絵本 あたごの浦

絵本 あたごの浦

絵本 あたごの浦の表紙です

絵本 あたごの浦
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本



脇和子 再話:脇明子 再話:大道あや 画 福音館書店

初版年月日:1993年03月01日 ISBNコード:4-8340-1194-1

28ページ 27X20cm 定価780円(本体743円+税37円)


通常版はこちら!  定価780円(本体743円+税37円)

「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格980円(税込)

「えほんおじさんセット」って?

季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。

くわしくはこちら!





なんといっても子どもたちがびっくりするのは、「妙々々々々々々」でしょうね。

こんなはやし言葉は聞いたこともありませんからね。
讃岐(香川県)ではそういう言い方をするのかどうか知りませんが。
「妙(みょう)」は「妙(たえ)なる」ということで、
「不可思議なほどすぐれている。 巧みである。きわめて美しい。 ふしぎ。おかしい」
と言う意味です。
それを重ねていますから、「すばらしい、いいぞ、いいぞ」と手を「パチパチ」たたいている感じなのでしょう。
でも「妙々々」といった方が「不思議で、おかしい」感じがします。それに魚の拍手はあまり大きな音にならないはずですから、口のほうで声をはりあげはやしているのでしょうか。
もうひとつ不思議なのは、「おたこ」が畠のナスを食べるところです。これはどうも本当らしいです。あるいはそう信じられていたようですね。
さて、この絵本の絵を描いたのは大道あやさんです。
この絵をどうご覧になりますか。
何かへたくそのようで、上手そうで、よくわかりませんね。独特のおかしさがただよっています。この妙な話に、妙な絵が実によくあっている気がします。
大道あやさんは、六十歳のとき初めて絵筆を持ち、素朴画家として花を咲かせた方です。
上に紹介したように大道さんの回想記が出ていますから興味のある方はお読み下さい。
このお話の再話者脇和子さんは、日本を代表する翻訳家・児童文学者脇明子さんの実母にあたる方です。
これは娘にあたる脇明子さんに、小さい頃から語っていたお話を絵本にしたものです。
それにしても、鯛、おたこ、ふぐ、かれいのかくし芸はもちろん「妙々々々」ですが、このお話自体が「妙々々々」ですね。
そして、やはりこれは瀬戸内の、寄せては返す波の静かな海ならではのお話です。



内容紹介です

『前はとんとんあったんやと。
 ある、お月さんのきれいな晩のことや。
 あたごの浦に、波がざざーと、
 よせてはかえし、よせてはかえし
 砂浜は、明るいお月さんに照らされて、
 キラキラ、キラキラと、
 光っりょったんやと』
『そしたらそこへ、おーけなおたこが』
ゆーらり浮いてきて、砂浜にあがってきた。そして砂浜の畠に入ってナスをムシャムシャ。
そこへ鯛も浜へ上がってきた。
鯛は
「…お月さんがきれいなけん、
 ひとつ、魚どもを集めて、
 演芸会でもせんか」
という。
そこでおたこは大きな声で
『おーい、演芸会をするぞォー』
と呼んだ。
すると、沖合からいろんな魚が集まってきて、にぎやかな演芸会が始まった。

鯛が みんなに 提案しています

宴がたけなわになった頃、鯛がいうたんやと。
『なあ、みんな。
 ここいらで、ひとつ、
 とっときのかくし芸を、見せることにせんか』
じゃあ、鯛からということになって、鯛は松の木にするするとのぼった。

言いだした鯛が まずは 木に登りました

『松にお日さん、これどうじゃ』
明るいお月さんの光に赤いうろこがひかって、本当の日の出のようだったので、みんな感心して
『妙々々々々々(みょうみょうみょうみょうみょう)』
とはやしたてた。
次はふぐ。
ふぐも松の木にのぼって、大きなお腹をふくらまして、
『松にお月さん、これどうじゃ』
『妙々々々々々々』
つぎは、おたこおまえもせえと言われたので、やっぱり松の木にのぼって、八本足を小枝の間からたらーりとたらした。
『松にさがり藤、これどうじゃ』
『妙々々々々々々』
こんどはかれいの番。
さてどんなかくし芸をみせたやら。
こうしてお月さんも傾いたので、
『魚どもはそろって海へ帰ったんやと』
浜はまた静かになって…。







読み聞かせのポイント
昔ばなしは「地方語」のアクセントが難しいですね。
その地方語をしゃべったことのない人が、ニュアンス通りに読んであげることは無理です。
それらは雰囲気ぐらいに考えて、「こんな感じ」かなという具合に、気楽に読んであげましょう。
特にせりふの部分はそれらしく読んであげたほうがいいでしょう。
このお話は魚たちの演芸会ですから、それがどういったものになるか、想像しながらそんな雰囲気でよんであげたらいいですね。
それはのんびりした話のはずですよきっと。

絵本 あたごの浦
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本


脇和子 再話:脇明子 再話:大道あや 画 福音館書店

初版年月日:1993年03月01日 ISBNコード:4-8340-1194-1

28ページ 27X20cm 定価780円(本体743円+税37円)


通常版はこちら!  定価780円(本体743円+税37円)

「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格980円(税込)

「えほんおじさんセット」って?

季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。

くわしくはこちら!



関連絵本はこちら!




画家「大道あや」さん関連図書には、こんな絵本があります。
「へくそ花も花盛り ー聞き書き一代記とその絵の世界」福音館文庫  大道あやさんの回想記
「ねこのごんごん」福音館書店(現在品切)
再話者「脇和子・脇明子」さんの関連図書には、こんな絵本があります。
「雪女 夏の夜の夢」岩波少年文庫  ラフカディオ・ハーン作:脇明子訳
「クリスマス・キャロル」岩波少年文庫  ディケンズ作:脇明子訳
「ぐんぐんぐん みどりのうた」 岩波書店  デービッド・マレット文:オラ・アイタン絵:脇明子訳
「センダックの絵本論」 岩波書店  モーリス・センダック著:脇明子・島多代共訳

◇同じジャンルの絵本はこちら!

絵本 ずいとんさん のページへ

ずいとんさん

絵本 スーホの白い馬 のページへ

スーホの白い馬

絵本 12の月たち -スラブみんわ- のページへ

12の月たち -スラブみんわ-

絵本 きつねとうさぎ―ロシアの昔話 のページへ

きつねとうさぎ―ロシアの昔話



◇同じシチュエーションの絵本はこちら!

絵本 絵本 だいくとおにろく のページへ

絵本 だいくとおにろく

絵本 あいうえおうた のページへ

あいうえおうた

絵本 伝承 おりがみ〈3〉 のページへ

伝承 おりがみ〈3〉

絵本 絵本 あたごの浦 のページへ

絵本 あたごの浦




知っていましたか?日本の絵本の90%はホンモノではないんです。
えほんおじさん アメリカのNASAが教育に取り入れた絵本を知っていますか?
絵本1冊を描くのにかかる年数は?

絵本の読み聞かせ暦30年。
絵本の知識は日本屈指のえほんおじさんだからこそ選べる1冊を あなたにお届けします。
何か質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ!

質問!
FAXでのご注文お支払い方法

◆FAX:086-281-6857
FAXは、これをプリントアウトしてくださいね。


郵便代引、金融機関へ振り込み、クレジットカードの3種類からお選びいただけます。

    メリットデメリット
郵便代引・到着が早い
・銀行に行くなどの手間がかからない
・手数料が250円かかる
・1冊だと、時間指定ができない
金融機関へ入金・手数料が安い・振り込み確認後の発送なので、多少遅くなる(※1)
・金融機関へ行く必要がある(※1)
クレジットカード・手間がかからない・カード会社様に確認後の発送なので、多少遅くなる
※1 ネットで決済の場合、これらのデメリットはなくなる上、手数料も安い場合が多いので、特にお勧め!です。

お客様がEバンク銀行の口座を持っていらっしゃる場合、手数料は無料ですよ!

返品交換配送について
全国一律250円(税込)
配送先一ヶ所につき2,500円以上ご注文いただいた場合、
送料は無料です!
◆万一商品が破損・汚損していた場合商品の配達後10日以内にメール、もしくはFAXにてご連絡ください。この場合の送料は当社で負担いたします。
質問プライバシーの保護
質問! ◆「えほんのくに きび」では、お客様の個人情報であるお名前、ご住所、お電話番号等をいっさい外部にもらすことはございません。プレゼント等に関しても同様ですので、安心して応募してくださいね。

Trackback on "絵本 あたごの浦"

以下1件のトラックバックはこのページのエントリー"絵本 あたごの浦"を参照しています。

このエントリーのトラックバックURL: 

» みょう みょう みょう みょう

  • 2008年05月07日 22:21
  • from 夜虫に気をつけろ

迦陵頻伽(かりょうびんが) 極楽浄土に住むとされる伝説上の鳥。 上半身が菩薩、下半身が鳥という姿で描かれることもある。 古代インド神話に登場する美声で鳴... [続きを読む]

Comment on "絵本 あたごの浦"

"絵本 あたごの浦"へのコメントはまだありません。

コメントする

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

Copyright 2004-2007 えほんのくに きび 「えほんおじさんのぶろぐ:絵本 あたごの浦」ページトップへ。