魔女に会った

絵本 魔女に会った

絵本 魔女に会ったの表紙です

絵本 魔女に会った
◆年齢◆
読んであげるなら6才以上。
自分で読むなら小学校中学年以上。

◆ジャンル◆
◆科学絵本

◆シチュエーション◆
◆特になし、いつでもどうぞ


角野栄子文・写真 /みやこうせい写真  福音館書店

初版年月日:1998年04月01日 ISBNコード:978-4-8340-1521-8

40ページ 26X20cm 定価1365円(本体1300円 + 税65円)

通常版はこちら!  定価1365円(本体1300円 + 税65円)
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1565円(税込)

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物語や絵本や昔ばなしの中で大活躍、怖かったり、人を助けてくれたりする「魔女」とは何者なのだろう、『魔女の宅急便』の著者の「魔女」見聞記。

現代の物語(映画・マンガ・童話など)には、多様な「魔女」が登場し、なかにはあまりに安易な魔法を使う魔女も数多くいます。そんなご都合主義の魔法に馴れてしまって、真の姿が忘れられてさえいます。
また、西欧には、「魔女裁判」という不幸な歴史もありました。

「魔女」とは?
画像1をご覧下さい。これが一般的な「魔女」の共通イメージではないでしょうか。魔女という不思議な存在を考えるにあたって、著者角野さんは、実際に今も行われている三つの「魔女の祭り(ドイツとベルギー)」を見るところから始めています。そのお祭りは時期も、外見も少しずつ違っています。

でも、
(1)祭りが、冬から春に、あるいは春に行われている
(2)仮装パレードを伴うこと
(3)火祭りを伴うこと
など、共通する点も多いことが分かります。

この本を読むとよく分かってくるのですが、おおざっぱにいえば、「魔女の祭り」は、春を迎える、春を祝う祭りだいうことです。その祭りに深く関わっているのが「魔女」なのですね。そうすると、「魔女」は、人にとっての「春」、つまり「死から命が生まれる」命の芽ばえや豊作の願いに深く関係している存在ということになりますね。
そして、これらの祭りからかいま見えてくることは、古い自然宗教観念(シャーマニズム)です。
日本では、仏教が入ってきても、神仏が混淆したこともあって、古い自然宗教観念が色濃く残っていますが、この本が伝えるヨーロッパの「魔女の祭り」は、日本の春のお祭りによく似ています。魔女の持つ特徴は、日本の「山の神、やまんば、オニ」、あるいは、古い「医療従事者、祈祷師」に似ています。

その証拠は、著者が会いに行った、今も生きている「魔女」に色濃く残っています。そのルーマニアの「魔女」は、薬草や呪いなどを使って今でも「いのち」に関係しています。





内容紹介です

2月23日、「魔女の日」魔女パレード
お祭りの歌
 ♪オニ オニ ヘクセ
  オニ オニ 魔女は
  7つのつぎあてつけている
  ほうきにのっで
  乳母車もいっしょ
  とぶよ とんでく とびまわる
  …(以下略)

見物人から歌声が〜

暗くなった夕方、魔女の火祭りがはじまる。
上の歌が繰り返し歌われるなか、薪に火がつけられ、ほうきの棒を棒高跳びのようにして炎の上を飛び越える。その火で薬草入りワインが温められ振る舞われる。
「たき火のこちらは冬、あちら側は春。火を飛び越すことで魔女は春を運んでくれる」とのこと。

◎ドイツ・ハルツ地方・ハーネンクレーという町の、「ワルプルギスの祭り」を訪ねる。
近くにはブロッケン山には、様々な神や妖精が集まっていると伝えられる。
4月30日
手に手にほうきを持ち、様々な魔女が集っていた。
乳母車の中の赤ちゃん魔女、親子魔女、おばあちゃん魔女など。
魔女料理、薬草入り魔女のお酒などを売る屋台も出る。
ほうき運転免許証も。
舞台では、冬の悪魔と、5月の女神の交代劇が演じられる。
悪魔が、「もうだめだ、私は力を失った」と退散すると、集まったたくさんの魔女たちは、ほうきを薪の火の山に投げ入れる。

◎ベルギーのイーゼルという町の「猫祭り」を訪ねる。
3年に一度5月第二日曜日。
町の広場に大きな檻がつくられ、猫と魔女が入れられる。
町中の人が猫に仮装。

午後からパレードが〜

午後から猫の女王を先頭にパレード。
広場の塔に、道化師が現れ、「猫(ぬいぐるみ、昔は本当の猫)」が投げられる。拾った人は幸運が授かるとか。
夜10時
「魔女の火刑」
魔女の人形がたくさん焼かれる。

◎ルーマニアの小さな村、「オンチュシュティ」の、現役(82才)魔女、ニッツァさんに会いに行く。
若い魔女(76才)アヌツァさんといっしょに、病気のニッツァさんを薬草束(マトゥラグーナ)をもって訪ねると、たちまち元気になり踊り出す。
それで、次の日、角野さんは、アヌツァさんといっしょに、薬草を採りにいきます。





読み聞かせのポイント

小学生向きです。
あらゆる不思議を知りたくてたまらなくなる、好奇心いっぱいの子どもに、ぴったりです。
本当の魔女の姿を知ると、安易でうすっぺらな「魔女もの」にあきたりなくなるはずです。

絵本 魔女に会った
◆年齢◆
読んであげるなら6才以上。
自分で読むなら小学校中学年以上。

◆ジャンル◆
◆科学絵本

◆シチュエーション◆
◆特になし、いつでもどうぞ


角野栄子文・写真 /みやこうせい写真  福音館書店

初版年月日:1998年04月01日 ISBNコード:978-4-8340-1521-8

40ページ 26X20cm 定価1365円(本体1300円 + 税65円)

通常版はこちら!  定価1365円(本体1300円 + 税65円)
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