ミリー・モリー・マンデのおはなし

絵本 ミリー・モリー・マンデのおはなし

絵本 ミリー・モリー・マンデのおはなしの表紙です

絵本 ミリー・モリー・マンデのおはなし
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本
◆おやすみの前に絵本


ジョイス・L・ブリスリー作 /菊池恭子絵 /上條由美子訳

初版年月日:1991年09月 福音館書店

ISBN:4834007022  ISBN13:9784834007022

200ページ  22X19cm 定価1470円(税込)

通常版はこちら!  定価1470円(税込)
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主人公ミリー・モリー・マンデーは、幼児期が終わり、身の回りのいろんな人やものとの関係を、みずから新たに結び直していきます。

その、一歩外にでてゆくその姿が、くっきりとユーモラスに描かれています。
ミリー・モリー・マンデーの住む村の地図をご覧ください。
ミリー・モリー・マンデーの、草ぶき屋根の白いきれいな家は、左端上にあります。学校は右端下にあります。毎日この間の道を通っているのでしょうね。そして、その間にある友だち(ビリーやスーザン)やその親たち、お店の人たちとの交流が、当面ミリー・モリー・マンデーの世界です。最後の章「ともだちがあいにくる」において、その世界がもっと広がっていくことが示唆されます。

ミリー・モリー・マンデーは、大家族の中で、暖かく見守られています(村じゅうからも)が、ちゃんと一人前に扱われています。ミリー・モリー・マンデーは、家族のみんなと同じように、「仕事」を持っています。それは「おつかい」と「ことづて」の係りなんですね。
この仕事が、いかに子どもを育てるかはいうに及びませんが、庇護された家族の元から、外へでようとするミリー・モリー・マンデーにとってはかっこうの仕事ですね。第一話「おつかいにいく」は、それがたまたまいっぺんに重なったときどうするか、役割をけなげに遂行しようとするミリー・モリー・マンデーの必死さの心情が伝わってきます。同年代の読者にとってはおおきな共感を呼ぶことまちがいなしでしょう。本人は犬のトビーにこういっています。「おまえは来たらダメ。あたしの頭、かんがえごとでいっぱいだから」と、繰り返し用事を独り言にいいます。

他にも、「ポット・カバーをつくる、おみせばんをする、あかちゃんのせわをする、るすばんをする、キャロリングにいく」などの章でも、人のためにけなげに自分の役割を果たそうとします。「キャロリングにいく」は、もう、目には見えないもの、大人たちのこころへさえ幸せを運ぶ役割を果たしています。

他方、ミリー・モリー・マンデーは、こうした面だけではなく、「パーティにいく」「おくりものをもらう」の章では、社会の一員として成長する自分自身への喜びも噛みしめています。
「おくりものをもらう」では、家族の人たちがこっそりと準備した、ひとり部屋をもらいます。また、ミリー・モリー・マンデーは、ひとりぼっちの経験もします。でも、「とじこめられる」の章のように、それを楽しむことを知るし、抜け出す知恵も持っています。もう泣いて訴えることなどはしませんね。

『ともだちといっしょに成長する』
こうした社会性をうながす成長は、ひとりでというわけにいきませんよね。それには、ともだちのビリーやスーザンとの交流が大いに役立っています。「おままごとをする」「キャンプをする」「るすばんをする」の章などでは、与えられたものだけでは満足せず、自分たちで工夫をした立派なティーパーティや料理を楽しんでいます。

このようなミリー・モリー・マンデーやそのともだちの、日常生活のなかの成長の片々こそ、子どものもつ、いつも変わらない姿ではないでしょうか。きっと読者の子どもたちは、そこを敏感に感じとってくれるはずです。そして、ミリー・モリー・マンデーたちの世界へいつでもいくことができると思われます。





内容紹介です

表紙\\\

もくじ
《ミリー・モリー・マンデーおつかいにいく》
「あるところに小さな女の子がいました」
女の子は、お父さんとお母さんと、おじいちゃん、おばあちゃん、それに、おじさん、おばさんといっしょに、草ぶき屋根の白いきれいな家に住んでいました。ところが、名前ときたら、ちっとも短くなんかありませんでした。
「ミリセント・マーガレット・アマンダ」
みんな、女の子を呼ぶ時、長くてうまくいえませんでした。
それで、短く縮めて「ミリー・モリー・マンデー」とよんでいました。

家の人たちはみんなそれぞれに自分の仕事を持っていました。
ミリー・モリー・マンデーでさえもね。
ミリー・モリー・マンデーの足は短かったけれど、その足はとても元気のよい足でした。それで、おつかいやことづけを届けたりして忙しくしていました。

ある晴れた日、ミリー・モリー・マンデーは畑で犬のトビーと遊んでいるとお父さんがいいました。
「モッグスさんのうちへいって、父さんが貸した移植ごてをもらっておいで!」
「はい、とうさん!」とミリー・モリー・マンデーは返事して、帽子をとりにうちへいきました。
すると、台所の戸口にお母さんが立っていていいました。
「ミリー・モリー・マンデー、モッグスさんのおうちへいって、おばさんに、この卵をあげてきて」
「はい、かあさん!」
「おとうさんのこてと、お母さんがの卵と」とミリー・モリー・マンデーは独り言をいいました。
そこへ、おじいちゃんがきていいました。
「ミリー・モリー・マンデー、マギンズさんの店から糸を一たまかってきてくれないかね」

それに加えて、おばあさんからは「赤い毛糸ひとかせ」、おじさんからは「にわとりのえさはどうなているか聞いてきてほしい」とたのまれ、おばさんからは、「針を1袋」と、別々に、そして、その仕事を全部引き受けてしまいました。

「おとうさんのこてと、お母さんがの卵と、おじいちゃんの糸と、おばあちゃんの毛糸、おじさんのにわとりのえさと、おばさんの針と、どうぞ、もう、これ以上、なにもありませんように!」
と独り言をいいました。
そして、門を出ようとすると、犬のトビーが、待ちきれない様子でぴょんぴよんはねまわっていました。
でも、ミリー・モリー・マンデーはトビーにいいました。
「おまえは来たらダメ。あたしの頭、かんがえごとでいっぱいだから」
それから、お金とかごを持ってでかけました。

マギンズさんは〜

……
さて、
ミリー・モリー・マンデーは、みんなのおつかいや、ことづてをうまくやれたのでしょうか。

《ミリー・モリー・マンデー パーティにいく》
《ミリー・モリー・マンデー ポット・カバーをつくる》
《ミリー・モリー・マンデー おくりものをもらう》
《ミリー・モリー・マンデー おままごとをする》
《ミリー・モリー・マンデー キャンプをする》
《ミリー・モリー・マンデー おみせばんをする》
《ミリー・モリー・マンデー とじこめられる》
《ミリー・モリー・マンデー あかちゃんのせわをする》
《ミリー・モリー・マンデー るすばんをする》
《ミリー・モリー・マンデー キャロリングにいく》
《ミリー・モリー・マンデー ともだちがあいにくる》





読み聞かせのポイント

全部で12章あります。だいたいミリー・モリー・マンデーの一年間ですね。
最初の章を読んだあとは、どこから読んでもかまいません。
一章ごと読むもヨシ、何章か読むのヨシ。1・2年生だと、活字も大きいですから、少し読んであげると、あとは自分で読むかもしれませんね。
それでも、読んであげてくださいね。

絵本 ミリー・モリー・マンデのおはなし
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆まいにち絵本

◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本
◆おやすみの前に絵本


ジョイス・L・ブリスリー作 /菊池恭子絵 /上條由美子訳

初版年月日:1991年09月 福音館書店

ISBN:4834007022  ISBN13:9784834007022

200ページ  22X19cm 定価1470円(税込)

通常版はこちら!  定価1470円(税込)
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「七草小屋のふしぎな写真集」  島村木綿子/作 国土社
「七草小屋のふしぎなわすれもの」 島村木綿子/作 国土社
 
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「農場にくらして」アリソン・アトリー/作 松野正子/訳「チャールズのおはなし」ルース・エインズワース/さく菊池恭子/え
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