うさこちゃん びじゅつかんへいく

絵本 うさこちゃん びじゅつかんへいく

絵本 うさこちゃん びじゅつかんへいくの表紙です

絵本 うさこちゃん びじゅつかんへいく
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本
◆きれいな絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


ディック・ブルーナ文・絵 /松岡享子訳

初版年月日:2008年06-05月 福音館書店

ISBN:4834023214  ISBN13:9784834023213

28ページ 117X17cm 定価630円(税込)

通常版はこちら!  定価630円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格830円(税込)

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うさこちゃんが見た具象・抽象・立体・彫刻などは、そのまま美術の主なジャンルをとりあげて紹介する形になっており、小さな子の美術館入門にはぴったり。

この絵本は、1998年講談社から『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』として出版されていました。この度、絵やお話は同じですが、題名・文章をあらためて出版されたものです。

うさこちゃんは、もう大きくなったのです。だから、はじめて美術館へ連れていってもらえることになりました。
「どんな ところかしら?」
「わくわくして ひとりでに あしが はずみます」
そうですよね。そうなりますよね。大きくなったことが認められ、そうでなければいかれない美術館という場所にいけるのです。おそらく両親は、日ごろ、「美術館という場は特別なところ」だと語っていたに違いありません。まるで儀式のように、正装して家族は美術館へ行きました。

そうして、はじめて見た絵が、立派な額縁の中に描かれた「ひとつのりんご」。それはうさこちゃんの頭くらいの大きさでした。「まあ、このりんご、ほんものそっくり」と、うさこちゃんはいいました。
そうして、うさこちゃんは具象・抽象・立体・彫刻など次々見ていきます。「わたしだって描ける」と思ったり、縞模様の抽象絵画の前では、「これは、とてもいい。でも、どっちからみたらいいかしら?」と言ったりします。

この絵本で、作者ブルーナさんは、巧みに美術の主なジャンルをとりあげて紹介しています。

実は、この絵本の構成を、大胆にも、そのままま「美術展」にした、「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶ モダン・アートの楽しみ方」が、各地の美術館で開催されています。みなさんの住む近くの美術館でも開催されるかもしれません。しかも、その構成は、絵本にのっとって、開催される美術館が所蔵する美術品を紹介しています。

たとえば、私が行った岡山県高梁市成羽町美術館(建築家、安藤忠雄氏の設計による建物)は、洋画家・児島虎次郎(倉敷にある大原美術館が所蔵するモネ、グレコ、ゴーギャンらのコレクションの収集家としても有名)を所蔵する美術館ですので、うさこちゃんが最初に出会う絵のひとつは、「りんご」ではなく、氏の《登校》という絵でした。

また、その展覧会を観る(これについては、2008年11月12日発行メルマガ259号に少し詳しくふれましたのでお読みください)と、どうして「うさこちゃん」が生まれてきたかがとてもよくわかります。「うさこちゃん」はモダン・アートの申し子だったのです。

展覧会のセクション3「考えてみよう」という展示は、作者ブルーナさんの仕事の全体像が見える仕掛けになってします。ブルーナさんは、絵本の仕事のと同時並行して、2000点に及ぶブックデザインをしています。初期の仕事は、「線で描く」ことからだったそうです。マティスやピカソから、続いてレジェの「色彩と線の分離」から影響をうけたそうです。以降「色で描く」(マティスの色彩と形の平等な関係)を切り絵の手法で描く、「写真を使う」(写真をコラージュするなど)、「同じ形を繰り返す」などさまざまな本のデザインをしています。こうした試みは、絵本にも生かされ、「うさこちゃん」にみる太い輪郭、ブルーナ・カラーと呼ばれる6色(赤・青・黄・緑・茶色・灰色)で描かれる絵本が生み出されました。

こうした美術の流れから、モダン・アートが生み出され、ブルーナさんの中に流れ込んだのですね。





内容紹介です

ある日、うさこちゃん家族は美術館へいくことにしました。うさこちゃんは初めて美術館へいきます。
「どんな ところかしら?」
「わくわくして ひとりでに あしが はずみます」

はじめに見たのは、ほんものそっくりのりんごの絵。続いてモビール、ほんもののくまのような石でできた彫刻を見ました。
それから、青いお日さまに、黄色いお日さまが並んだ絵を見て、これならわたしだって描けると思いました。縞模様の絵の前では、「とてもいい、でも、どっちからみたらいいかしら?」。そっくりだけど青いといううさぎの彫刻もありました。また、きれいな色がいっぱいあるところでは、まあ、きれいと大きな声をあげました。
でも、もう帰る時間。
「ああ、面白かった。美術館って楽しいところ」

そして、うさこちゃんは言いました。
「大きくなったら、そう、あと 2、3年したら、わたし何になるか わかったわ。わたし 画家になるの!」





読み聞かせのポイント

何の工夫も必要ありません。
ただ読んであげるだけ。
でも、読み終えたら、「美術館」について話しあったらいかがでしょうか。
そして、実際に「美術館」へお出かけください。

絵本 うさこちゃん びじゅつかんへいく
◆年齢◆
読んであげるなら4〜5才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本
◆きれいな絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


ディック・ブルーナ文・絵 /松岡享子訳

初版年月日:2008年06-05月 福音館書店

ISBN:4834023214  ISBN13:9784834023213

28ページ 117X17cm 定価630円(税込)

通常版はこちら!  定価630円(税込)
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 「ゆきのひのうさこちゃん」
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 「うさこちゃんのにゅういん」
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 「うさこちゃん がっこうへいく」
 「うさこちゃんおとまりにいく」
 「うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん」
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 「うさこちゃんとふえ 」
 「おかしのくにのうさこちゃん」
 「うさこちゃんとたれみみくん」
 「うさこちゃんのてんと」
 「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」
 「うさこちゃんのさがしもの」

●翻訳者 松岡享子さん関連図書
〈翻訳〉
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「おやすみなさいフランシス」 ラッセル・ホーバン 文  ガース・ウィリアムズ 絵
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「こぐまのくまくん」
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〈作〉
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〈エッセイ・著〉
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