ねずみのおいしゃさま

絵本 ねずみのおいしゃさま

絵本 ねずみのおいしゃさまの表紙です

絵本 ねずみのおいしゃさま
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


中川正文作 /山脇百合子絵

初版年月日:1977年04月01日 福音館書店

ISBN:4834005135  ISBN13:9784834005134

28ページ 20X27cm 定価840円(税込)

通常版はこちら!  定価840円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

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医者としての責任感はあるものの、こののん気なねずみのおいしゃさまは、もう40年近く子どもたちに支持されています。どこにそんな魅力があるのでしょう。

《ねずみのおいしゃさまってどんな人》
まず、表紙をみましょう。
ひよこたちと何やら話をしています。なんとなく優しい感じがしますね。
次は、夜中に出かける場面。りすさんから電話があって坊やが急な発熱とのこと。外の大雪に忠告するねずみおくさんですが、「夜中に出かけるのも医者の仕事」とスクーターで出かけていきます。責任感は立派。ですが、少しあわてんぼうのよう、不安を残したまま出発します。
ところが、案の定、途中で雪に埋まってしまいました。
ここに至って、出発したことを反省しますが、もう遅いですね。

運よくかえるさんの家を発見、休ませてもらうことする場面。
少しの間休ませてもらうはずが、あまりに部屋が気持ちがよかったので、「ぐうぐう」眠ってしまいました。りすの坊やのことはどうなったのでしょう。「外では寝ないで働いている人がいるのに。のん気なお医者さまですね」と言われても仕方ないところがあるようです。

結局、朝まで寝てしまいました。
起きると、雪は平地ではすっかり消えていました。ねずみのおいしゃさまは、うーん伸びをしました。りすの坊やの病気のことを忘れています。ニワトリさんに、あいさつされてはじめて思い出しました。

あわてて再出発。全速力でスクーターを走らせます。小高い山を超え、橋をわたって行きます。その姿に懸命さが伝わってきます。大きに反省しているのかもしれません。

やっとのこと到着。二日がかりの往診になりました。
山(雪が残っていますから)の大きな木に住むりすさんの家の玄関口に立つねずみのおいしゃさま。
「すみません。おそくなりました。ぼうやは、いかがですか」

りす一家がびっくりしてとびだしてきました。
坊やもにこにこしています。雪で冷やしたらすっかり直ったそうです。ねずみのおいしゃさまは苦笑いです。

ところが、今度はねずみのおいしゃさまが風邪を引いてしまいました。ベッドサイドのテーブルにけん玉がおいてあったりします。また部屋中草花の冬越しをしていたりします。
ねずみのおいしゃさまは、いいました。
「そのうち、雪がふれば直るさ。うんと冷やせるからね」
でも、もう春。雪はなかなか積もりません。

いかがでしょう。ねずみのおいしゃさまは、単に「のん気」なだけではないようですね。
もっとスケールの大きい「おおどかな」人なのでしょう。子どもはいつの時代にも、安心感を与える人が好きなのではないでしょうか。





内容紹介です

ねずみのおいしゃさまが、寝ていると、夜中に電話がかかってきました。
りすさんからでした。
「坊やが風邪をひいて、ねつをだしていますから、すぐきてください」

おくさんはいいました。
「今夜は大雪。大丈夫ですか?」

「雪ぐらいなんでもないさ。夜中にでかけるのも医者の仕事」
こう言ってねずみののお医者さまは、スクーターに飛び乗って出かけて行きました。

「なるほど、これは〜」

「ぶるるる ぶるるる ぶるるん ぶるるん」

ところが、しばらくいくと、ねずみのおいしゃさまは雪だるまのようになってしまいました。スクーターも動かなくなりました。
「ああ、冷たい、凍えそうだ。どこか休むところはないものか」
「あっ! あったぞ」
ねずみのおいしゃさまは、どんどん穴の中に入っていきました。
穴の奥で、かえるさんたちが眠っていました。

「ねずみの おいしゃさま、〜」

いくら声をかけても返事もありません。
「ああ、そうか。かえるさんは冬眠してるんだな」
「じゃまはしないから、しばらく休ませておくれ」
そういって、ねずみのおいしゃさまは、気持ちよさそうに手足を伸ばしました。そしてしばらくすると眠ってしまいました。

ねずみのおいしゃさまは、りすさんのところへ、往診に出かけたのに、どうしましょう?
やがて、……





読み聞かせのポイント

この絵本には、夜中でも寝ないで働く人がいて、そういう人たちが社会を支えているという隠れたテーマがあります。(ねずみのおいしゃさまは、のん気に寝てしまいます)
でも、そのことは、あまり深くふれないで、そのページ(16・17ページ、文章無し)を少しゆっくりめに見せるだけでいいと思います。

ねずみのおいしゃさまのことが好きになった子どもたちは、その場面が頭の隅にひっかかり、こころに蓄積されることでしょう。

絵本 ねずみのおいしゃさま
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


中川正文作 /山脇百合子絵

初版年月日:1977年04月01日 福音館書店

ISBN:4834005135  ISBN13:9784834005134

28ページ 20X27cm 定価840円(税込)

通常版はこちら!  定価840円(税込)
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