おじぞうさん

絵本 おじぞうさん

絵本 おじぞうさんの表紙です

絵本 おじぞうさん
◆年齢◆
読んであげるなら4、5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本


田島征三作  福音館書店

初版年月日:1988年09月15日 ISBNコード:4-8340-0744-8

28ページ 20X27cm 定価840円(本体800円 + 税40円)

通常版はこちら!  定価840円(本体800円 + 税40円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1040円(税込)

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そうだったのか、「牛のしょんべん」をかぶると、「ねしょんべん」はなおる、知っていれば、幼少時の苦労はなかったのに!

しかもですよ。それは、牛が「おったまげて」思わずもらす「しょんべん」だけに霊験があるのだそうです。

懸けられた願いは、より崇高な経路をたどって実現する場合もあるけれど、「ねしょんべん、なおして」という、小さな願いは、この絵本のように、なんのくったくもない感じでなおるのではないでしょうか。

また、おそらくこの絵本自体にも、「ねしょんべん」をなおす力があるのではないでしょうか。
おまじないは、些細だが本人にとっては大きなことには、大きな力を発揮することは証明されていますから、この絵本だって「霊験」をもつはずです。

ものがたり
「物事がかたる、物事について語る」のが物語ですが、この絵本は、あるものの事(出来事)が、次なる事(出来事)を、次々と引き起こしていきます。出来事と出来事の因果関係がくっきりと眼に見えます。その意味で、物語の原型といいかもしれません。
この絵本の出来事は、すべて「たまたま」、そこにいたものが、あまりに都合良い、次なる結果を呼び起こします。このあまりに都合よくさせているのは、「おじぞうさん」の神(仏)通力ですが、その力を引き出したのは、おうめばあさんとじろっぺの「無邪気で朴直な願い」ですね。

絵本の愉しみ
このような、くったくのない時代や世界があったかとうか分かりませんが、少なくとも、この絵本にはそれを感じます。子どもたちが「くすくす笑い」で答えてくれるところを見ると、心の中には、この絵本のもつ大らかさの世界はあるようです。

1、おじぞうさんの表情
おじぞうさんは、表紙と本文5場面と裏表紙に座っています。そのおじぞうさんの表情をしっかりご覧下さいね。おじぞうさんはどんな人か(?)よくわかりますよ。
たとえば、おうめばあさんとじろっぺがお礼する場面(27P)では、たくさんの大福餅のお供えを、片方だけの目を薄目にして盗み見ています。またよだれをたらかすのでしょうかね。でも、最後の場面と裏表紙で、今度はそうはならないことがわかります。
ところで、おじぞうさんは、地蔵菩薩のこと。もともと子ども(最も弱いもの)との関係が深いらしいです。

2、大福もちを食べたのはだれ?
お礼に供えられたたくさんの大福もちを食べたのは、カラスの子どもたちです。それは最後のページに描かれてますから分かります。では、最初に3つ供えられた大福もちを食べたのはだれでしょう?

3、なぜおじぞうさんはよだれかけをしているの?
このお話は、昔ばなしによくある「いわれ」話の形式を持っていますね。おじぞうさんは、食べ物をみるとよだれをたらかすらしい、だから、よだれかけをしてあげなくてはならないのです。

4、絵描きさん
この絵描きさんは、作者田島征三さんにそっくり。よくねたぶけて、大胆でおおらかな絵を描くのでしょうか。





内容紹介です

『おうめばあさん、  おじぞうさんに がんかけた。   まごのじろっぺの ねしょんべん、  なおりますように』 『おそなえに、  だいふくもち 3つ』 そのだいふくもちが、あまりにうまそう、 おじぞうさん、よだれたらかした。 だいふくもちをねらって、野良犬やってきた。 野良犬、おじぞうさんのよだれを踏んづけて、 「すってん」 バイクで走っていたお寺の和尚さん、それを見て、 「わっはのはっは」

そのよごれこ ふんづけて〜

よそ見の和尚さん、川へ 「どっぶーん」 どじょう、びっくら、飛び出した。 そのどじょう、ちょうど大あくびしていたカラスの口の中。 写生の絵描きさん、いい天気、お昼寝中のこと。

かあ

「かあ」 びっくりして飛び起きた絵描きさんは、寝とぼけ、カンバスとおかみさんのお尻を間違えます。こうした騒ぎがまだまだ続きます。そして結局のところ、孫のじろっぺのねしょんべんは、なおるのでしょうか?





読み聞かせのポイント

出来事が出来事を呼びます。
ページをめくると、次なる出来事が起こりますので、「めくる」タイミングと早さに少し注意が必要です。
特にカラスがびっくりして、「かあ」と叫ぶ場面は、聞き手を驚かす必要はないですが、一呼吸おくなど、効果的にめくりましょう。

絵本 おじぞうさん
◆年齢◆
読んであげるなら4、5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本


田島征三作  福音館書店

初版年月日:1988年09月15日 ISBNコード:4-8340-0744-8

28ページ 20X27cm 定価840円(本体800円 + 税40円)

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