たからもの

絵本 たからもの

絵本 たからものの表紙です

絵本 たからもの
◆年齢◆
読んでももらうなら4、5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


シュルヴィッツ 作 安藤紀子 訳 偕成社

初版年月日:2006年05月(1980年コルデコット賞銀賞受賞作) ISBNコード:978-4-03-201530-0

32ページ 24cm×21cm 定価1260円(本体1200円 + 税60円)

通常版はこちら!  定価1260円(本体1200円 + 税60円)
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夢は正夢なのでしょうか、逆夢なのでしょうか、はたまた、たわいのないものなのでしょうか、ある男が夢を信じてはるばる都まで出かけていくお話。

このお話は、イギリスの昔話《スワファムの行商人》(多くの類話あり)をテキストに、作者シュルヴィッツが再話あるいは現代的解釈による再創作したものといっていいと思われます。

《スワファムの行商人》は、ロンドン橋の上である商人が見た夢の話を聞いて、その場所へいくというお話(「イギリスとアイルランドの昔話」を参照下さい)ですが、この昔話自体が、それほど古いものではないと考えられます。なぜなら、中世以前では、夢と現実の区別は最初からなかったはずです。ところが、《スワファムの行商人》では、夢を他人に軽々しく語っていますし、夢を信じるかどうかがモチーフになっています。
この《たからもの》もそうです。衛兵の隊長は、自分の見た夢を信じないと言っていますし、主人公の夢を笑っています。
がしかし、主人公アイザックは、橋のたもとでは、物質的な《たからもの》を発見することはできませんでしたが、衛兵の隊長の夢のなかに重要なヒントを見つけることができました。

現代では、フロイトの無意識の発見以来、夢は単純な解釈はできないにせよ、何らかの人間の本質を表していることが明らかになっています。

絵本の愉しみ
《近くにあるものーたからものーを見つける為に、遠くまで旅をしなければならないこともある》
最終場面にあるこの言葉が、この絵本のメッセージです。この絵本はは、文章を読むだけでも成立しており、絵にたよらなくても、この明瞭なメッセージは伝わってきます。いいかえれば、もし、絵本を読むことの目的がメッセージを読み取ることに限定されるなら、絵を読むことは必要ではなくなります。

では、一体「絵」は何を語っているのでしょうか?

主人公アイザックはいかなる人物?
1、文章には、『…たいそう まずしくて、おなかを すかせたまま とこに つくことも、めずらしくは なかった』とだけしか書かれていません。
扉絵とお腹空かせて眠る場面をみると、アイザックは、どうやら「本」を欠かさない人のようです。貧しいのにです。
それはどんな「本」なのでしょうね。それはおそらく「たからもの」と関係が深そうですね。
2、穏やかな表情(ひたむきさと静かさ)
アイザックは、はるばる森を抜け山を越えて、「おおかた」を歩いて都に行きます。どう見ても、アイザックの表情はいつでも穏やかな感じがします。「たからもの」探しにしては、「強欲さ」を感じることはできません。、淡々とひたむきに旅をしています。特に帰りの道々では笑顔さえ見えます。

こうして、自分が見た夢を信じて(夢に突き動かされて)、つまり、自分の内部を見つめる旅をする人物だからこそ、他人が見た夢のなかに、たからもの(自分の近くにある大事なもの)を見つけることができたのではないでしょうか。





内容紹介です

『むかし、おとこがいた。なまえを アイザックといった。
 たいそう まずしくて、おなかを すかせたまま とこに つくことも、めずらしくは なかった』

ある晩のこと、アイザックは夢をみました。
「都へ行って、宮殿の橋のたもとで、宝ものを探せ」というものでした。男は三度も同じ夢をみたので、都へ行ってみることにしました。
森を抜け、山を越え、ようやっと都に着きました。
ところが、宮殿の橋には警護の兵がたくさんいます。それで毎日、橋の周辺を歩き回っていました。
ある日、衛兵の隊長がアイザックに声をかけてきました。
「何故、いつもここにいる? 」
アイザックは、「宮殿の橋のたもとで、宝ものを探せ」という夢の話をしました。
すると、隊長は笑いました。
「夢をまにうけて、靴を減らすとは! いいか、わしだっていつだったか夢をみたぞ。あの夢を信じるなら、すぐさまお前の町へ行って、アイザックという男の家のかまどの下を掘るだろうよ」
男は、はるばる来た道を引き返しました。
ようやく家に帰りついて…





読み聞かせのポイント

絵の奥にあるものを読まなければ、聞き手は文章の表面にあるメッセージだけを受け取る可能性があります。
絵が語るものを受け取ることができるゆったりとしたスピードで読んであげましょう。
もちろん質問をしたり、感想を求めることが厳禁です。

絵本 たからもの
◆年齢◆
読んでももらうなら4、5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き。

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本


シュルヴィッツ 作 安藤紀子 訳 偕成社

初版年月日:2006年05月(1980年コルデコット賞銀賞受賞作) ISBNコード:978-4-03-201530-0

32ページ 24cm×21cm 定価1260円(本体1200円 + 税60円)

通常版はこちら!  定価1260円(本体1200円 + 税60円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1460円(税込)

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最初読んだとき日本の昔話の『夢の橋』だ!と思ってびっくりしました。全然違う本かと思ったんですが。マンガ日本昔話でも『みそ買い橋』ででてきますよね?よく小学校で休み明け出てきた子たちに初夢の話をしながら『夢の橋』を読み聞かせしましたが今度はこれも紹介したいです。やっぱり似た昔話はあちこちにあるんですね。

  •   米山(コメムシ)
  • 2007年01月17日 11:56

最初読んだとき日本の昔話の『夢の橋』だ!と思ってびっくりしました。全然違う本かと思ったんですが。マンガ日本昔話でも『みそ買い橋』ででてきますよね?よく小学校で休み明け出てきた子たちに初夢の話をしながら『夢の橋』を読み聞かせしましたが今度はこれも紹介したいです。やっぱり似た昔話はあちこちにあるんですね。

  •   米山(コメムシ)
  • 2007年01月17日 11:57

最初読んだとき日本の昔話の『夢の橋』だ!と思ってびっくりしました。全然違う本かと思ったんですが。マンガ日本昔話でも『みそ買い橋』ででてきますよね?よく小学校で休み明け出てきた子たちに初夢の話をしながら『夢の橋』を読み聞かせしましたが今度はこれも紹介したいです。やっぱり似た昔話はあちこちにあるんですね。

  •   米山(コメムシ)
  • 2007年01月17日 11:58

最初読んだとき日本の昔話の『夢の橋』だ!と思ってびっくりしました。全然違う本かと思ったんですが。マンガ日本昔話でも『みそ買い橋』ででてきますよね?よく小学校で休み明け出てきた子たちに初夢の話をしながら『夢の橋』を読み聞かせしましたが今度はこれも紹介したいです。やっぱり似た昔話はあちこちにあるんですね。

  •   米山(コメムシ)
  • 2007年01月17日 11:59

最初読んだとき日本の昔話の『夢の橋』だ!と思ってびっくりしました。全然違う本かと思ったんですが。マンガ日本昔話でも『みそ買い橋』ででてきますよね?よく小学校で休み明け出てきた子たちに初夢の話をしながら『夢の橋』を読み聞かせしましたが今度はこれも紹介したいです。やっぱり似た昔話はあちこちにあるんですね。

  •   米山(コメムシ)
  • 2007年01月17日 11:59

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