読み聞かせの意味(1)


 えほんおじさんです。

 パソコンの記録(すでに四代目)でもわからなくなったのですが、
このメルマガは少なくとも15年近く継続しています。
その間一貫して行ってきたことは、「読み聞かせ日記」を
書くことでした。この号で718号となりました。
書いている内容は「読み聞かせ」についてのあれこれや
絵本や童話の紹介でした。それもその時々に思ったことが
主なことでしたので、一貫性がはあるつもりでしたが、
やはりまとまりに欠けているようにも思います。

 そこで、ここらでもう一度、
なぜ「読み聞かせは必要なのかー読み聞かせの意味」について
まとめてみようと思います。
(なおこの随想は、絵本紹介・解説の合い間に書くことに
なりますから、断続的になりますことをお断りしておきます)

さて、今回はその第一回目です。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。


なぜ読み聞かせが必要なのかー読み聞かせの意味(1)

 現代の子どもたちにとって、「絵本・童話」はなくてはならない
もの、食事と同等なものとなものとなりました。このことは本当に
需要です。それは絵本や童話も「物語」によって成り立っており、
これ以外のメディア・文化(同じく「物語」を含んでいるが、
映画・アニメ、ゲーム、芝居、漫画=それぞれに優れたものと、
そうではないものがあります)とは決定的に異なっているからです。

 絵本や童話は、とりわけ十歳までの子どもの文化の中心的存在に
なりました。おそらく過去においては「遊び」がその中心でしたが、
とりわけ自然の中での「ごっこ遊び」が、大きくその質を
低下させたことによっています。

 もともと人間にとって「物語」は、それなしには生きていけない
ものです。人間が生まれるということは、否応なく母胎から
切り離されることであり、極めて安心・安定の場だったところから
追い出されることを意味します。だから人間はいつも母胎回帰を
望んでいるのです。しかし一度切り離されたものは、
二度と帰ることはできません。

 そこで、人間は物理的不可能なことを精神的代替物によって、
そのことを回復させようとします。それは母胎の外における、
あらゆるものとの関係をとり結ぶこと、すなわち「物語回路」を
獲得することです。だから、いわば「物語回路の獲得」は
母胎回帰になります。
 ですから、人間は「物語」がなければ、自分以外のものとの
関係を結べないのですから、自己崩壊するほかありません。
物語とは、分離された絆を回復し、関係やつながりを求める
「言葉の秩序」でもあり、そのことによって安心や安定を求める
行為なのです。したがって物語は世界や宇宙を成り立たせます。
「物語」は、あらゆるメディアや文化の中にあります。
そして物語は破綻してなくて完結していることが条件となります。

 あらゆるメディア・文化の中で、(優れた)絵本・童話にある
物語が回帰すべき母胎にもっとも近いと思われます。
なぜなら、

1)それは読み聞かせられる(生まれる前の声がそこにある)から、

2)文と絵(静止画)の両方が融合したところに、読者の求める
余白(物語への参加自由度が高い)があるからです。

 だから母胎的世界や宇宙が成り立ちやすい
条件を備えているのです。
「絵本の絵とお話に、見ている子どもの様々な体験や
 想像力が加わって、その子だけの絵本の世界が生まれる」

 そして「物語」は、行きて帰りし物語という構造を持っており、
その過程で多くの苦難を乗り越えて、最後にはハッピーエンドを
迎えます。ですからそのような良質な「物語」の世界に一体化
することによって、精神の安心と安定を得るとともに、
その体験によって必ず心の成長も促されるのです。

 もうひとつ大事なことは、絵本や童話の持つ世界は、
人間の文化を生み出すのに最大の力を持つ「遊び」、
とりわけ「ごっこ遊び」と同じ精神的行為を有している点です。
「遊び」では、まずなんらかのルールを承認し、その規範の上に
世界が成立させます。その世界内で、ある役割を演じます。
それはファンタジー(全ての昔話・空想物語)を体験することと
全く同じです。このように絵本や童話の世界には遊びの要素
(競争・機会・模倣・めまい)が全て含まれています。
ということは絵本や童話を体験することで、文化を享受し、
それを生み出す文化に出会っているのです。




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