ちいさなひこうきのたび

 えほんおじさんです。

 今週号は、新刊絵本「ちいさなひこうきのたび」の紹介です。
紹介しようかどうか、少し迷いました。
というのも、私自身が飛行機が苦手だからです。
これは高いところが怖くなった(若い時は好きでした)からだと思います。
その浮遊感は、おそらく高い年齢になるとともに自分が崩壊していく、
つまり「死」への怖れではないかと思えます。
 でも、やはり紹介しようと思ったのは、作者「みねお みつ」さんの描く絵の浮遊感の後ろに感じられる
「不思議な安心感」にあります。その浮遊感には、むしろ自由と安定が感じられるのです。
この作品なら幼児期の持つ「とりとめのなさ」と「安定」への矛盾を乗り越えられると思えたからです。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆ちいさなひこうきのたび
みねお みつ/作

・読んであげるなら 4才から
・自分で読むなら 小学低学年から

◇ジャンル
科学絵本

◇シチュエーション
お出かけ(旅)前後に

◎作者紹介
・みねお みつ 東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。個展活動とともに絵本の創作をはじめる。

絵本作品に「でんしゃは うたう(三宮 麻由子/文) 」
「うちゅうはきみのすぐそばに(いわや けいすけ/文)」「モノレールの たび」
「カーフェリーの たび」「でんしゃは うたう(三宮麻由子/文) 」などがある。

◎ストーリー紹介
 ここは町の中にある小さな飛行場です。滑走路が短いので、飛び立てるのは小さなプロペラ機。
この飛行機は、毎日、町と島の飛行場を行ったり来たりしています。乗る人は自分の体重を申告します。
機体に左右均等の重量がかかるように座席を指定されます。さあ、出発です。エンジンフルパワー。
飛行機はブルブル震えながらスピードを上げていき、ふわっと宙に浮き上がります。
そして島に向かって町の上空へ。窓から見える町や海は手を伸ばせば届きそう。海へ出ました。
島がはっきり見えてきました。

◎絵本解説
10人乗りの小さな飛行機だからこそのわくわくドキドキ(臨場感)の楽しい空の旅ができそうです。

1)地上係の人の案内で、今日乗る飛行機の待つところに行くと、機長さんがにこやかに待ってくれていました。
係の人が、「佐藤さーん、山崎さーん、…」と名前を呼び、決められた席に案内します。
乗客は飛行場で前もって自分の体重を自己申告します。それは機体の左右に均等な重量がかかるように
するためだそうです。機体が小さいから、ちょっとした体重の違いも、飛行に影響するのでしょうね。

2)これから出発します。小さい飛行機だから、飛び立つまでのエンジン音がよく聞こえます。〈臨場感1〉
エンジンスタート。「ブロッ ブロッ ブロッ ブロッ ブルン」
滑走路に出ました。エンジンフルパワー。
「グワン グオン グワン グオン」
エンジン音が大きくなると、飛行機は動き出します。
「グワン グオン グワン グオン」飛行機は、ぶるぶる震えながらスピードを上げます。
この音と震えも直接感じることができます。〈臨場感2〉
「グオオン グオオン グオオン グオオン」
音はもっと大きくなって、飛行機は「ふわぁっ」と宙に浮きました。〈臨場感3〉

3)飛行機はあっと言う間に町の上空へ。なんといっても特等席はパイロットの隣です。鳥になったような気分。〈臨場感4〉。
低空を飛行するので、窓から見える高速道路や電車やスタジアムや家々が手を伸ばせば届きそうです。
港の上空を飛んで、飛行機は海に出ました。海岸の凹凸がくっきり見え、海に島々が浮かんでいます。
しばらく飛ぶと、島がはっきり見えてきました。この島に着陸するのです。小さな飛行機はゆっくり降りていきます。
滑走路が見えてきました。


4)いよいよ着陸です。
「ウォン ウォン ウォン ウォン」
目の前に滑走路が迫ってきました。(臨場感5)
「キュッ キュッ」
タイヤが回り出しました。着陸したのです。(臨場感6)
島の地上係がやってきて、飛行場の建物まで案内してくれます。
パイロットと一緒に写真を撮る人もいます。

5)そして、小さな飛行機には島で待っていたお客が乗り込みます。

臨場感を支える絵
それにしても「離着陸の場面」を直接体験できるのと、鳥になったような自由な視点を体験できるのは、
10人乗り飛行機ならではですね。でも、それは実際にはやはり怖い体験でもありますね。
でもこの怖い体験が、この絵本を通した体験では、不思議に安心感もともないます。
ですから、何度読んでも、そこに鳥のような自由なる心にならせてくれます。
それは柔らかな絵のタッチと空間の色からきているとだと思えます。

◎読み聞かせの反応
 集団でも、個人においても、実に、よく楽しんでくれ集中してくれる絵本です。
実際体験がむしろないほうが、この臨場感によって、より楽しめるのではないかとさえ思います。
飛行機が小さいことと、この絵本の鳥瞰図的描写が自己同一化を生みやすいのではないでしょうか。




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