絵本 ぼくのロボット恐竜探検

絵本 ぼくのロボット恐竜探検

絵本 ぼくのロボット恐竜探検の表紙です

絵本 ぼくのロボット恐竜探検
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆科学絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本



松岡達英 文・絵 福音館書店

初版年月日:1994年10月20日 ISBNコード:4-8340-1247-6

40ページ 23X26cm 定価1365円(本体1300円+税65円)


通常版はこちら!  定価1365円(本体1300円+税65円)

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子どもたちはどうしてこんなにも恐竜が好きなのでしょう。

子どもたちは、恐竜のことをみんなよく知っています。
私などトリケラトプス、プテラノドン、ティラノサウルスぐらいしか知りませんし、何度読んでもそのややこしい名前が覚えられません。
でも、こうしたかがくえほんは大人にとっても博学になりますね。
私が一番驚いたのは、恐竜時代(6000万年前)に、魚や動物や昆虫は、今とほとんど変わらない姿で生きていたということです。トンボや蝶もいたのですからびっくりします。
子どもたちはそのことにはあまり関心をもたず、もっぱら恐竜に心を奪われるようです。
子どもたちはどうしてこんなにも恐竜が好きなのでしょう。それはやはりその姿形とその大きさではないでしょうか。
しかし、この絵本がすばらしいのは、恐竜がどのような環境に生きていたかを描いていることです。
同時に、その同じ環境にいた、そして現在もいる動物や魚や昆虫を描いていることです。そのことは恐竜がなぜ絶滅し、今も生きている動物や魚や昆虫が、なぜ生き残ったかを語っています。
この絵本は、ロボット(象徴的ですね。恐竜時代ちっぽけなネズミであったほにゅう類が進化した人間の、現代文明の粋を集めている)にのって、絵本の上での探検という実際体験にきわめて近いことを、経験できる仕組みになっています。このことは知識として恐竜のことを知ることよりも重要ですね。
なぜなら、興味の中心が大きな恐竜にあったとしても、それはその場の環境、条件に身をさらす(擬似的に)ことになるのですから。単なる知識はいつのまにか忘れ去られるものです。
それにしても、6000万年もかけて、私たちは今のような姿になったのですね。そして、その6000万年まえには、あのような巨大な恐竜が生きていただなんて、子どもたちが心を奪われるのも無理はありません。



内容紹介です

ケイちゃんはロボットと恐竜が大好き、恐竜模型をたくさん持っています。今日も寝る前にベッドの上に模型を並べ、ロボットをもって、「恐竜探検にしゅっぱつー」と遊んでいました。
『ティラノはこわいぞ、かみつくぞ』
さあロボットくんどうする。
「うわぁーこわい、にげろ」
ところが、『ハッ』と気がつくと、
『あれ、ミヨちゃん。なにしているの。ここはどこ?』
ミヨちゃんは隣に住む同級生。よく一緒に遊びます。(きらいではない)
『ロボットにのって恐竜の時代に来てしまったみたい』
《いま白亜紀のじだいにいます。恐竜探検にでかけます》とロボットがいいました。
ケイちゃんとミヨちゃんはこんなロボットの中にいます。

ロボット図解

最初は「ランベオサウルス」を追いかけます。海辺です。ここはカモノハシ竜たちの集団営巣地です。
「パラサウロロフス」「サウロロフス」「パキケファロサウルス」がいます。
都鳥、シギ、かに、サソリ、カモメもいます。ワニもいますよ。
カモノハシ竜の子どもたちはじゃれ合って遊んでいます。
『恐竜ってたまごをうむんだ』『あれ、みんな水の方へ逃げ出したぞ』
《アラモサウルスが水を飲みにきたので、警戒したようです》とロボットが教えてくれました。
僕たちも海の中へ
『ここにもいるぞ』
「クリダステス」「エラスモサウルス」「ティロサウルス」たちが、イカをとって食べています。エイ、カニ、タコ、サメ、マグロ、アンモナイト、スズキ、アジもいます。
『海ガメみたいなのはなに?』《アーケロンです、海藻やサンゴを食べます》
『なにか来たぞ』《海のギャングティロサウルスです》
《次は空飛ぶ翼竜をみましょう》ロボットは山の上へ向かいます。「プテラノドン」「クェツァルコアトルス」がいっぱい。
《それでは食事して、夜の恐竜探検です、ライトをつけてと》
ウンカ、コガネムシ、蛾、蚊、カブトムシがいます。
《「オルニトミムス」の死体を「ステノニコサウルス」が食べています》
『あ、すごい恐竜だ!』《ティラノサウルスです》
「オルニトミムス」をばりばり食べます。
かかわらないほうがいいね、あっちへ行こう。
『石ころだらけだね』《いえ、アンキロサウルスが集団で寝ているのです》《暗いけれどよく見てください。ネズミみたいなのが最初のほ乳類です》
カエル、コガネムシ、ごぎぶりもいますよ。
朝になりました。
『まだアンキロサウルスは寝ているね』《太陽の熱で体があったまるまで待つのです》
『あ、小さいけれど怖そうなのがくるぞ』《「ドロマエオサウルス」です。見てごらん。アンキロサウルスは子どもを守ろうと、かみつかれてもしっぽではねとばしているでしょう》

トリケラトプスの卵がかえっています

火山の麓では、アンキロサウルスとトリケラトプスがけんかをしています。
《アンキロサウルスは縄張りに入ったので、追い返されたのです》
《見てください、今、トリケラトプスの赤ちゃんがたまごから生まれました》
カタツムリ、ハチ。ここは乾燥してるのですね。サボテンがあります。
こうして探検をしていると、「ピカーッ、ゴー、ゴーン」
《隕石が落ちいてくる、危険です。脱出しまーす》
大津波がきて、恐竜たちも波に飲まれました。それから大洪水がやってきたのです。気温が下がり、大きな動物から先に死んでいきました。恐竜はたくさん食べるから、食料がなくなると弱いです。
こうして、恐竜時代が終わり、ほにゅう類の時代がきます。人類の時代は、これから6000万年もあとになります。
さて、ケイちゃんはベッドのなかで、すやすや眠っています。







読み聞かせのポイント
もう一度これをご覧ください。

トリケラトプスの卵がかえっています

全ページがこのように、各場面の大きな絵と、その隅にコマ割りの絵があるという構成になっています。
そしてロボットとケイちゃんとミホちゃんの吹き出しのせりふが疑問・質問・答えになっています。
彼らが案内人となって、読者といっしょに恐竜探検が体験できる仕掛けになっています。
そしてそれぞれの、恐竜やこの時代に生きていた動物や植物の名前が図鑑のように小さくかかれています。
だから、この絵本は集団の読み聞かせには向きません。せいぜい10人くらいまででしょう。
どこに、どのような恐竜や動物がいて、それはどんな環境(海べ・海の中・山など)や植物のところにいるかをいちいち指さし、確認しながら、楽しみましょう。
探検する上で、ケイちゃんやミホちゃんが発する疑問・質問とロボットの答えがたいへん役に立つはずです。
子どもたち(読者)もいっしょに、知らないこと知っていることを話し合いながら、読み進めるといいと思います。

絵本 ぼくのロボット恐竜探検
◆年齢◆
読み聞かせは4〜5才から。
自分で読む場合は小学校低学年向きです

◆ジャンル◆
◆科学絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本


松岡達英 文・絵 福音館書店

初版年月日:1994年10月20日 ISBNコード:4-8340-1247-6

40ページ 23X26cm 定価1365円(本体1300円+税65円)


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