グレイ・ラビットのおはなし
絵本 グレイ・ラビットのおはなし
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絵本 グレイ・ラビットのおはなし
◆年齢◆
読んでもらうなら、小学校低学年向き。
自分で読むなら小学校中学年から。
◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本
◆シチュエーション◆
◆特になし
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アリソン・アトリー作 石井桃子/中川李枝子訳 岩波少年文庫
初版年月日:-- ISBNコード:--
--ページ --cm 定価672円(本体640円+税32円)
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通常版はこちら! 定価672円(本体640円+税32円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格872円(税込)
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「あたりの様子があまりに美しいのがうれしくて、思わず宙返りをうち、逆立ちでたっていなくてはなりませんでした…」
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まず、これを(p21からの引用文)お読みください。
『空の月はまんまるく、星は、チカチカ、微笑みかけていました。グレイ・ラビットは、つゆのおりた草の上に出て、しずかにドアをしめました。
どこもかしこも、白々(しらじら)とした銀色でした。木の葉や、草の葉はキラキラ光り、そこらじゅうから立ちのぼる、たくさんの甘い匂いで、グレイ・ラビットの小さい鼻のあなは、ピクピクしました』
これはグレイ・ラビットが、夜、カシコイ・フクロウのところへいくために家の外にでた場面です。
まず、絵本の文章とは全く違うことにお気づきでしょうか? もちろんこの本は童話・児童文学ですから、文章はながいのですが、絵本の場合だと、この部分は、「グレイ・ラビットは、ドアを開け、外にでました」ぐらいであとはほとんど省かれることになるでしょう。なぜなら、絵本だとここの部分は「絵」が語ることになるからです。
二番目に気づくことは、「絵」がないのに、その情景がくっきり浮かぶことですね。
そして、三番目には、ここから甘い匂いまで感じられことにお気づきでしょう。
このように、たったこれだけの引用部分から、優れた童話・児童文学の条件(もし絵本にするなら優れた絵本の条件も)が分かってきます。
それは、
(1)五感(目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚。視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚。また、人間の感覚の総称)に届いてくる描写があること。
この引用文の内では、
(視覚)月に照らし出された情景がくっきり見えます。
(聴覚)「しずかにドアをしめました」
スキレルとヘアが寝ていますから、そおっと出て行くのですが、それ以上に外の世界が、そうせざるえないほど静かだったのではないでしょうか。
(触覚)「つゆのおりた草の上に出て」となっています。グレイ・ラビットは、灰色の服を着て、白いカラーは付けていますが、おそらく靴を履いていないと思います。つゆのおりた草を足に感じています。
(嗅覚)「小さい鼻のあなは、ピクピクしました」
そこらじゅうからたくさんの甘い匂いがたちのぼっていました。ウサギは小さな鼻のあなをよくピクピクさせますね。すばやく、嗅覚を働かせて、食べものがおいいしいかどうか判断するのでしょうか。この場面の嗅覚は、味覚には繋がっていないようですね。むしろ、この引用文の後にある、「あたりの様子があまりに美しいのがうれしくて…」という外の空気を嗅覚で感じていたのではないでしょうか。
(味覚)
この引用部分では、味覚はあまり感じられませんが、実は、この本は、グレイ・ラビットを取り巻く動物たちの、「食べものの」のお話といっていいくらいです。参考までに、この本の第一話と第二話にでてくる食べものを記しておきます。特に第二話のお話の中心をなす「プリムローズ酒」は、どんな味なのでしょうね。想像するだけで楽しくなります。
(食べもの)
スイカズラのジャム、レタス、ドライ・ヒナギクのお茶、牛乳、ニンジン、ドライ・タンポポ、ドライ・セージ、山リンゴジャム、木イチゴ、たまねぎ、モクセイ草、スイカズラの葉(サラダに少し入れる)、ニレの木の芽(紫色)、トチの木の冬芽(ねばなばしている)、ワラビ、シダの芽、キャベツ、ドングリソース。
(ばあさんのお店にある食べもの)
ねずみ取り用サクランボのお酒、牛タンの缶詰、アカカブ、パセリ、モクセイ草。
(2)想像力が参加しやすいこと
子どもの子どもたる所以は、自分の体験を、そのときに感じた主観的・感覚的言葉を駆使して、論理的に自らの想像世界を組み立て、それを伝えようとすることです。これが幼児後期から小学校中学年期の特徴ですね。これを感覚の論理(人類最古の哲学・中沢新一)といいますが、神話・昔話の論理に通じるものと同じです。五感に届いたものから想像するイメージに反応し、想像力が触発され、活性化されることなります。大人の想像世界が主に視覚に頼るのに対して、子どものそれは、五感全体が使われると言ったほうがいいかもしれません。だから、(1)に見たように、その五感にとどくものは、元来子どもの持っている感性にぴたりあっているといえます。
(3)物語性
引用部分のような細かい描写の面白さを先にとりあげましたが、この本に収められている4つのお話のどれもが、きちんとした型をもったお話です。
「むかしむかし、森のはすれの…」ではじまり、欠落(何かを失う、第一話ではしっぽを失いますが、第二話で取り返し、それは昔話のようにきちんと元に戻ります)や困難を経て、ハッピーエンドに落ち着きます。そのお話全体の構造は、「動物昔話」そっくりな形となっています。
(4)感情表現
感情表現についても、絵本だと、それが「絵」に描かれますから、多くは省かれるのが一般的です。この本は、童話・児童文学の入口にたつもっとも優れた作品です。そこの違いを具体的にみてみましょう。
p22、先の引用部分に続く場面を引用します。
『…
なんて気持ちがいいんでしょう!
森のなかに狼のようにひそんでいるイタチは怖いと思いましたが、あたりの様子があまりに美しいのがうれしくて、思わず宙返りをうち、逆立ちでたっていなくてはなりませんでした。だって、自分がとても若々しくて、自由だという気持ちになれたんですもの! グレイ・ラビットは、わくわくして、三度も小川を飛び越えてから、駆け足で森へ向かいました。足跡が草の上に残りましたので、向きをかえて、後ずさりに歩きました。それから、ホップしたり、スキップしたり、後ろを振り返ったり。また、木の間をくねってまわったり、ひとり、笑い声をあげたりしながらいきました』
イタチがこの森に住み着き、周辺の動物たちを怖がらせています。実際、後の場面で、スキレルとヘアはイタチに捕まり料理されそうになります。グレイ・ラビットもとても怖がっていますが、でも、それ以上に、森とその周辺の、この自然の中で生きることすばらしさと、しかも畑からニンジンを取るのではなく、自分で育てようと希望を抱いフクロウのところへ出かけていくのです。そのようなグレイ・ラビットの思いが行為や姿の描写から伝わってきます。
「思わず宙返りをうち、逆立ちでたっていなくてはなりませんでした」
「三度も小川を飛び越えてから、駆け足で…」
「ホップしたり、スキップしたり、後ろを振り返ったり。また、木の間をくねってまわったり、ひとり、笑い声をあげたりしながら…」
しかしながら、事はそんなに簡単にはいきません。このあと、グレイ・ラビットは、お百姓に命を奪われるか、しっぽをなくすかの選択をせまられます。
(参考までに)
グレイ・ラビット風 プリムローズ酒の作り方
木の樽に花を一段ならべて、きっちりおしつけ、またその上へ並べる。一段一段の間には、どんぐりおちょこ一杯分の蜂蜜、カタバミのジュースをいれる。カタバミは石でつぶしたもの。煮立ったお湯を樽一杯にいれる。それから蜜蝋の溶かしたもので密封し、庭に埋める。24時間ねかす。黄金色のどろりとしたシロップ。暖めても飲む。
プリムローズ(英名)
和名サクラソウ、耐寒性多年草のハーブ。ジャムや化粧品に使用。
プリムローズとはギリシャ神話では、花の女神フローラの息子パラリソスの事。パラリソスは、とても美しい青年でしたが、恋人のニンフに失恋してからはすっかりやつれついには死んでしまいます。フローラは、そんな我が子を不憫に思って、春一番に咲くサクラソウの花の姿に変えました。
サクラソウの花をお茶にして飲むと、うつ病や不眠症が治ると言われています。春早く咲くサクラソウには、希望・青春の始まりと悲しみを象徴しているらしい。「希望」という花言葉があります。
プリムローズ
プリムローズの葉は、サラダにしても食べられるし、菜っ葉のように煮てもよい。花を発酵させれば、飲むと酔うお酒になるし、米、アーモンド、蜂蜜、サフランといっしょにすりつぶせば、プリムローズのポタージュ・スープができる。プリムローズのお茶は、精神錯乱(躁病)の治療に使われる。
卵の白身をバラ水で解いたものを柔らかい筆で花に塗り、粉砂糖をまぶし、一晩置けば、プリムローズの砂糖漬けができる。
ロジャー・フィリップス『野生の食べもの』より
第一話と第二話にでてくる植物名
(植物が実にうまくお話に取り入れられています)
タンポポ(畑)、ラベンダー、ラシャガキ草(ブラシ)、ブナ、スイカズラ、カシ、イラクサ、野バラ、サンザシ(実と木)、プリムローズ、ハシバミ、大カエデ、スミレ、ツリガネ草、ジギタリス、ハコベ、オトギリ草、カミツレ。
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第一話
スキレルとヘアとグレイ・ラビット
『むかしむかし、森のはずれの小さい家に、野ウサギのヘアと、リスのスキレルと、小さい灰色ウサギのグレイ・ラビットが、すんでいました。ヘアはふだんの日には、青い上着をきていて、日曜日には、赤い上着をきる、うぬぼれやでした。スキレルは、ふだんの日には、茶色の服をきていて、日曜日には、黄いろい服をきる、いばりやでした。でも、グレイ・ラビットは、いつでも白いカラーとカフスのついた、灰色の服をきていて、ちっとも、いばりやではありませんでした』
グレイ・ラビットは働きもの、早起きで、毎朝朝ごはんのしたくをします。でも、スキレルとヘアは、のろのろと起きだしてきて、「なんだい、またレタスか」とか、まだ牛乳が来ていないなどと不平ばっかり。
ある日の朝、牛乳屋ハリネズミと郵便屋のムネアカ・コマドリさんが、「イタチが森に住み着いた」ことを知らせます。
二人は、このニュースを怖がって、一日中台所にじっとしていました。でも、グレイ・ラビットは、ベッドを直したり、掃除をしたりしたあと、二人のために、おつかいに出かけました。
まず「ラシャガキ草のブラシ(スキレルのしっぽをすくのに使う)」をバスケットに入れ、それから、お百姓のニンジン畑にいき、一本一本引き抜いて、丁寧にバスケットに並べました。そのとき、麻袋がグレイ・ラビットの上にかぶさり、レイキで叩かれました。ラビットは、命がけで木戸を抜け、草原をつっきり、森に入ったところで、やっと一休み。
「自分たちのニンジンは、自分たちでつくらなくちゃ。カシコイ・フクロウにやり方を聞いてみよう」
その夜、ふたりが寝てしまったあと、グレイ・ラビットは、ドアを開け、外にでました。
(p21・22)『空の月はまんまるく、星は、チカチカ、微笑みかけていました。グレイ・ラビットは、つゆのおりた草の上に出て、しずかにドアをしめました。
どこもかしこも、白々(しらじら)とした銀色でした。木の葉や、草の葉はキラキラ光り、そこらじゅうから立ちのぼる、たくさんの甘い匂いで、グレイ・ラビットの小さい鼻のあなはピクピクしました。
なんて気持ちがいいんでしょう!
森のなかに狼のようにひそんでいるイタチは怖いと思いましたが、あたりの様子があまりに美しいのがうれしくて、思わず宙返りをうち、逆立ちでたっていなくてはなりませんでした。だって、自分がとても若々しくて、自由だという気持ちになれたんですもの! グレイ・ラビットは、わくわくして、三度も小川を飛び越えてから、駆け足で森へ向かいました。足跡が草の上に残りましたので、向きをかえて、後ずさりに歩きました。それから、ホップしたり、スキップしたり、後ろを振り返ったり。また、木の間をくねってまわったり、ひとり、笑い声をあげたりしながらいきました』
こんな気分で、カシコイ・フクロウに、ニンジンの作り方を聞きにいったのですが、教えるかわりにと出された交換条件は、とても恐ろしいものでした。
「そのしっぽをもらおう」
でも、お百姓に命を取られるよりましです。
「早くすませてください」
こうして、村はずれのよろず屋で、ばあさんが居眠りをしているすきに、種を手に入れるといいと教えてもらい、翌日さっそく店に行って、ニンジンの絵のついた袋、それから、レタス、アカカブ、パセリ、キャベツ、ポピイ、モクセイ草の種の袋を失敬しました。ついでに、「カナリアの種」とかいた大袋もいただきました。
「これをまけば、黄色い小鳥もはえてくるんだわ」とグレイ・ラビットは思いました。
グレイ・ラビットは愉快に、畑の計画を考えながら帰りました。
ところが、帰ってみると、ドアが開け放しになっていて、誰もいません。ふたりはイタチに連れ去られていたのです。
グレイ・ラビットは、ロープと棒をもって、ふたりの救出に向かいました。
イタチは、
「ヘアは ひるめし
スキレルは おやつ
ドングリ・ソースで
おいらの ごちそう」と、
がらがら声で歌いながら、家の周りで、薪集めをしていました。
グレイ・ラビットは、そのすきに、家に入り込み、ふたりを袋から救いだし二階へ逃がすと、自分は三本足のこしかけをつかんで、その袋に潜り込みました。
イタチは、二人を蒸し焼きにしようと、油を天板にたらし、棒で、袋を殴りつけました。そして何回も叩きました。でも袋の中のグレイ・ラビットは、こしかけの下ですから大丈夫。イタチは袋が静かになったと思い、オーブンの戸をあけ、熱くなった天板を両手でつかみました。そのとき、グレイ・ラビットはすばやくイタチをオーブンに押し込み、戸を閉めました。
こうして、後も振り向かず家に帰り、安楽イスに腰掛けたとき、ヘアとスキレルも足を引きずり帰ってきました。
「ああ、グレイ・ラビット」と、二人は同時にいいました。
二人は大いに反省し、みんないっしょに幸せにくらしました。
そして、アカカブ、ニンジン、たまねぎ、もくせい草の見事な収穫を上げました。でも、黄色い小鳥は一羽もはえてきませんでした。
第二話
どのようにして、グレイ・ラビットは、しっぽをとりもだしたか
「三月の、あるさむい朝のことでした。グレイ・ラビットは、夜明けにおきだしました。今日は、とてもいそがしい日だったからです」
ヘアとスキレルはまだぐっすり。グレイ・ラビットは、バスケットをもつと薄ら寒い外の空気のなかへ、プリムローズを摘みにでかけたのです。それで、グレイ・ラビットは何をしようとしているのでしょうか。
(p50〜52)
『日は、まだのぼらず・・・
それから、ほそ道へはいると、石ころの上をはねてこえたり、とげだらけのイバラをとびこえたり、頭の上で、バスケットをくるくるまわしたりしました』
グレイ・ラビットは、土手になっているところに出ました。
『…そこには、この春最初のプリムローズが、さきだしていたのです。夜あけのひかりのなかで、プリムローズはまだ花びらをとじ、みどりの葉の上でねむっていました。グレイ・ラビットは、バスケットをおき、プリムローズをつみはじめました。ピンクの茎はくいちぎり、黄いろい花だけをバスケットにいれました。
いいにおいのなかで、せっせと花をつむのがたのしくて、グレイ・ラビットの小さい鼻はぴくぴくうごきました。そして、そのいいにおいをしみこませようとして、じぶんのからだを葉っぱにこすりつけました』
そのとき、突然、モグラのモルディさんがあらわれました。
「お前さんの音で目が覚めた、朝早くから何をやってるんだね」
「プリムローズ酒にする、プリムローズをつんでいるの。これは今年最初のプリムローズだから、上等のお酒になるわ。それに、あたし、まだつゆのおりているところをつんだんですからね」
「おまえさんは、なんてかしこいラビットなんだ! だけどおまえさん、しっぽ、どうしたんだね」
グレイ・ラビットは、しっぽをカシコイ・フクロウにやった話をしました。
(p56)
『・・・モグラとラビットは、土手のプリムローズの葉のあいだにすわって、うすももいろの、小さい雲の群れのうかぶ、みどりいろの空をじっと見つめました。その空は大きな太陽が、霧のおふろからのぼってくるにつれ、刻々と色をかえていくのでした』
モグラは聞きました。
「おまえさん、しっぽを、とてもとても、取り戻したいと思っているのかね?」
「とてもとても」
悲しそうにグレイ・ラビットはいいました。
「おれが手伝おう」モグラは胸をどんとたたきました。
『・・・ちょうどそのとき、日の光が、野をこえ、たいらにさしてきて、モグラのビロードのチョッキを赤くそめました』
朝起きると、ラビットがいないのに、ヘアとスキレルは、ちょっとあわてていました。
ヘアは、「ハックショーン、ハックショーン」とやり、うろうろ。でも、スキレルは、バスケットがないのに気づきました。
ヘアのくしゃみはおさまらず、テーブルの土瓶がゆれました。
「まあ、気をつけてよ!」スキレルは叫びました。
「グレイ・ラビットは、土瓶のことより、ぼくのかぜの方を心配してくれるよ。ぼくにドウジョーっていったけかーしてくれるよ。きみとは大違いだ」
グレイ・ラビットは、木戸をあけ家に走り込んできました。
「ヘア! スキレル! あたしのプリムローズを見て。これでプリムローズ酒をつくって、ヘアのかぜを直すのよ」
そうして、三人は、その日一日プリムローズ酒をつくるのにかかりきりました。
「いつ飲めるようになるのかね?」ヘアが聞きました。
「24時間たったら」
その夜のこと、フクロウはラビットたちの家の上を飛びました。
「ホウホウ、ハックショーン!」かすかに風にただよって聞こえました。
「かわいそうなフクロウ、あの人にもひとびん、あげなくっちゃいけないわ」
グレイ・ラビットは毛布のなかでつぶやきました。
こうして、みんなで作ったプリムローズ酒で、しっぽは取り戻せるでしょうか。
いえ、残念ながら、それはダメでした。ところが、モグラがすごいことをやってくれたのです。
……。
第三話
ヘアの冒険(略)
第四話
ハリネズミのファジー坊やのおはなし(略)
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読み聞かせのポイント
この本は、自分で読むなら小学校中学年以降です。
これまでに、絵本をしっかり読んでもらっていた子は、この本のもつ描写部分ー文学性の高い部分を愉しむ習慣がついており、しかもちょうどこの年齢の感性にぴったりあっていますので、難しくはありません。この本をひとりで読み、愉しむことができるなら、もう「読書」については、ほぼ軌道に乗りつつあると判断していいと思います。
読んであげるなら、小学校低学年です。読んでもらっても、この世界は、くっきりと想像できます。「ラベンダーのくつ」や「くまの子ウーフ」の次ぎに来る本です。
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絵本 グレイ・ラビットのおはなし
◆年齢◆
読んでもらうなら、小学校低学年向き。
自分で読むなら小学校中学年から。
◆ジャンル◆
◆ファンタジー絵本
◆シチュエーション◆
◆特になし
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アリソン・アトリー作 石井桃子/中川李枝子訳 岩波少年文庫
初版年月日:-- ISBNコード:--
--ページ --cm 定価672円(本体640円+税32円)
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通常版はこちら! 定価672円(本体640円+税32円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格872円(税込)
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●作者 アリソン・アトリーさん関連図書
「アリソン・アトリーの生涯」 物語の紡ぎ手 デニス・ジャッド/著 中野節子/訳 ジュラ出版局
「むぎばたけ」 矢川澄子/訳 片山健/絵
「くつなおしの店」 松野正子/やく こみねゆら/え
「ラベンダーのくつ」アリスン・アトリーおはなし集 松野正子/やく 大島英太郎/え
「こぎつねルーファスのぼうけん」 石井桃子/訳 岩波書店
「こぎつねルーファスとシンデレラ」 石井桃子/訳 岩波書店
「チム・ラビットのぼうけん」 石井桃子/訳 中川宗弥/画 童心社
「チム・ラビットのおともだち」 石井桃子/訳 中川宗弥/画 童心社
「ふくろう博士のあたらしい家」 マーガレット・テンペスト/え じんぐうてるお/やく 童話館出版
「ねずみのラットのやっかいなしっぽ」 マーガレット・テンペスト/え じんぐうてるお/やく 童話館出版
「グレー・ラビットとヘアとスキレル スケートにいく」 マーガレット・テンペスト/え じんぐうてるお/やく 童話館出版
「妖精のおよめさん」 三保みずえ/訳 ユノセイイチ/絵 評論社
「氷の花たば」 石井桃子/訳 中川李枝子/訳 岩波少年文庫
「西風のくれた鍵」 石井桃子/訳 中川李枝子/訳 岩波少年文庫
「時の旅人」 松野正子/訳 岩波少年文庫
「農場にくらして」 上条由美子/訳 松野正子/訳 岩波少年文庫
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◇同じジャンルの絵本はこちら!
◇同じシチュエーションの絵本はこちら!
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アメリカのNASAが教育に取り入れた絵本を知っていますか? 絵本1冊を描くのにかかる年数は?
絵本の読み聞かせ暦30年。 絵本の知識は日本屈指のえほんおじさんだからこそ選べる1冊を あなたにお届けします。 何か質問がありましたら、ご遠慮なくどうぞ!

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- 2008年11月17日 17:00
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