小さな世界とはかない世界

 えほんおじさんです。


 小さな世界の出来事と、はかない世界の出来事が絵本になりました。
とはいえ、小さな世界ははかない世界だといっているのではありません。
小さくても生き物はかくれんぼしながらしっかり生きているし、
シャボン玉は、はかないといっても条件が変われば、そう簡単には割れたりしません。
そう雨上がりのシャボン玉はすぐには割れないのですね。
ここが「ちいさなかがくのとも」たる所以です。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆ こどものとも0.1.2 2019年6月号
「ちいさなかくれんぼ」松永 悠一郎/作

◎作者紹介
 松永 悠一郎 1978年生まれ。茨城県出身。東京造形大学造形学科絵画専攻を卒業。
関東を中心に個展などを開催。絵本は今作が初めて。

◎ストーリー紹介
 たんぽぽのかげにかくれてるのはだれ? あら、てんとうむしさん こんにちは。
はっぱのかげや、きのかげ、かくれているのはだあれ?

◎絵本の特徴
 北欧のテキスタイルデザインのような、薄いブルーの小さな花がちりばめられた表紙が
とても素敵です。きっと、この表紙をみているだけでも幸せな気分になる方はおおいはず。
 ページをめくってみましょう。大きな黄色いタンポポの花。そこに見慣れた赤い虫の背中が…。
テントウムシは子どもたちの大好きな虫ですね。まだ言葉が出てきていない子どもたちも
指さして歓声をあげるかもしれません。程よくデフォルメされている花や葉っぱや虫たちは
とても可愛らしく、大人たちの顔もほころんでしまいます。丸ではなく全てが角の取れた
四角になっているので、画面の中ですっきりと配置されています。
 そして注目したいのが色合いの美しさです。小さな子どもたちにも見えやすいはっきりとした
色使いですが、細かなグラデーションや、にじみ、色の重なりが独特の存在感を醸し出しています。
小さなころに出会ったこの絵本のような美しい色や形は、一生の宝物になることでしょう。

◎子どもの反応
 5歳児とあてっこしながら読みました。最初のほうはヒントが分かりやすくすぐにわかったのですが、
すずめとか、ラストのページのたくさんの虫たちはほとんど当てられませんでした。
012歳用だと思って舐めてました。でも、赤ちゃんから楽しめるのですね。

◎読み手の感想
 1978年生まれの作者の松永さん。同じ歳だというだけで、ちょっとした親近感を覚えます。
東京造形大学の絵画学科には友人の一人が通っていたので、きっと同級生だったりするんだろうなあ、
と思いながらプロフィールを読んでいました。
大学を卒業されてからの長い年月、きっとコツコツと努力して制作→発表を続けてきたんですね。
とても可愛らしい色合いと、洗練されすぎないどこかほっこりするようなデザイン。
きっとファンの方も多いことでしょう。これからのご活躍にも期待しております。


◆ちいさなかがくのとも 2019年6月号
「あめあがりの しゃぼんだま」吉田瑠美/作

◎作者紹介
 吉田瑠美 東京都出身。幼少期をニューヨークで過ごす。青山学院女子短期大学芸術学科卒業。
絵本に「はじめてのほんやさん」がある。

◎ストーリー紹介
 しゃぼん玉吹こう! そうっと吹くと、ふうわりおおきなしゃぼん玉。思いっきり吹くと、
小さなしゃぼんだ玉がいっぱい!
そこへ、急に雨がふって、木の下であまやどり。しゃぼん玉、雨のなかでもとんでいったよ。
雨があがって吹いたしゃぼん玉、水たまりや草のうえ、石のうえや花のうえ、
あれ不思議にも割れずにのってるよ!

◎絵本の特徴
 6月のちいさなかがくのともは、シャボン玉。公園に行くと大きな歓声を上げながら
シャボン玉を追いかけている幼い子どもたちをよく目にします。良く晴れた青い空に
きらきら光るシャボン玉はとても美しく、歓声を上げる子どもたちの気持ちがよくわかります。
晴れた日のシャボン玉は、すぐに空に消えます。その儚さも魅力の一つではありますが、
子どもたちはちょっと残念そう。
ところで、そろそろ梅雨の季節になりますね。雨が降るからなかなか外遊びができません。
でも、雨ならではの楽しみもあるんです。この雨あがりのシャボン玉もそのひとつ。
実は、晴れの日よりも雨の日のほうがシャボン玉が割れにくいって知ってましたか?
雨上がりのシャボン玉が割れにくい理由は、別紙の“絵本の楽しみ”に詳しく書いてありました。
とても興味深い文章でしたので、この絵本を読まれる方はぜひぜひそちらにも目をお通しください。
科学の世界がぐっと身近になることと思います。
絵本のほうに話を戻します。幻想的なシャボン玉のシーンを描かれたのは、吉田瑠美さん。
柔らかな緑に囲まれた場所は、登場人物の二人の少女たちの心象風景のようです。
その輪郭は曖昧で風景と溶け合い、少女たち自身もシャボン玉を思わせます。
科学の絵本でありながら、独特の世界の中に迷い込む不思議な作品です。

◎子どもの反応
 雨上がりではないですが、庭でシャワー遊びをしながらシャボン玉を吹いたことがあるので、
シャボン玉が水たまりの上にのっかったり、濡れた石の上にとどまったりしているところを
見たことがあるようです。読み終わって一言「シャボン玉買わなきゃ」と言っていました。
どうやら触発されたようです。

◎読み手の感想
 自宅にある洗剤や、石鹸液でシャボン玉液を作ろうと何度かチャレンジしているのですが、
なかなかうまくできたためしがありません。なので、シャボン玉液は買ってくるもの、
と子どもたちは思っているようです。シャボン玉液をシャボン玉液として買ってきてしまうと、
それが答えになってしまってその先の追求をなかなかしなくなる…とはわかりつつ。
どういう配合だときれいなシャボン玉ができるんでしょう…。
話は変わりますが、水にぬれたところにシャボン玉をふくと、たしかに残りますね!
なんども経験がありますが深く考えたことが無かったです。
こういうことがかがくのいりぐちになるんですね。日常生活の中にこんなに面白い現象があふれてるとは。
ぼんやりしていては見逃してしまうことを、こんな風に絵本にしてもらえるととてもありがたいです。




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