読み聞かせの仕方(実際)2

 えほんおじさんです。

読み聞かせの仕方(実際)2
 この号は、メルマガ741号〈読み聞かせの仕方(実際)1〉
の続きです。

前回は〈読み聞かせの仕方(実際)T〉

1)絵本の持ち方・読み方について
2)絵本は「めくり」、紙芝居は「抜くこと」
  右びらきと左びらきの絵本
について書きました。

 続いて今回は、「読み聞かせの仕方(実際)U」

3)絵本の種類(参加型絵本と物語絵本)と読み聞かせの仕方

 そして、次回「読み聞かせの仕方(実際)V」として、

4)「年齢別読み聞かせの実践」を予定しています。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

さて、
3)絵本の種類には、大きく分けて「参加型絵本と物語絵本」
とがあります。

参加型絵本と読み聞かせ

 【参加型絵本】とは、読み手と聞き手が質問や答えを出し合い
ながら、掛け合いができる絵本のことで、聞き手が絵本の内容に
参加でき、読み手もその場その場で違った問答をしながら楽しむ
ことができます。このタイプの絵本には、

A)3歳未満児対象の物語絵本に入る前の絵本
B)年長向きの「知識・科学絵本」

があります。

 A)は、物語を楽しむより、まだ場面ごとの絵の方を楽しむことに
興味がある時期に出会ってほしい絵本です。絵本の機能のうち、
「めくりの効果」が大事な要素となります。このA)タイプ参加型
絵本の読み方は、声の大きさ・速さにこだわることなく自由に
読めばいいです。問答も自由です。ですから「紙芝居的絵本」
とも呼ばれます。
ただし、絵本ですから「絵」をしっかり見せることが最も大事です。

 例えば、以下のような絵本があります。

A)タイプ参加型絵本
◎「くだもの(平山 和子・作)」
 めくるといろんな果物が登場。圧巻はいちごの場面、
こんな美味しそうないちごはないのではないでしょうか。

◎「ぶぅさんのブー(作・100%ORANGE)」
場面ごとの「ぶぅさん」が楽しめます。

◎「たまごのあかちゃん(神沢利子・文 / 柳生弦一郎・絵)」
「たまごのなかでかくれんぼしているあかちゃんはだあれ?
 でておいでよ」と呼びかけると、卵の中から次々と赤ちゃんが
 出てきます。どんな赤ちゃんが出てくるかが楽しみ。


B)タイプ参加型絵本
 年長向きの「知識・科学絵本」に多い絵本です。
「絵本」の本質は、「物語る絵」にありますから、
「知識・科学絵本」といえども、事や物を説明す絵では絵本では
ありません。ですから、与え方は、効果的な「めくり」の工夫に
よってしっかり絵を見せる必要があります。それができれば、
読み方は自由で、聞き手と問答をしながら、あるいは紙芝居的な
オーバーなメリハリをつけ、声色をつけた読み方で問題ない
でしょう。科学絵本の内容的な本質は「驚き」にありますから、
読み手は少々驚いた方がいいでしょう。


 例えば以下のような絵本があります。

◎しっぽのはたらき
 動物のしっぽの働きは、言葉を変えて言ったり比喩を使うより、
絵にした方が分かりやすいかもしれません。ですから「絵」を
見せることが大事です。そしてここでも「問答」が大事です。
掛け合いを楽しむこと。

◎「コッコさんのかかし(片山健・作)」
 コッコさん一家は宝島の船長さん風のかかしをつくりました。
近所の畑に立って雨の日も風の日も、昼も夜も、がんばっています。
コッコさんは、かかしに不思議な力のあることを信じていますが、
それでも気掛かり。かかしを通して畑の四季を感じ、その変化に
目を見張り観察する絵本。陸稲の成長を描いて、次はどうなるか、
想像しながら聞いていると想像と現実がよく納得させられる
でしょう。また、この絵本の文章は、事実だけが簡潔に書かれて
います。ですから読み手に読み方の工夫はほとんど必要なく、
自由に読んでいいでしょう。その代わり絵から季節感が伝わって
きますので、ゆっくり絵を味わう《間》がとても大事になります。
物語絵本に近い科学絵本。


◎「はなのあなのはなし(柳生 弦一郎・作)」
 誰でも鼻に穴があることを知っています。
でも鼻の穴って何の役目をしているの?
 この絵本にはびっくり。こんな絵解きによる説明の仕方も
あったのかと! 絵本が聞いてくる面白質問に答えていると
知らぬ間に「鼻」博士になってしまいます。

「物語絵本」と読み聞かせ
 もうひとつの種類は「物語絵本」です。
そしてこのタイプの絵本が絵本のほとんどをしめています。
赤ちゃん絵本も科学絵本もよく絵をみて、その構造を見ると
「物語絵本」となっています。図鑑絵本でさえ優れた絵本は
「物語絵本」です。しかし、逆に「物語絵本」の体裁をとって
いても、「物語絵本」になっていないものも数多くあります。
絵本は「絵」が語らなければなりませんが、体裁をとっている
だけの絵本は文章が物語ったり、説明をしていたりして「絵」は
挿絵に終わっています。こういう類の絵本は、幼児には向きません。

 「物語絵本」の読み方は「ゆっくり」「むしろ淡々と」です。
その理由は、文と絵に触発され想像された世界(イメージ)が
最も大事で、その世界形成にとって邪魔な読み方、環境は
排除されるべきなのです。




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