きいちごだより

絵本 きいちごだより

絵本 きいちごだよりの表紙です

絵本 きいちごだより
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆くいしんぼう絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


古矢一穂絵 /岸田衿子文

初版年月日:2001年06月 福音館書店

ISBN:4834017672  ISBN13:9784834017670

32ページ 30X23cm 定価1260円(税込)

通常版はこちら!  定価1260円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1460円(税込)

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動物たちからの手紙を楽しんでいるうちに、知らずと知ってしまう実物大「きいちご図鑑」。

一生残っている知識とは、どんなものでしょう。それは、私たちの感覚に刻まれた知識ではないでしょうか。なかでも残っているのは、「味覚」との関係が強いのではないかと思われます。
昔の子どもたちは野山を駆けずり回って、食べられるもの、食べられないもの、の知識を得ていました。ですから自分たちの行動半径内にあるものについて非常に詳しく知っていました。こうした知識は大人になっても消えることはありません。

ところが、こうした知識は、あくまでも自分たちの行動半径内の、狭い体験に支えられていますから、それを超えた広い知識となることはありません。経験とか体験だけの知識は、思考や想像を誤った方向に導くこともあり得ます。

そこで、必要となるのが「図鑑」です。
ところが逆に、経験とか体験に根ざしていない「図鑑」をいくら見てもほとんど記憶には残らないのではないでしょうか。

こうした矛盾を解決しようとしているのが、現代の「科学絵本や知識絵本」です。物語という経験の中に「科学や知識」を折り込んだ本がそれです。それらの本の背景にあるのは、「不思議や驚き」です。それがあれば、実際体験ではなくとも、感覚の内部に刻まれる可能性は非常に高くなり、限定された体験を超えることも可能になってきます。

さて、この絵本「きいちごだより」では、日本や世界中の動物たちが自分の身近にある「きいちご」のことを知らせあっています。こうだと、自分の知っていることに想像を加えて、体験にないことも知識として得られる可能性がでてきます。
たとえば、きいちごにはいろんな色があること、「こじきいちご」のように卵形の実をつつくとしぼんで、しばらくすると風船みたいに膨らんでくるものがあること、などにびっくりします。それに、きいちごは、熟すとどれも甘いということですので、食べたことはなくとも、一度は食べてみたいと思うことでしょう。この、「一度は食べてみたい」という思いも、知識を記憶として残す可能性をはらんでいます。
「きいちご」は6月から夏にかけて食べられますが、なかには「ふゆいちご(関東以西)」「しまばらいちご(九州)」のように冬に食べられるものもあるそうです。
イノシシのいのすけはこんな手紙を蜂のぶんぶんに出しています。
「伊豆の山ににも、霜がおりたぞ。きのう峠をかけおりたら、林の中に、小さい赤いてんてん。やっぱりふゆいちごだったぜ。(中略)葉がまるくて、冬でも緑だ。日陰にあるから慌てると見つからない。温泉に入った後子どもらもよくくってるよ」とのことです。





内容紹介です

『動物たちが自分の村のきいちごのことを手紙に書きました』

もみじいちご

《もみじいちご》
りすのりすえちゃんがくまのくまたくんへ送った手紙  
「けさ、かわへおりる道で、きれいなみかん色のきいちごをみつけました。たべてみたら、とても甘いから、リュックに五ついれて、かえったの。おじいちゃんが、“こりゃうまい、うまい、もみじいちごだ”といって、四つたべちゃった……。みちくさとうげにて 6月」

《くさいちご》
やぎのめえこさんからうさぎのうさよさんへ送った手紙 
「このあいだの 葉っぱおいしかったわ。ありがとう。
きょうかあさんのいる実家のそばに、くさいちごがたくさんなってね、背の高さは私のひざぐらい、実が大きくて甘いから、子どもが摘みにきてたわ…… ななくさ村より 6月 朝」

《かじいちご》
牛のねむこさんへ かたつむりぐるぐる ざんぶり岬にて 6月
《なわしろいちご》
《にがいちご》
《こじきいちご》
《ばらいちご》
《べにはないちご》
外国からは、
《デューベリー(ライン川のほとりから)》
《クラウドベリー(サンタクロース村のとなりトナカイから)
《フラワリン・ラズベリー(アメリカのアライグマから)
《エバグリーン・ブラックベリー(カナダ ビーバーから)

8月になって、先のりすえちゃんの手紙に、くまたくんは返事を書きました。
《くまいちご》
「このごろ、ぼくは林のまわりで、よく熟したくまいちごをたくさんみつけてる。どんどんたべて、目がまわりそう。夏はいいなー。あっちこっちにおいしいもんがなってるから。ジャムにするひとにみつからないうちに、もっともっとたべなくちゃ…」。

いろいろな手紙

他にも、
《くろいちご》《えびがらいちご》《ふゆいちご》《しまばらいちご》についての手紙もあります。
また、ありたろうとアリの仲間たちが、きいちごの名前と特徴を一覧にして絵でわかるようにしてくれていますし、うさよさんが書いたジャムやゼリーの作り方の手紙もあります。





読み聞かせのポイント

子どもたちは「手紙」が大好きですね。
世界中の動物から「きいちごだより」が届きます。
宛先は子どもたちにではなく、他の動物たちにですが、動物同士の手紙のやりとりを聞くのもちょっと変わった体験になるでしょう。
その手紙の中に、きいちごについて知っていることやびっくりするが書かれています。
興味津々。
手紙風にゆっくりと読んであげてください。

絵本 きいちごだより
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆くいしんぼう絵本

◆シチュエーション◆
◆おでかけしよう!絵本


古矢一穂絵 /岸田衿子文

初版年月日:2001年06月 福音館書店

ISBN:4834017672  ISBN13:9784834017670

32ページ 30X23cm 定価1260円(税込)

通常版はこちら!  定価1260円(税込)
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「かぞえうたのほん」スズキコージ/絵
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