かぜは どこへいくの

絵本 かぜは どこへいくの

絵本 かぜは どこへいくのの表紙です

絵本 かぜは どこへいくの
◆年齢◆
読んであげるなら4、5歳から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆お休みの前に絵本


シャーロット・ゾロトウ・さく ハワード=ノッツ/え まつおかきょうこ/やく  

初版年月日:1981年4月 偕成社

ISBN:4033271201  ISBN13:9784033271200

28ページ 24cm 定価1050円(税込)

通常版はこちら!  定価1050円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1250円(税込)

「えほんおじさんセット」って?
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『お終いになってしまうものは、何にもないの』

『どんなものでも?』男の子は聞きました。
『ええ、どんなものでもよ』お母さんは答えました。

〈変わり目がもたらす重なり合いの不思議な感覚〉
男の子は、友だちと日がな一日庭で遊びました。二人は昼過ぎには梨の木の下でレモネードを飲み、草の上に寝そべってやわらかいお日さまの光をからだいっぱい浴びました。昼間が楽しければ楽しいほど、もっとお日さまがいてくれるといい男の子は思います。
でも、楽しいときは、ここちよい疲労感ももたらし、それに合わせるように、空の色は不思議な紫色に変わります。不思議な紫色に包まれると、こころが落ち着き、静かな時間をもつことになったのでしょう。昼間には見えなかった、空や木々や雲の色の変化をじっと見つめることになりました。この重なり合った曖昧な感じに何が起こっているのだろうと、男の子は思ったのではないでしょうか。だから、男の子はお母さんに聞きます。
「どうして、昼はお終いになってしまうの?」

〈お母さんの素敵な答え〉
『「夜が はじめられるようによ」お母さんは窓の外を指さしました。そこには白く光る細い月が見えました。「あれが、夜のはじまりよ。お月さまやお星さまが出て、暗く静かになって、お前が楽しい夢をみて、眠れるようにね」』
お母さんの指さす先には、やわらかいお日さまの光とは違った、暗くなっていく空にお月さまの光がありました。男の子は静かに見守ってくれる光をみたのだと思います。

そうならばなおさら気がかりなのは、
「だけど、お日さまはどこへいっちゃうの」ということです。
お日さまはもう帰ってこないのだろうか、お日さまは僕がいなくても大丈夫なのかということですね。

『「昼はおしまいにならないわ。おしまいになってしまうものは、何にもないの。別のところでまたはじまるの」
「どんなものでも?」男の子は聞きました。
「ええ、どんなものでもよ」』

なんとも素敵な答えなのでしょう。
お終いになってしまうものは何にもない、お終いに見えるものは、始まりが重なっているというのですから、これほど「安心感」を与えるものはないですね。しかも、そのことが、目の前で起こっているのです。男の子が納得しないはずはありませんね。





内容紹介です

『大きな、まっかな お日さまが、あさから ずっと そらを てらしていました。そして いま、一日がおわろうとしています』
小さな男の子は残念だなと思いました。今日はいい日でした。昼間、庭で友だちと、いっぱい遊びました。夕方、お父さんは本を読んでくれました。それからお母さんはベッドの横に来てくれました。
「どうして、昼は おしまいになって しまうの?」
「夜が はじめられるようによ」
お母さんは窓の外を指さしました。
梨の木の向こう、暗くなっていく空のなかほどに、白く光る細い月が見えました。
「あれが、夜のはじまりよ。お月さまやお星さまが出て、暗く静かになって、お前が楽しい夢をみて、眠れるようにね」
「だけど、お日さまはどこへいっちゃうの」
「昼はおしまいにならないわ。おしまいになってしまうものは、何にもないの。別のところでまたはじまるの」
「どんなものでも?」男の子は聞きました。
「ええ、どんなものでもよ」

小さな男の子は、日頃思っていることをどんどん聞きました。
「風はやんだら、どこへいくの?」
「たんぽぽのふわふわは、どこへいくの?」
「道はずっといって、みえなくなったら、どこへいくの?」
「山はてっぺんまで、いったら、どこへいくの?」
波、船、雨、雲、汽車、木の葉、季節は、どこへいくの?





読み聞かせのポイント

現代ではとても貴重な絵本だと思います。
現代の小さな子の生活は、あまりに騒がしく、めまぐるしい動きにばかりに取り囲まれています。
これでは、こころのバランスが崩れてしまうと、心配になります。
けれど、この絵本の夕暮れの風景とお母さんの答えは、静かな揺るぎなさを感じます。
そしてそれらをモノクロの鉛筆画がやさしく支えています。

ですから、読み聞かせは、小さめの声で静かに読んであげるといいですね。

絵本 かぜは どこへいくの
◆年齢◆
読んであげるなら4、5歳から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆お休みの前に絵本


シャーロット・ゾロトウ・さく ハワード=ノッツ/え まつおかきょうこ/やく  

初版年月日:1981年4月 偕成社

ISBN:4033271201  ISBN13:9784033271200

28ページ 24cm 定価1050円(税込)

通常版はこちら!  定価1050円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1250円(税込)

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