絵巻えほん 妖怪の森

絵本 絵巻えほん 妖怪の森

絵本 絵巻えほん 妖怪の森の表紙です

絵本 絵巻えほん 妖怪の森
◆年齢◆
自分で読むのも、読んであげるのも4・5歳から
(字のない絵本)

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本
◆おでかけしよう!絵本


水木しげる 著

初版年月日:1995年3月 こぐま社

ISBN:4772101292  ISBN13:9784772101295

280cmx25.5cm 定価2625円(税込)

通常版はこちら!  定価2625円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格2825円(税込)

「えほんおじさんセット」って?
季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。
くわしくはこちら!





アコーディオン式に折り畳んでいますが、びろーんと伸びることなんと全長3m近く、絵本やアニメのルーツである日本伝統の「絵巻」の愉しみ方ができる、絵巻絵本。

《絵巻であること》
世界の絵本の中で、日本の絵本がとりわけ優れている理由は、そのルーツに「絵巻物」があるからです。日本の「絵巻物」は平安末期から鎌倉期にかけて、すでに完成されており、現代の絵本描画法の多くは、ここにありました。

「絵巻物」表現法の特徴
(1)絵が語る
もちろん、ことば書きはありますが、場面場面の絵が物語を語っていきます。絵巻物は巻物で、右手で巻きながら、肩幅の広さで場面を見ていきますから、そこで展開される絵には動きがあります。そしてひとつの場面は、それに続く展開の場面の構図となります。

(2)平面性
それゆえ、「絵」が物語を語る上で、場面の構図は横へ横への構造となります。ですから、絵は奥行きより平面性を特徴とします。

(3)独自な遠近法
西洋絵画は遠近法がしっかりしています。しかし日本の絵画では、絵巻物も含めて、その遠近法は独特です。日本の遠近法は、いわば子どもの絵に近いといえます。すなわち、語り手にとって重要なものが大きく描かれたり、事細かに描かれます。しかしながら子どもの絵と違うのは、物語世界全体は俯瞰され、調和のとれた世界となっています。

この「絵巻えほん 妖怪の森」は、このような絵巻の特徴を現代の絵本に再現しようと、巻物ではないアコーディオン形式という「本」を作り上げました。

絵巻のひとつの愉しみは、全部開いてパノラマ画面で見られることです。ですから、ひとつには、それを端から順に見ていくと、全体が「物語世界」として愉しむことができます。この絵本では、「妖怪の森」全体が見渡せ、なぜそこに、どうしてそのような妖怪がいるのかが物語られます。
他方、こんどは、場面場面の妖怪に近づいてひとりひとりを見ていくと、事細かくその姿や表情が表現されています。ですからそれがどんな性格をもった妖怪なのかを知ることができます。

《妖怪とは》
この絵本には、170種類もの妖怪(全妖怪についての解説冊子付き)が登場します。では、妖怪たちとは何でしょう。
そもそも、「妖怪」は、この絵本のような「妖怪の森」にいたと考えられます。そのころは「精霊」といわれ、人間や動物といっしょに森の中で暮らしていました。そのうち人間が森をでて、里をつくり暮らし始めると、犬や猫のようについてきたものとそうでないものもいました。「精霊」も同じように、森の中に残ったものと、人間についてきたもの(もちろん目にははっきり見えませんが)もいました。中には家に住み着くもの、人間の子どもと仲よくなるものもいました。精霊には怖がられるもの、親しみやすいものといます。そのうち怖がられるものを主に「妖怪」とされる傾向がありました。著者水木しげるさん(作者のことば)によると、見分けのつく妖怪はだいたい1000位だそうです。でも、実際には、もともと見えにくいのが精霊・妖怪ですから、数限りなくいるようです。
ところが、里のあと町がつくられ、その町が都市化し、現代ではどんどん明るくなりました。家々も暗いところがなくなってきたのです。そうした明るいところでは、妖怪はとても住みにくくなっています。作者は次のように言っています。「ほんらい、妖怪は見るものではなく、感じるものです。こちらの気持ちしだいで、森の中の空気、沢のせせらぎ、里の夜といった環境のなかで出会うでしょう」と。

《別冊付録「妖怪の森」をたのしむために》冊子から
170種類のなかから2種類、妖怪についての解説を抜き書きしておきます。別冊付録がいかようなものか参考にしてください。

絵本の最初のページに、ふたりがピクニックにでかけ、弁当を食べる場面があります。ふたりは気づいていませんが、(気づくのはカッパに助けられてから)座って食べているすぐ後ろにもう「妖怪」がいます。別冊解説によると、「おにくま」というらしいです。
〈おにくま〉
【年を経た動物はうっかりすると、妖怪化してしまっているものがあるが、この鬼熊も、長い年月の間に妖怪化したものと思われる。鬼熊の力は、直径2mもあり大石を谷底に落とすほどの怪力である】

そういえば、長年使い古された生活道具類も妖怪化します、「百鬼夜行絵巻」などに描かれています。

〈いったんもめん〉
ふたりは、空飛ぶじゅうたんのように、これにのせられて空中から「妖怪の森」を見物することになります。そして、「鬼太郎」に引き合せてくれます。
【一反ほどの白い布が、とくに夜中ひらひら飛んでくる。昔、鹿児島県の大隅地方に現れたという妖怪。見た目はまったくおそろしくないが、人の首にまきついたり、または顔面をおおったりして、息の根をとめてしまうという】





内容紹介です

今日はいい天気、仲良しの男の子と女の子、ふたりは、ピクニックにでかけました。野原でお弁当をたべました。それから、ちょっとした崖を登り、吊り橋をみつけたのでわたっていました。ところが、手すりの縄がきれ、男の子は谷川へまっしぐら、落ちて流されていきます。女の子は追いかけますが、流れが速くて追いつきません。

男の子は谷川へ…

そのとき、河童が男の子を助け上げてくれました。そこは河童の村でした。ふたりはいつの間にか、妖怪の森に迷い込んでいたのです。
親切な河童は妖怪の森を案内してくれることになりました。振り返って空を見上げると、巨大な「見上入道」いたり、森の広場に市がたっていて、そこにある不思議な一本の木には、「一つ目入道」「こうやくだぬき」がいたり、広場には「べとべとさん」「やまびこ」「やまおに」いたり、口裂け女のジュースの店や、魚や木の実が売られていました。
ふたりは「土転び」に乗って、散歩していました。そこへ「いったんもめん」がやってきて、乗せてくれました。空飛ぶじゅうたんのようにふわふわ飛んでいきました。しばらくいくと、池がありました。池の真ん中の人造なめくじ島に着陸。するとそこに「鬼太郎」がいました。仲良しになったふたりは、「鬼太郎」の車に乗せてもらって、奥深く妖怪の森をドライブ。

さすがに、妖怪の森は妖怪だらけでした。池には「おとろし」「沼御前」「すいこ」「川赤子」「ガラッパ」「かに坊主」「水精のおきな」などたくさんいます。

ふたりは「鬼太郎」の車で、もっと大きな村に到着。空に地に、妖怪が数限りなくいました。妖怪の大将とよばれる「ぬらりひょん」は、村の真ん中で演説をしています。「自然を大切に」と訴えているのでしょか。聞いているのは、「すっぽんの幽霊」「鬼」「貧乏神」「蛇骨ばばあ」「一つ目小僧」。

広場には、「木の子」たちの幼稚園(?)があったり、レストランやうどん屋や、お寺や土蔵があります。レストランでは「猫娘のウエイトレス」がソフトクリームや飲み物を運んでくれます。
「ねずみ男」は無銭飲食でもしたのでしょうか、「猫娘」に追いかけられて食いつかれました。
お寺の前には「いわな坊主」や「うしろ神」がいます。

いっぽう「ぬりかべ」は、「かさお化け」・「コマ妖怪」・「カシャンボ」をもうひとつの広場へ案内しました。そこでは盆踊りやお祭りがおこなわれていました。
「雷」がやぐらの上で歌い、「てんぐ」と「ぬりかべ」一行も輪になっておどります。ふたりは神輿をみにいきました。神輿のてっぺんには「目玉おやじ」いて、「やまわろ」「髪切り」「「黒髪切り」がかついでいます。また「うしおに」「ほうこう」「てんこ」「やこ」の行列もいきます。

こうして、ふたりは「鬼太郎」に導いてもらって、妖怪の森から抜け出し、町へ帰っていきました。





読み聞かせのポイント

字のない絵本(絵読んであげる本ではなく、絵巻絵本)ですので、アコーディオン式になったページをめくって「絵」を読んでいきましょう。
そうすると、男の子と女の子が「妖怪の森」、さまざまな妖怪にであって驚いたり愉しんだりしているストーリーが分かってきます。
出会うさまざまな妖怪が、どんな妖怪なのかを想像するのも楽しいし、もっと深く知りたい方には、冊子の妖怪解説をお読みください。
ただし、解説は幼児向きではありません。
その妖怪についての正確な情報(言い伝えや証言)ががかかれていますので、お子さんに聞かれたら、分かりやすく説明してあげてください。
なお、広げると、2、8メートルのパノラマ絵巻になります。ふたりによりそって、絵巻になった妖怪の森をいっしょに探検してください。

絵本 絵巻えほん 妖怪の森
◆年齢◆
自分で読むのも、読んであげるのも4・5歳から
(字のない絵本)

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆みんなでわいわいな絵本
◆おでかけしよう!絵本


水木しげる 著

初版年月日:1995年3月 こぐま社

ISBN:4772101292  ISBN13:9784772101295

280cmx25.5cm 定価2625円(税込)

通常版はこちら!  定価2625円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格2825円(税込)

「えほんおじさんセット」って?
季節の日記、えほんおじさんのノートなどがついてくるセットです。
くわしくはこちら!





関連絵本はこちら!

●水木しげる関連図書
「水木しげるの日本全国神様百怪」小学館
「私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝」角川文庫
「水木しげる 人生をいじくり回してはいけない」日本図書センタ−
「水木しげる ぼくは妖怪博士」小学館
「ああ玉砕 水木しげる戦記選集」宙出版
「ああ太平洋 水木しげる戦記選集」宙出版
「水木しげる 妖怪大百科」小学館
「水木しげる 妖怪大図解」小学館
「水木しげるの 日本妖怪めぐり」JTBパブリッシング
「水木しげる 鬼太郎大百科」小学館
「水木しげる 鬼太郎の天国と地獄」小学館
「水木しげる 世界の妖怪大百科」小学館
「水木しげる 妖怪百物語」小学館
「ゲゲゲの人生わが道を行く」NHK出版

◇同じジャンルの絵本はこちら!

絵本 絵本 番ねずみのヤカちゃん のページへ

絵本 番ねずみのヤカちゃん

絵本 絵本 しずかなおはなし のページへ

絵本 しずかなおはなし

絵本 もっとおおきな たいほうを のページへ

もっとおおきな たいほうを

絵本 ちいさなもみのき のページへ

ちいさなもみのき



◇同じシチュエーションの絵本はこちら!

絵本 絵本 みんな おおあくび のページへ

絵本 みんな おおあくび

絵本 絵本 くいしんぼうのあおむしくん のページへ

絵本 くいしんぼうのあおむしくん

絵本 絵本 おおきなかぶ のページへ

絵本 おおきなかぶ

絵本 さかさことばで うんどうかい のページへ

さかさことばで うんどうかい

絵本 はしれ、きかんしゃ ちからあし のページへ

はしれ、きかんしゃ ちからあし

絵本 お姫さまのアリの巣たんけん のページへ

お姫さまのアリの巣たんけん

絵本 ハモのクリスマス―ハムスターがみつけたたからもののおはなし のページへ

ハモのクリスマス―ハムスターがみつけたたからもののおはなし

絵本 おなべおなべにえたかな? のページへ

おなべおなべにえたかな?




知っていましたか?日本の絵本の90%はホンモノではないんです。
えほんおじさん アメリカのNASAが教育に取り入れた絵本を知っていますか?
絵本1冊を描くのにかかる年数は?

絵本の読み聞かせ暦30年。
絵本の知識は日本屈指のえほんおじさんだからこそ選べる1冊を あなたにお届けします。
何か質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ!

質問!
FAXでのご注文お支払い方法

◆FAX:086-281-6857
FAXは、これをプリントアウトしてくださいね。


郵便代引、金融機関へ振り込み、クレジットカードの3種類からお選びいただけます。

    メリットデメリット
郵便代引・到着が早い
・銀行に行くなどの手間がかからない
・手数料が250円かかる
・1冊だと、時間指定ができない
金融機関へ入金・手数料が安い・振り込み確認後の発送なので、多少遅くなる(※1)
・金融機関へ行く必要がある(※1)
クレジットカード・手間がかからない・カード会社様に確認後の発送なので、多少遅くなる
※1 ネットで決済の場合、これらのデメリットはなくなる上、手数料も安い場合が多いので、特にお勧め!です。

お客様がEバンク銀行の口座を持っていらっしゃる場合、手数料は無料ですよ!

返品交換配送について
全国一律250円(税込)
配送先一ヶ所につき2,500円以上ご注文いただいた場合、
送料は無料です!
◆万一商品が破損・汚損していた場合商品の配達後10日以内にメール、もしくはFAXにてご連絡ください。この場合の送料は当社で負担いたします。
質問プライバシーの保護
質問! ◆「えほんのくに きび」では、お客様の個人情報であるお名前、ご住所、お電話番号等をいっさい外部にもらすことはございません。プレゼント等に関しても同様ですので、安心して応募してくださいね。

Trackback on "絵巻えほん 妖怪の森"

このエントリーのトラックバックURL: 

"絵巻えほん 妖怪の森"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "絵巻えほん 妖怪の森"

"絵巻えほん 妖怪の森"へのコメントはまだありません。

コメントする

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

Copyright 2004-2007 えほんのくに きび 「えほんおじさんのぶろぐ:絵巻えほん 妖怪の森」ページトップへ。