

「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

「えほんおじさんセット」って?

季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。

くわしくはこちら!





子ども時代に出会った人が、この絵本のことを語るとき、多くの読者はこの絵本を全ページカラー絵本と記憶しています。

この絵本は白黒とカラーページが交互に組み合わさっています。
子ども時代に出会った人が、この絵本のことを語るとき、多くの読者はこの絵本を全ページカラー絵本と記憶しています。
色のないところは色を付けて記憶しているのでしょうね。
この絵本は1963年初版で、もう40年間読み継がれています。古典ですね。
実は当時カラー印刷はとても高価なものでした。入手しやすくするための工夫として、このような構成になっているのです。しかし、その制約をむしろ生かして、白黒とカラーの組合せのほうが、より効果的と思わせる力量がこの絵本にはあります。

たろが 竹の子にかかった上着を 取ろうとしています

まず、表紙をみます。
たろが竹の子の先ッぽで、上着を取ろうとしています。その竹の子の下には雲があります。雲の上に飛び出しているのでしょうか?タイトルが「ふしぎなたけのこ」ですから、確かに不思議なお話のようです。表紙の色は何を表してしるのでしょうか。答えは読み終えるとわかる仕掛けになっています。
扉にあるのは、どうもたろと両親の家でしょうね。母さんらしき人が竹の子を掘ってくるようにたろに頼んでいる場面でしょう。
めくると、最初の場面は、美味そうな竹の子を捜しているところ。右ページは全画面、笹の緑のなかに、たろが暑くなって、上着を脱いで掛けようしている姿がぽっかりとした隙間からのぞけるような感じに描かれています。なんとなくのんびりとした日常を思わせます。ところが、『そのとたん』
ページをめくると、同じ場面に、たろをつかまらせたまま、竹の子がぐんぐん大きくなっていく様子の三つの連続絵があります。どうなるのと緊張感がはしります。
つづいての場面では、村人のさわぎと「切るより しかたない」と決断を迫られた父さんの厳しい表情が印象的です。
どんなに伸びたのでしょう、それが次ページです。

てっぺんにたろが捕まっている竹の子

雲を突いて、まだその上にとびだしています。
そのとほうのなさはこれだけでは判りません。
文章では、竹やぶのたけ…やまやまのきをおしわけて、たおれていくとなっていて、さらに夜になって朝になって、やっと地面に倒れる位の長さなのです。
その時間的経過が一目でわかる場面が2枚目の画像です。左ページは昼間、右ページは月がでて、夜です。こういうワザは絵だからできるのですね。
そして倒れた直後の竹の子の巨大さが次の場面です。右ページは竹の子の皮は判るものの、ほとんどまっ黒です。その巨大さは、白黒で描かれた方がより実感がわいてきます。
ところで、このふしぎな竹の子はどうして、こんなにでっかくなったのでしょう。
私は、たろのたんじょう日を祝いたかったのは、上着をかぶせられたほうの竹の子だったのではないかと思えるのです。
この竹の子は掘られる竹の子よりちょっと小さめでした。「ぼくこそ」といっぺんに大きくなろうとして、歯止めが利かなくなったのでしょうか。
でもよかったですね。
たろを危機に陥れたにもかかわらず、海への道をたろたちに教えてあげられたのですから。



内容紹介です

むかしむかし、山のおくのおくの村の人びとが、「海」というものをを再発見しました。
再発見したいきさつには、不思議なできごとが関与していたのです。


今日はたろのたんじょうびです。
たんじょう日のごちそうを取ってきておくれと頼まれたたろは、裏の竹やぶに竹の子を掘りに行きました。
たろは竹の子を掘り始めましたが、あつくなって上着を、すぐそばの小さな竹の子にひょいとかけました。
そのとたん、その竹の子がぐぐぐっと伸びはじめました。たろは上着を取ろうとその竹の子に飛びつきました。
『たろが のぼる。たけのこが のびる』
こうして、たろはとてつもなく高いところにきてしまいました。

てっぺんにたろが捕まっている竹の子

母さんはたろが帰らないのを心配して、竹やぶに行ってみると、上の方から声が聞こえます。びっくりした母さんは村中の人にきてもらいました。竹の子はその間にも、ぐんぐん伸びています。
『き、きるより しかたない』
と父さん。
みんなで斧やなたできり始めますが、まだまだ竹の子はぐんぐん伸びて行きます。
やがて竹の子は伸びるのにあき、葉っぱを出す前に、一休みすることに。
『たろ、やあーい』
『たけのこを きるぞっー。しっかり つかまっていろーっ』
竹の子が切れました。音をたてて倒れていきます。
『たけやぶの たけ、くぬぎばやしの くぬぎ、  まつまやしの まつ、ひのきばやしの ひのき。
 また つぎの、たけやぶの たけ、くぬぎばやしの くぬぎ、
 
 …。
 
 たかい やま、ひくい やま。
 …いくつもの いくつもの やまやまのきをおしわけて、
 たけのこが たおれていく』
音をたてて倒れる竹の子

たろは、必死で竹の子にしがみつき、目をつぶっていました。風がびゅんびゅんうなります。昼間はあたたかでしたが、夜になると、鼻や耳が冷たかったけれど、それでも、たろはしっかり竹の子にしがみついていました。
『やがて、どうんーという ひびきが、 せなかのあたりでした。 それきり、たろは なにも わからなくなった』
父さんや母さんや村の人は、竹の子が倒れるのを、あっけにとられていました。
夜がきて、やがて朝になって、地響きをたてて、竹の子は倒れました。
『それっ』
みんなは竹の子を伝って走りだしました。竹やぶをすぎ、くぬぎばやしをすぎ、…とうとう、広い砂浜に着きました。
『たろーっ』
『み、水だ』
父さんが大きな池(?)の水を、たろの頭や顔にかけると、たろは息を吹き返しました。
『うっ、ぷっ。しおっからい。
 かあさんの なみだが たれてきて、しおっからい』
『しおっからい?』
と、となりのおじさん。おじさんは、池に走っていって、水を嘗めました。
『からい! うみだ。こりゃ、うみだ』
『こんぶが あるぞ』
『かいだ。かいだ』
こうしてみんなで海の幸を持ち帰り、たろのたんじょう日を祝いました。
それからというもの、竹の子を伝って、村の人たちは海へいくようになりました。
村は次第にはんじょうし、村人は幸せに暮らしたということです。







読み聞かせのポイント
この本は昔話絵本とそっくりですが、創作物語絵本です。
でも、昔話絵本のような感じで読んであげればいいと思います。
また、この絵本も縦長、横長の特徴をよく生かしてできています。
読み聞かせはそこがポイントとなります。
竹の子を切り始める場面(p7)の竹の子の太さを、一呼吸置いて強調したあと、めくりながら絵本を縦にしてぱっと見せます。 (一枚目の画像)
そしてこんどはとてつもなく長い竹の子が倒れていきます。その時間は
「…よるがきて、そうしてあさになった、あさになる」
までですから、ゆっくり倒れていくように、再び横にしていきます。
ちょうど2枚目の画像の角度まで倒したところで、めくります。
しかし、このとき「たろ」にとっては、風がびゅんびゅんうなるほどのスピードで倒れていっているのですから、そこの文章は臨場感が必要です。そこはちょっと強めに読んで欲しいですね。
この絵本のもうひとつのポイントは、竹の子の太さ、長さでしょう。そこもじっくりと見せてあげてほしいところです。

絵本 ふしぎなたけのこ
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆おたんじょうび絵本


松野正子 作:瀬川康男 絵 福音館書店

初版年月日:1966年09月01日 ISBNコード:4-8340-0068-0

28ページ 20X27cm 定価840円(税込)


通常版はこちら!  定価840円(税込)

「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

「えほんおじさんセット」って?

季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。

くわしくはこちら!



関連絵本はこちら!




◇同じジャンルの絵本はこちら!

絵本 くつなおしの店 のページへ

くつなおしの店

絵本 絵本 サンタクロースってほんとにいるの? のページへ

絵本 サンタクロースってほんとにいるの?

絵本 ぶたぶたくんのおかいもの のページへ

ぶたぶたくんのおかいもの

絵本 くまの子ウーフ くまの子ウーフの童話集1 のページへ

くまの子ウーフ くまの子ウーフの童話集1



◇同じシチュエーションの絵本はこちら!

絵本 絵本 ころ ころ ころ のページへ

絵本 ころ ころ ころ

絵本 絵本 こんにちは のページへ

絵本 こんにちは

絵本 絵本 しげみむら おいしいむら のページへ

絵本 しげみむら おいしいむら

絵本 かみさまからのおくりもの のページへ

かみさまからのおくりもの




知っていましたか?日本の絵本の90%はホンモノではないんです。
えほんおじさん アメリカのNASAが教育に取り入れた絵本を知っていますか?
絵本1冊を描くのにかかる年数は?

絵本の読み聞かせ暦30年。
絵本の知識は日本屈指のえほんおじさんだからこそ選べる1冊を あなたにお届けします。
何か質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ!

質問!
FAXでのご注文お支払い方法

◆FAX:086-281-6857
FAXは、これをプリントアウトしてくださいね。


郵便代引、金融機関へ振り込み、クレジットカードの3種類からお選びいただけます。

    メリットデメリット
郵便代引・到着が早い
・銀行に行くなどの手間がかからない
・手数料が250円かかる
・1冊だと、時間指定ができない
金融機関へ入金・手数料が安い・振り込み確認後の発送なので、多少遅くなる(※1)
・金融機関へ行く必要がある(※1)
クレジットカード・手間がかからない・カード会社様に確認後の発送なので、多少遅くなる
※1 ネットで決済の場合、これらのデメリットはなくなる上、手数料も安い場合が多いので、特にお勧め!です。

お客様がEバンク銀行の口座を持っていらっしゃる場合、手数料は無料ですよ!

返品交換配送について
全国一律250円(税込)
配送先一ヶ所につき2,500円以上ご注文いただいた場合、
送料は無料です!
◆万一商品が破損・汚損していた場合商品の配達後10日以内にメール、もしくはFAXにてご連絡ください。この場合の送料は当社で負担いたします。
質問プライバシーの保護
質問! ◆「えほんのくに きび」では、お客様の個人情報であるお名前、ご住所、お電話番号等をいっさい外部にもらすことはございません。プレゼント等に関しても同様ですので、安心して応募してくださいね。

Trackback on "絵本 ふしぎなたけのこ"

このエントリーのトラックバックURL: 

"絵本 ふしぎなたけのこ"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "絵本 ふしぎなたけのこ"

"絵本 ふしぎなたけのこ"へのコメントはまだありません。

コメントする

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

Copyright 2004-2007 えほんのくに きび 「えほんおじさんのぶろぐ:絵本 ふしぎなたけのこ」ページトップへ。