バレエをおどりたかった馬

絵本 バレエをおどりたかった馬

絵本 バレエをおどりたかった馬の表紙です

絵本 バレエをおどりたかった馬
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本
◆おでかけしよう!絵本


H・ストルテンベルグ作 /さとうあや絵 /菱木晃子訳

初版年月日:1999年10月 福音館書店

ISBN:483401410X  ISBN13:9784834014105

124ページ 22X16cm 定価1260円(税込)

通常版はこちら!  定価1260円(税込)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1460円(税込)

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あこがれを持つこと、それに打ち込むこと、そうすると道は開かれていきます。

このお話は、田舎の馬がバレエダンサーになりたいという大望を実現していくお話です。ただし、それはスターになってお終いというのではありません。むしろ、増長した馬はそのために大失敗をおかして、スターとしてのダンサーの道は閉ざされます。でも、本当のダンサーとはどういったものかを考えさせてくれます。

《友だち》
道を開いてくれるのは、熱意を持つ姿に共感する周りの人々です。そんな人々は少数ですが、必ずいますし、出会うことが出来ます。

このお話では、
まず、毒舌のオウムでした。
オウムは右も左も分からずに町でうろうろする馬に歌いかけます。
「ばか、ばか、お馬
 なにしに町へやってきた
 ばか、ばか、お馬
 町に用なんか、ありゃしない」
といいながらも、バレエ学校に連れていってくれます。
以降も口は悪いがなにかと助けてくれます。

最大の支援者は、家主のグレーネさんでした。楽団のピアノ弾きでしたが、今は引退してかつての仲間とささやかに生活を楽しんでいました。グレーネさんは、自分の姿をも消してしまった手品師の後釜の借り主を探していたところへ、馬が部屋を貸して欲しいとやってきました。
「バレエ学校に通っている! 馬さんが? それは面白いこと!」
これ以降、お茶にさそったりして、馬を支えていきます。自分の若い頃を馬に重ねたのかもしれません。
他にも、グレーネさんの仲間、バレエ学校の先生、クラスの仲間、そして家族のように暮らしていた、素朴なぶたとひつじとにわとりがいます。

《ユーモラスなお話》
このお話にはユーモラスな場面がいくつもあります。
たとえば、馬がバレエ学校に入学願いに行く場面。
《バレエ学校の先生が出てきました。細い棒を持ち、髪の毛をうしろでひとつにくくった、ちょっと怖そうな先生です。
「ふつうは、馬にはおしえないんだけど……。でも、ひとり分だけあきがあるので、とくべつに入学を許可しましょう。名簿に名前を記入します。あなた、お名前は?」
「馬です」と馬はこたえました。
「馬だけ?」
「はい、馬だけです」
「そう、じゃあ、馬くん、いそいで着がえて。すぐに一回目のレッスンをはじめますよ」》

たとえば、
田舎と町のものの見方のずれ。田舎にいる人が必ずしも素朴とはかぎりません。馬とグレーネさん一行は田舎に向かう途中の、お弁当を食べる場面で、馬はちょっと牧場にはいって牧草を食べますが、そこの牧場主はかってに牧場に草を食べたと怒ります。
《「それで馬さん、草の味はどうだったの?」
「すごく、まずかった」馬が答えるとみんな顔を見合わせて笑いました》

こうして見ていくと、このお話は、ちょうど常識を固めつつある年齢の子どもたちに、「ちょっとまった、もう少し柔軟な頭をもったほうがいいよ」といっていることのほうが本筋かもしれませんね。





内容紹介です

(一) あんなふうに、おどりたい
『その馬は、ぶたとめんどりとひつじといっしょに、大きな赤い家でくらしていました』
田舎の暮らしは、のどかで楽しいものでした。でも、一度は町へいってみたい思っていました。
ある日、馬が散歩していると、旅のバレエ団が道に迷っていました。馬はバレエ団を駅まで連れていってあげました。バレエ団はお礼に駅のホームでバレエを踊ってくれました。

「それは、いい!〜

生まれてはじめてみたバレエに、馬はすっかり夢中になってしまいます。それで、町に行くことに決めました。
やっとのこと、町の駅についた馬は、駅でへんてこな帽子をかぶった女の人に出会いました。
女の人は言いました。
「…まったく、馬は馬らしく、いなかで草をたべていればいいのよ」
「そうはいかないよ。ぼくはバレエダンサーになるんだもん」
馬が町の混雑ぶりに戸惑いうろうろしていると、そこへ旅のオウムが、ばかにしながらもバレエ学校の場所を教えてくれました。バレエ学校にたまたま空きがあり、入学を許可されます。

二 あたらしい友だち
学校へ通うには住む家を探さなければなりません。とぼとぼ歩いて小さな公園にきました。風が出てきて木の葉が舞います。突然、新聞紙が飛んできて、顔に張り付きました。新聞紙を振り払おうとしたとき、広告が目にとましました。
「部屋貸します。家主グレーネ」
暗くなったころ、ようやくその住所に着きました。グレーネさんは、
「バレエ学校に通っている! 馬さんが? それは面白いこと!」
快く部屋を貸してくれることになりました。グレーネさんは若い頃オーケストラのピアノ弾きだったのです。このグレーネさんのところで、グレーネさんの古い楽団仲間とも知りあいになります。あの毒舌のオウムもいっしょに住むことになります。そして馬はみんなに田舎生活を語りました。
「そのうち、みなさんをつれていってあげますよ。でもまずは、ぼく、りっぱなバレエダンサーにならなくっちゃ」

三 バレエ学校はでたけれど
馬はどんどんバレエ団がうまくなっていきます。もちろん失敗も繰り返しながら。でも。もう、クラス仲間も認めるようになりました。クラスメイトの誕生パーティーにも招待されます。そして馬は、最優秀賞をもらって卒業したのです。

とうとう、馬以外の生徒は全員、〜

ところが、バレエ劇場の就職はきっぱりと断られます。総監督はこういいました。
「馬にバレエが踊れるはずはないといってるだろう。帰りたまえ、いずれにせよ、わたしの劇場に馬はいらん!」

四 きみはスターだ!
がっかりする馬。そこで知恵を働かせたのが、グレーネさんでした。
グレーネさんは、仲間を集め、広場へピアノを持ち込み、馬にバレエを踊るようにけしかけたのでした。
(表紙画像はこの場面です)

五 クローバーの原っぱで
(以下略)





読み聞かせのポイント

五章からなるいわゆる幼年童話です。いっきに読んであげてもそれほど時間はかかりません。
また、印刷文字が大きいので一人読みにも適しています。
ユーモアを楽しみましょう。

絵本 バレエをおどりたかった馬
◆年齢◆
読んであげるなら5〜6才から。
自分で読むなら小学校低学年向き

◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本

◆シチュエーション◆
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H・ストルテンベルグ作 /さとうあや絵 /菱木晃子訳

初版年月日:1999年10月 福音館書店

ISBN:483401410X  ISBN13:9784834014105

124ページ 22X16cm 定価1260円(税込)

通常版はこちら!  定価1260円(税込)
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●作者 H・ストルテンベルグ関連図書
邦訳なし

●画家 さとうあやさん関連図書
「ケイゾウさんは四月がきらいです。」市川宣子/さく「おばけのおーちゃん」 市川宣子/さく
「ネコのタクシー」 南部和也/さく
「ネコのドクター小麦島の冒険」 南部和也/さく
「ネコのタクシーアフリカへ行く」 南部和也/さく
 
●翻訳者 菱木晃子さん関連図書
「おもちゃ屋へいったトムテ」 エルサ・ベスコフ作 /ささめやゆき絵
「ちいさなふゆのほん」 ヨレル・クリスティーナ・ネースルンド/文 クリスティーナ・ディーグマン/絵
「月へミルクをとりにいったねこ」 アルフレッド・スメードベルイ/作 たるいしまこ/絵
「ニルスのふしぎな旅 上・下」 セルマ・ラーゲルレーヴ/作 ベッティール・リーベック/画
「パパはジョニーっていうんだ」  ボー・R.ホルムベルイ/作 エヴァ・エリクソン/絵  BL出版
「みどりの谷のネズミしょうぼうたい」
ウルフ・ニルソン/作 エヴァ・エリクソン/絵 BL出版
「おじいちゃんの口笛」 ウルフ・スタルク/作 アンナ・ヘグルンド/絵 ほるぷ出版
「ちいさくなったパパ」ウルフ・スタルク/作 はたこうしろう/絵 小峰書店
「マイがいた夏」 マッツ・ヴォール/作 徳間書店
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