もっとおおきな たいほうを

絵本 もっとおおきな たいほうを

絵本 もっとおおきな たいほうをの表紙です

絵本 もっとおおきな たいほうを
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆いつでもどうぞ


二見正直

初版年月日:2009年11月10日 福音館書店

ISBN:483402475X  ISBN13:9784834024753

32ページ 20X27cm 定価840円(税込)

通常版はこちら!  定価840円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

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王さまとキツネの大砲くらべはどんどんエスカレート、いやはや大変なことに。

まず、表紙絵をご覧ください。
王さまと大臣と家来が大砲を川岸まで運んできました。川にはピンクの魚が泳いでいます。向こう岸の茂みの中から三匹のキツネが王さまたちを眺めています。王さまは厳しい顔をしています。
タイトルは、「もっとおおきな たいほうを」です。

何事が起こっているのでしょうか。

第一場面
あるところにピンクの魚が大好物の王さまがいました。この王さまは先祖伝来の大砲をもっていて、それがお気に入り、撃ちたくてたまりませんでした。

ある日、家来がお城に勢い込んでやってきます。
「大変です。キツネがかってにピンクの魚を食べています」
王さまは怒りました。

第二場面
王さまと大臣と家来は、先祖伝来の大砲を川岸までもっていって、「ドカン」と打ち上げました。大砲の弾は空高く爆発。
びっくりした三匹のキツネは捕った魚をほったらかして逃げていきます。王さまは、大砲を撃てて大満足。

第三場面
ところがです。
キツネはもっとおおきな大砲をもってきました。撃とうとするのです。王さまはびっくり仰天、後ろにひっくりかえってしまい、家来は我先に逃げていきました。王さまはあわててお城に逃げ帰りました。ピンクの魚たちはその間に川へ逃げていきます。

第四、第五、第六、第七場面
王さまはキツネの大砲にまけまいと、もっとおおきな大砲を造らせると川岸にもっていきますが、その度にキツネはもっと大きな大砲をもってきます。どうやら三匹のキツネは家族のようです。一匹のキツネは小さくて感情表現が素直、子どものキツネでしょう。

第八場面
王さまの大砲製造工場場面。
王さまと大臣の直接指導の元、もっとおおきな大砲を造っています。「これだけ大きければキツネに負けるはずはない!」
工場では黄色い作業服をきた人たちが働いています。色を塗ったり、巨大な車輪を組み立てたり。ちゃっかりさぼっている人もいます。

第九場面
一枚目の画像をご覧ください。

しかし キツネの たいほうの〜

そうやって苦労して造ったのに、川岸へ大砲をもっていくと、キツネのほうの大砲の大きいこと。王さま側はもうお手上げ。
王さまはとうとう作戦を変えることにしました。
「大事なのは、大きいだけではない! 大砲の数の多さとか、見た目の派手さとか、形の面白さとか、持ち運びの軽さだって大事なはずだ!」

第十、第十一
でも、数の多さでも、見た目の派手さでもかないません。
なんとまあ、キツネの大砲の派手なこと。砲身は真っ赤で花柄が描かれ、車輪にはキツネの顔模様があしらわれています。キツネたちは胸をはっています。王さま側はびっくり、両手をあげて飛び上がっています。

第十二場面
二枚目の画像をご覧ください。

かたちの おもしろさでも〜

形でも、キツネの大砲は複雑で堂々としています。
王さま側は驚いて「シェー」。
(でも、これって大砲なんですよね)

第十三場面
そしてとうとう軽さでも競い合うことになりました。
でもやっぱり、キツネの大砲のほうが軽くて空高く放り上げることができました。(これではもう大砲とはいえないですね)小さいキツネは飛び跳ねて喜んでいます。

第十四場面
ところが、その軽い大砲は……
大臣と家来はそれを指さして驚いています。
何が起きたのでしょう。王さまは真っ赤な顔になって怒っています。それで、再び大砲を撃ちました。でも、軽さを競ったために、キツネのよりは大きいですが、その大砲の弾は川の半分にさえとどきませんでした。

この場面でやっとわかったことは、そもそも大砲比べの相手はキツネだったということです。考えてみれば、キツネがどうしてそんな巨大な大砲をつくることができたのかということです。軍事拡大競争にはよく起こりうること。相手に負けまいとする競争意識がそれ自体としてエスカレートしてしまったのです。

第十五場面
残ったものはいったいなんでしょうか。
王さまは床にうっつぶして頭をかかえています。大臣と家来はぼう然。

第十六場面
壮大な無駄でしたが、知恵を十分に働かせると、大砲の使い道はないことはないのでした。よかったですね。おしまい。





内容紹介です

「おうさまは たいほうを ひとつ もっていました」
それは先祖伝来の立派な大砲でした。王さまはこの大砲がお気に入り、撃ちたくてたまりません。

ある日、家来がやってきていいました。
「大変です。川でかってに魚を捕っているキツネがいます」
王さまは怒りました。なぜなら、この川でとれるピンクの魚は王さまの大好物だったから。

「追っ払ってやる」
王さまは大砲をもっていきドカンと打ち上げました。
キツネはびっくりして逃げていきました。
王さまは大満足。

ところが、キツネはもっと大きい大砲を押してやってきました。
王さまと家来はあわてて逃げました。

そこで、王さまはもっと大きな大砲をつくらせ川にもっていきました。
すると、キツネはもっと大きな大砲を持ってきたのです。

それで、王さまはもっと大きな大砲をつくらせました。
「これだけ大きければキツネにまけるはずはない」
けれどキツネはそれよりもっと大きな大砲を持ってきました。

しかし キツネの たいほうの〜

王さまは作戦を変えました。
「大きさで競うのはもうやめた! 大事なのは大きいことではない! 数の多さとか、見た目の派手さとか、軽さだって大事なはずだ」

かたちの おもしろさでも〜

けれど、……





読み聞かせのポイント

王さまは、キツネに負けまいと「もっと大きな大砲を」造り続けます。
キツネがどんな大砲を持ってくるかがひとつの見どころです。
そこはページのめくりで示されます。ですから、
効果的な「めくり」に注意しましょう。
奇想な展開で子どもたちは大笑い。

絵本 もっとおおきな たいほうを
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
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◆シチュエーション◆
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ISBN:483402475X  ISBN13:9784834024753

32ページ 20X27cm 定価840円(税込)

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