新しい1年

 えほんおじさんです。


 さあ、今月は新しいクラスの始まりです。
年中さんは、本格的物語絵本の入り口にやってきました。
その上、言葉吸収期の真っ只中でもありますから、
この年中向き・4月号「さあ あてて ぼくは だれでしょう」
のような言葉で遊びのがふさわしいですね。

 それに新しい1年は、それぞれに成長を自分で感じることが
できます。とりわけ「体の成長」は、いろんな動きができる
ようになることで感じ取ることができます。では、どのような
動きができるようになったのでしょう。
虫になった気持ちでやってみましょう!
 虫の動きは虫の深い知性の結果ですが、
「むしがこんなことしていたよ(ちいさなかがく4月号)」
のように虫の真似をすることで、自分の動きの成長と虫の知性と
の両方を感じ取れるかもしれません。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆こどものとも 年中向き 2018年4月号 
 「さあ あてて ぼくは だれでしょう」小野寺 悦子/文
 和歌山静子/絵

◎作者紹介
・小野寺悦子 岩手県盛岡市出身・在住。
「つららが ぽーっとん」「あーと いってよ あー」
「ゆきのひのおかいもの」「しーっ あれは なんの おと?」
「あいうえどうぶつ おやつはなあに」
「あいうえどうぶつ おしごとなあに」
「もじもじこぶくん」「ぴったりこん」「どろん ばあ」
「かむんだよ」「やまがあってね」「ぺろぺろりん」
「でんきの でばん」「こうま」「しょぽろしょぽろ まちのかわ」
「100ぴきのひつじ」などの作品がある。

◎画家紹介
・和歌山静子 京都府に生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒。
「てん てん てん」「ひまわり」「どんどこどん」
「はしるの だいすき」「あさですよ」「おっぱいのんだら」
などの作品がある。


◎ストーリー紹介
「さあ、あてて。ぼくはだれでしょう」何やら影がうつっています。
「―あなたはとなりのおりこうねこくんでしょう?」
ぱっとあらわれたのは猫くん。
「あたり。ぼくはとなりのおりこうねこくんです」
さて、となりのおりこう猫くんの影が少しづつかわっていきますよ。

◎絵本の特徴
 主人公はとなりのおりこう猫くん。
最初から最後までおりこう猫くんです。
シルエットで描かれるおりこう猫くんは、まずはながぐつ、
そのつぎは帽子、といろんなものを身に着けたり持ったりして
どんどん変化していきます。子どもたちとそのシルエットの
向こうのおりこうねこくんの姿を想像しながら楽しんでください。
きっといろんな答えが出てくるでしょうね。当たったり外れたり
しながらにぎやかになる子どもたちの姿が想像できます。
 文章を書かれたのは月刊絵本でおなじみの小野寺悦子さん。
リズミカルで楽しい小野寺さんの文章は声に出して読むのに
ぴったり。読み手の楽しさは子どもたちにも伝わるはずです!
絵を描かれたのは和歌山静子さん。こちらもおなじみの方が
多いはず。おおらかな線と、ねこくんの繊細な表情に思わず
笑みがこぼれます。
 この絵本、単純にシルエット当てクイズとしても楽しむことが
できますが、ちゃんとストーリー仕立てになっているところも
ミソです。おりこう猫くんはピクニックに行くための準備を
しているところなんですね。最後のシーンで持ち物を全部広げて
います。そして、おまけ。疲れたおりこうねこくんがお昼寝して
いるところまでちゃんと描かれているんです。ベテランのお二人の
強力なタッグで描かれた質の高い絵本。わいわいろんな想像を
しながら読んでみてくださいね!

◎子どもの反応
 「おりこうじゃねえ!」とねこくんに言いながら、最初から
最後までいろんな想像をして楽しんでいました。バケツを何に
使ったのか、というのをしきりに気にしていました。

◎読み手の感想
 子どもたちとの掛け合いも楽しく読ませていただきました。
子どもたちは当てっこゲームが大好きですね。しかもほかの動物に
代わるのではなく最初から最後までおりこうねこくん、という
ところが意外でもあり、素晴らしいところでもあるなあ、
と思いました。単純でありながらストーリー仕立て。
年中さんにふさわしい物語の入り口ですね。
 おりこうねこくんがどんなピクニックを楽しんだか、
とかいろんな想像が膨らみました。わが子がしきりに気にしていた
バケツですが、私はきっと海に来たのだろうと想像して、貝を
拾ったり、魚をつかまえたりするのに使ったのかな? と思い
ました。一緒に聞いていた夫は花火の火の後始末用だと言って
いました。
そんな風に画面の先に世界が広がっていく感じもいいですね。
絵本を通して家族でいろんな話ができ、あたたかな時間を
過ごすことができました。


◆ちいさなかがく 2018年4月号
「むしがこんなことしていたよ」


◎作者紹介
・越智典子 1959年東京生まれ。東京大学理学部卒業。
「ここにも、こけが…」「ピリカ、おかあさんへの旅」
「鰹のたんぽぽ釣り」「くれない月のなぞ」
「そなえあればうれしいな」「しずく」
「ベランダに きた つばめ」「かめの ひなたぼっこ」
「ぐるぐるわわわ」「ひとでの たいそう」
「クサレケカビのクー」「おひさまが しずむ」
「変形菌な人びと」「ほら、きのこが……」
「ここにも、こけが…」「そんなつもりじゃないんだけど」
「きになる みがなる」「ニレの中をはじめて旅した水の話」
「うまれる」「タトラのねむれる騎士」など作品多数。

◎画家紹介
・サイトウ マサミツ 千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。
「はだしになっちゃえ」「なくむし こみち」
「とんぼ とんぼ あかとんぼ」「ぐるぐるぐるーん」
「くり くり くりひろい」「はっぱ はらっぱら はっぱっぱ」
「あなたに会うため生まれてきたよ(単行本)など作品がある。

◎ストーリー紹介
 落葉をめくると、だんごむしがいたよ。さわったとたんに
まるくなった。…よし、ぼくもやって見よう。桜のきに、
しゃくとりむしがいたよ。ちぢんで、のびて、ちぢんで、のびて。
…よし、ぼくもやって見る! いろんな虫をまねっこしよう!

◎絵本の特徴
 もうじき4月ですね。新しい一年の始まりに、こどもたちは
どんな気持ちでいるのでしょうか? 寒い冬が終わって、
そろそろ虫たちが元気に騒ぎ出しますね。子どもたちも暖かな
日差しの中で元気に跳ね回ります。4月号の“ちいさなかがくのとも”
はそんな季節にぴったりの一冊です。
 テーマは、「虫たちの様子をよく観察して、まねっこしてみよう!」
たとえばダンゴムシはくるりん、ころん、とまるくなりますね。
主人公の男の子もまねっこしてくるりん、ころん。
上手にまねっこできています。しゃくとりむしはちぢんで、のびて。
男の子もまねっこ。しゃくとりむしのまねっこは案外疲れるみたい
です。テントウムシはくきをとことこ、まっすぐにのぼって
いきますが、男の子はまっすぐのぼるのは難しい。
 いろんな虫の、どんなところをみて、どんなところを
マネするのか。虫たちがいともかんたんにできていることが、
人間には難しい。それは子どもたちにとってきっと大きな発見に
なることでしょう。虫たちに尊敬のまなざしが注がれるかも
しれませんね。
 絵を見てみましょう。パステルで描かれた柔らかな線。
リアルさと、親しみやすさが融合した虫たちの描写が見事です。
一生懸命まねっこする男の子の表情の力強さも素晴らしい。
命のざわめきを体で感じる季節。虫たちと一緒にこの美しい
季節を謳歌してください。

◎子どもの反応
 ちょうど、パンをたべていたのでいもむしの
まねっこをしてみました。
楽しそうにまねっこしていましたが、なかなかうまくできなかった
ようです。でも嬉しそうな顔をしていろんな方法を試していました。

◎読み手の感想
 虫が苦手な私。でも、虫の動きをじーっと見ているのは嫌いでは
ありません。こっちに飛んできたりしなければ、虫たちの動きって
本当に面白い。この絵本に出てくるしゃくとりむしなんかは、
見つけると見入ってしまいます。からだ全体を使って移動する
姿には感動すら覚えます。
 どうしてあんな動きになったんでしょう。考えてもわからない
けれど、きっと何かの理由があるのでしょう。
「ちいさなかがくのとも」の視点にはいつも感心します。
ひとくちに虫のまねといっても、虫たちはいろんなときにいろんな
動きをしているので、どこをまねするのかでぜんぜん違うと思い
ます。この絵本では、「へー、そこをまねするのか…」と何度も
思いました。
 人間にはなかなか難しい動きです。でも、そこをあえてまねする
ことで、虫たちと自分自身の違いや実は同じところなんかが発見
できて、虫たちへの親近感もさらに深まることと思います。
読んで、虫たちをさがして、まねしてみて…。なんどもなんども
楽しめる絵本です。お家で、園で。みんなで楽しみたい一冊です!!




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