ごろはちだいみょうじん

絵本 ごろはちだいみょうじん

絵本 ごろはちだいみょうじんの表紙です

絵本 ごろはちだいみょうじん
◆年齢◆
読んであげるなら4・5才向きから。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本
(このお話は創作むかしばなし絵本です)

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


中川正文 文:梶山俊夫 絵 福音館書店

初版年月日:1969年08月01日 ISBNコード:4-8340-0203-9

28ページ 27X20cm 定価840円(本体800円+税40円)

通常版はこちら!  定価840円(本体800円+税40円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

「えほんおじさんセット」って?
季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。
くわしくはこちら!





なんとも大らかで、ユーモラスな「ごろはち」と「村人」のおかしな物語、関西共通語がお話にぴったりです。

キツネとタヌキ
タヌキとキツネは人を化かしますが、その違いは何でしょうか。このお話の「村人」の間では、ごちゃごちゃになっているところが、ユーモラスに描かれています。
作者「中川式哲学」によると、

「だいたい きつね みたいに じぶんで ばけてでたり せえへんで。こっちは ちょいと ひとを だますだけの ことや。ずんと たちが ええで」

つまり、自分で化けるやつとだますやつの違いで、人間にもキツネ型とタヌキ型がいるそうです。
そういえば、キツネ憑きといって、キツネが人に憑依すること(のりうつる)はありますが、タヌキがのりうつった話は聞いたことがありません。
タヌキは何となく、間が抜けていてユーモラスですが、キツネは、気の抜けないちょっと知的な感じが伴いますね。キツネは元来神の使いとして神聖な動物だったからでしょうか。

自己犠牲
このお話は作者自身、人を助けてやろうと思って、線路に飛び込む「自己犠牲」のお話ではありませんと書いています(おじいさんがかぶをうえました・こどものとも50年の歩み・福音館書店刊)。
ごろはちは、「バカな人間ども、しゃない」と思わず線路にでて、汽車を止めようとしたのですね。村人のほうも感謝している風ですが、やはりどこかずれています。社を建て、毎日忘れずお供えはするけれど、相変わらずそれは「油揚げ」です。
「まだ、きつねやらと いっしょくたに しとるのかいな。こっちは たぬきやで」と、くやしがっとる。
自己犠牲を越えたもっと根元的なお話ですね。

絵とお話がぴったり。
お話と関西共通語がぴったりなのも楽しいですが、その上この絵も、おおらかでとぼけたお話にぴったりですね。
「しゃあない」と鉄道線路に飛び出すまでの、日常を描いたそれぞれの場面のタヌキの表情が、いつも目尻をさげて楽しそうです。村人は村人で、「しゃあない ごろはちだいみょうじんさまや」と気楽にだまされています。
昔の人たちにどこか豊かさを感じるのは、こうした自然と人間の関係の大らかさにあるのではないでしょうか。





内容紹介です

『ごろはちだいみょうじん いうても、かみさんの ことやない。たぬきの はなしや』
べんてはんの森に、「ごろはちだいみょうじん」が祭られています。実は、ここにすむ「ごろはち」は、「てんごしい(いたずらもの)」のタヌキだったので、村人は奉っていただけでした。
ごろはちはタヌキなのに油揚げを供えられるのも気に入りませんでした。
「だいたい きつね みたいに じぶんで ばけてでたり せえへんで。こっちは ちょいと ひとを だますだけの ことや。ずんと たちが ええで」

ごろはちには、そこが また〜

そのとおり、ごろはちにだまされなかった人はいませんでした。
とくに、婚礼の日なんかは一番危ない晩でした。みんな酔っぱらってご機嫌ですからね。
でも、ごちそうをやられた日の翌朝には、ちゃんとあけびやらやまぶどうがおかえしされていました。ごろはちは几帳面だったのです。

ところがある日、村はずれでは大騒ぎがはじまりました。

「きょうは おてらの ほうじやそうな 
 たいこ どんと なりゃ にしから くもり
 はんしょ ちゃんと なりゃ あめが ふる」

大勢の人が、歌いながら働きはじめました。
みると、長い長い2本の鉄ぼうがひかれています。
そのうち、鉄道というもんが通って、駅ができるとらしいことが「わかってきたのや」

そして、寒い日のこと。
朝早くから祭りではないのに、花火があがり、村中の人がよそ行きの着物来てぞろぞろ。

「手に手に旗までもってふっとるさかい、なんぞええことあるのやな」
「ごろはちも、じっとしてられん」

すると向こうから汽車がやってきました。

「なんや、けむり はいとるで。へんてこりんな もんやのう」
「ひょっとしたら、こら ごろはちに だまされとるのと ちがうやろか」と、人びとは笑いだし、線路の上に飛び出してきました。

びっくりした、ごろはちは、
「てんごとちがう。あれはほんものやがな」
「あかんいうたらあかん。もうしゃない」と、汽車の前に立ちはだかりました。

そrを みた ごろはちは、〜

機関士は汽車を止めようとしたが、…





読み聞かせのポイント

関西共通語の発音がなかなか難しいかもしれませんね。でもゆっくりと、分かち書きのところで気をつけながら読むとなんとかなります。
たとえアクセントなど少々違っても、このお話自体が大らかな話ですから、気にしないことにしましょう。

絵本 ごろはちだいみょうじん
◆年齢◆
読んであげるなら4・5才向きから。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本
(このお話は創作むかしばなし絵本です)

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


中川正文 文:梶山俊夫 絵 福音館書店

初版年月日:1969年08月01日 ISBNコード:4-8340-0203-9

28ページ 27X20cm 定価840円(本体800円+税40円)

通常版はこちら!  定価840円(本体800円+税40円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

「えほんおじさんセット」って?
季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。
くわしくはこちら!





関連絵本はこちら!

作者中川正文さん関連図書
「がんばれ さるの さらんくん」 長新太 画
「いそっぷのおはなし」 中川正文 やく 長新太 え
「ねずみのおいしゃさま」 山脇百合子 絵

画家梶山俊夫さん関連図書
「さんまいのおふだ」 水沢謙一 再話
「鬼が出た」 大西廣 文
  「だごだご ころころ」 石黒なみ子 再話 梶山俊夫 再話
「みんなであそぶ わらべうた」 近藤信子 編・遊び方指導
「河童よ、出てこい」 武田正 文
「ちゃっくりがきぃふ らくご絵本」 桂文我 話
「えんぎかつぎのだんなさん らくご絵本」 桂文我 話
「おばけさんとのやくそく」 上田真而子 作

◇同じジャンルの絵本はこちら!

絵本 日本の昔話2 したきりすずめ のページへ

日本の昔話2 したきりすずめ

絵本 グリムの昔話 1(文庫版・愛蔵版) のページへ

グリムの昔話 1(文庫版・愛蔵版)

絵本 ねことおんどり―ロシアのむかしばなし のページへ

ねことおんどり―ロシアのむかしばなし

絵本 ごろはちだいみょうじん のページへ

ごろはちだいみょうじん



◇同じシチュエーションの絵本はこちら!

絵本 こぎつねコンチ のページへ

こぎつねコンチ

絵本 シマフクロウとサケ のページへ

シマフクロウとサケ

絵本 絵本 サンタクロースってほんとにいるの? のページへ

絵本 サンタクロースってほんとにいるの?

絵本 ミリー・モリー・マンデのおはなし のページへ

ミリー・モリー・マンデのおはなし




知っていましたか?日本の絵本の90%はホンモノではないんです。
えほんおじさん アメリカのNASAが教育に取り入れた絵本を知っていますか?
絵本1冊を描くのにかかる年数は?

絵本の読み聞かせ暦30年。
絵本の知識は日本屈指のえほんおじさんだからこそ選べる1冊を あなたにお届けします。
何か質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ!

質問!
FAXでのご注文お支払い方法

◆FAX:086-281-6857
FAXは、これをプリントアウトしてくださいね。


郵便代引、金融機関へ振り込み、クレジットカードの3種類からお選びいただけます。

    メリットデメリット
郵便代引・到着が早い
・銀行に行くなどの手間がかからない
・手数料が250円かかる
・1冊だと、時間指定ができない
金融機関へ入金・手数料が安い・振り込み確認後の発送なので、多少遅くなる(※1)
・金融機関へ行く必要がある(※1)
クレジットカード・手間がかからない・カード会社様に確認後の発送なので、多少遅くなる
※1 ネットで決済の場合、これらのデメリットはなくなる上、手数料も安い場合が多いので、特にお勧め!です。

お客様がEバンク銀行の口座を持っていらっしゃる場合、手数料は無料ですよ!

返品交換配送について
全国一律250円(税込)
配送先一ヶ所につき2,500円以上ご注文いただいた場合、
送料は無料です!
◆万一商品が破損・汚損していた場合商品の配達後10日以内にメール、もしくはFAXにてご連絡ください。この場合の送料は当社で負担いたします。
質問プライバシーの保護
質問! ◆「えほんのくに きび」では、お客様の個人情報であるお名前、ご住所、お電話番号等をいっさい外部にもらすことはございません。プレゼント等に関しても同様ですので、安心して応募してくださいね。

Trackback on "ごろはちだいみょうじん"

このエントリーのトラックバックURL: 

"ごろはちだいみょうじん"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "ごろはちだいみょうじん"

"ごろはちだいみょうじん"へのコメントはまだありません。

コメントする

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

Copyright 2004-2007 えほんのくに きび 「えほんおじさんのぶろぐ:ごろはちだいみょうじん」ページトップへ。