十二支のはじまり

絵本 十二支のはじまり

絵本 十二支のはじまりの表紙です

絵本 十二支のはじまり
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年から

◆ジャンル◆
◆listGStory.html

◆シチュエーション◆
◆いつでもどうぞ


岩崎京子/文 二俣英五郎/画

初版年月日:1997年11月 教育画劇

ISBN:4774604097  ISBN13:9784774604091

28ページ 25x18cm 定価1260円(税込)

通常版はこちら!  定価1260円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1460円(税込)

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12年でひとまわりする干支(えと)は、ものごとを数える数詞(1・2・3などと数えるのと同じ)であって、本来年月と動物との関係はまったくないそうですが、こんなお話で、12の動物と関係づけられました。

十二支については、ここ(雑学考)の説明がわかりやすいです。

それはこの数詞を普及させるためだったと聞きます。
それでも、この数え方は、「世代」や人の成熟度を考える上でとても便利です。昔のように大人になるのが12、3歳だったとすると、それを何回経験したかによって、おおよその成熟度が計れますからね。5回めぐると「還暦」、出発点にもどります。大人になろうとしたとき(12、3歳)に、「志」をたてますが、それがどうだったか、一回めぐるごとに思い至る機会をもつことになりますね。

さて、この数詞と動物の関係はまったくのこじつけ。でも、この並びと動物の選び方の解釈(こじつけの仕方)には、人間の動物と関係が少し見えてきます。動物の多くは、「神の使い」です。ですから、その年を代表する動物だと神さまから指定されることに、違和感はありません。これが現代でも十二支が残っている理由なのではないでしょうか。
まず、最初にくるのが「ネズミ」。ネズミのやり方はインチキくさいですよね。でも、こうした小さな動物が知恵を尽くしていることに、人間はおおらかだったのでないかと思われます。なお、ネズミについては、私のサイトのここの「ネズミ考」のをお読み下さい。
最後が、イノシシです。
イノシシは「猪突猛進」してしまい、神さまの御殿の門を通りすぎてしまったので、一番後ろになったと語られています。とてもよくできた話ですね。





内容紹介です

『むかし、ある としの くれ、かみさまは どうぶつたちに おふれを だしたんだと。
「しょうがつの あさ、ごてんに くるように。きたものから 十二ばんまで じゅんばんに 一ねんずつ、そのとしの たいしょうにする」』

さあ、動物たちは自分こそ一番乗りだと意気込みました。

ところが、猫は、神さまに会いにいく日を忘れてしまいました。
ネズミに聞くと、正月の二日だと教えてくれました。

牛は前の晩から出発しました。
「もうおでかけですか」とネズミは聞きました。
「ああ、わしは、のろいからね」
それを聞くと、ネズミはこっそり牛の背中に飛び乗りました。
牛の背中はゆりかごのよう、うつらうつら行きました。

牛は早くに着き、神さまの門の前でまっていました。
やがて、門が開いて入ろうとすると、ネズミが背中から飛び降りて、門の中へ駆け込みました。
「一番乗りだ」とネズミがいいました。

虎は足が速い、でも、門の前にいた牛にはかないません。
三番目に門を入りました。

兎も足は速い、でも、「いざとなったら、誰にも負けるものか」と、ゆうゆう出かけました。
それで四番目になりました。

竜(五番目)とヘビ(六番目)、馬(七番目)と羊(八番目)
(略)

猿と犬は仲が悪い、正月早々けんかはやめといたほうがいいと、鶏が中に入って仲裁しました。

イノシシはとてもとても早く走ります。
でも、「猪突猛進」ですから、…

ところで、猫は十二支に入っていませんね。
これでおわかりですね。





読み聞かせのポイント

単純に読んであげるだけでいいですね。読み方の正確さも問われないと思います。
もともとどこにも根拠はない、単なるお話ですから。
でも、こうした「おおうそ」の話を喜んで聞く、話すことこそ、明日の、来年のエネルギーとなると私は信じます。

絵本 十二支のはじまり
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年から

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