新刊紹介

 えほんおじさんです。

 今週の紹介は、新刊です。でも、50年も前から読み継がれてきた傑作童話
『あたまをつかった小さなおばあさん』の続編と続々編の二冊をご紹介します。


・あたまをつかった小さなおばあさん がんばる

・あたまをつかった小さなおばあさん のんびりする

ホープ・ニューウェル 作 / 松岡 享子 訳 / 降矢 なな 絵

 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

読んであげるなら、5・6才から
自分で読むなら小学校低学年向き

◇ジャンル
まいにち童話
ファンタジー童話

◇シチュエーション
おやすみの前に童話

◆関連図書
作者 ホープ・ニューウェルさん関連図書
「あたまをつかった小さなおばあさん」
「あたまをつかった小さなおばあさん がんばる」
「あたまをつかった小さなおばあさん のんびりする」

◎翻訳者 松岡享子さん関連図書
●翻訳
・番ねずみのヤカちゃん リチャード・ウィルバー/さく 大社玲子
・くまのパディントンの本シリーズ マイケル・ボンド/作ペギー・フォートナム/画
・ラモーナとおかあさん他シリーズ ベバリイ・クリアリー/作 アラン・ティーグリーン/絵 学研 
・世界でいちばんやかましい音 ベンジャミン・エルキン/作 太田大八/絵  こぐま社
・さるのオズワルド エゴン・マチーセン/作 こぐま社
・白鳥 アンデルセン作 M.ブラウン 画

●作
・おふろだいすき 林明子/絵
・花仙人 中国の昔話 蔡皋/画
・みしのたくかにと 大社玲子/絵 こぐま社
・くしゃみくしゃみ天のめぐみ 寺島竜一/画
・それほんとう?  長新太/え
・なぞなぞのすきな女の子 大社玲子/え 学研

●エッセイ・著
・えほんのせかいこどものせかい 日本エディタースクール出版部
・サンタクロースの部屋 子どもと本をめぐって こぐま社

◎画家 降矢ななさん関連図書
・まゆとおに 富安 陽子 文
・まゆとブカブカブー 富安 陽子/文
・まゆとうりんこ 富安 陽子 文
・まゆとりゅう 富安 陽子 文
・まゆとかっぱ 富安 陽子 文
・まゆと そらとぶくも 富安 陽子 文
・まゆとおおきなケーキ 富安 陽子 文
・まゆとうりんこ 富安 陽子 作
・ねえ どっちがすき?」安江 リエ 文
・あいうえおうた 谷川 俊太郎 文
・おっきょちゃんと かっぱ 長谷川 摂子 文
・たあんき ぽおんき たんころりん 長谷川 摂子 文
・ちょろりんととっけー 降矢 なな さく
・きょだいな きょだいな 長谷川 摂子 作
・ちょろりんの すてきなセーター 降矢 なな さく
・めっきらもっきら どおんどん 長谷川 摂子 作
・ずんずんばたばたおるすばん ねじめ 正一 文
・ふゆのき ふりや なな 作
・どんぐり どんぐり 降矢 なな 作
・あめだ あめだ くわっ くわっ くわっ 澤口 たまみ 文・
・わたしのラスチョ アンヴィル 奈宝子 絵
・さるおどり アンヴィル 奈宝子 絵

◆一言紹介
ぬれタオルで頭をしっかりしばり、イスにすわります。それから、人差し指を鼻の横にあて、目をつぶります。
いつもこうやって、小さなおばあさんは頭を使い、何とも素敵な考えで生活をやりくりします。

◆長文紹介
『むかしむかし、あるところに、ひとりの小さなおばあさんがいました。
 そのおばあさんは、小さなきいろい家に住んでいました。
 その家にはそらいろのドアがひとつと、そらいののまどがふたついていました…』

 小さなおばあさんはたいへん貧乏。もし、おばあさんがこれほど頭がよくなかったら
暮らしていけなかったでしょう。おばあさんは頭を使うことにかけては、たいした人物でした。

あたまをつかった小さなおばあさん がんばる 
目次
・おばあさんが、あたまをつかうじゅんびをした話
・おばあさんが、イースターのぼうしをつくった話
・おばあさんが、サーカスがまちにくるのをみた話
・おばあさんが、ぞうのあかちゃんをしあわせにした話
・おばあさんが、げんきで、きげんよくしていた話
・おああさんが、がちょうとねずみをすずしくしてやった話
・おばあさんが、ペニー銅貨をせつやくした話
・おばあさんが、クリスマス・ツリーをたてた話
・おばあさんが、クリスマス・ツリーのかざりつけをした話
・おばあさんが、クリスマス・イブをしあわせにすごした話

あたまをつかった小さなおばあさん のんびりする
目次
・あたまをつかった小さなおばあさん
・おばあさんが、のんびりした話
・おばあさんが、手相をみてもらった話
・おばあさんが、りくの上をりょこうした話
・おばあさんが、水の上をりょこうした話
・おばあさんが、スキーをつくった話
・おばあさんが、じょうずにスキーをした話
・おばあさんが、石がきをつくった話
・おばあさんが、うちをぱあっとあかるくした話

◆解説
小さなおばあさん、ますます元気! 50年も前から読み継がれてきた傑作童話の続編が二冊登場です。
小さなおばあさんが、いつものやり方で、一生けんめい頭を使うと、日々の難問も、たちどころに解決します。

(1)ものを考えるときは、「型」が大事
ロダンの「考える人」を想起するまでもなく、ものを考えるときはしばし、
落ち着いて静かに考えをめぐらさなければなりません。それには「型」から入るのが
うまいやり方ですね。この騒がしい世の中では、とくに大事になってきました。
そういえば、「哲学するライオン(てつがくのライオン・工藤直子詩集)」もそうでした。

(2)「考え」はいつもユーモラス
たとえば、はねぶとんを手にいれた話では、羽布団を作ろうとガチョウを手に入れますが、
ガチョウの羽をむしってしまうと、ガチョウは寒いに違いない、ではどうするか?

あるいは、
「がちょうをあたたかくしてやった話」では、どのようにすれば、ガチョウもおばあさんも
暖かくできるでしょうか?
「自分は夜、家の中で羽布団もあるからあったかい。でもガチョウたちは納屋では寒いに違いない」
そこで、ガチョウを家の中に入れてやりますが、うるさくて眠ることができません。

ここで例のスタイルで考えます。
小さなおばあさんは、ガチョウを家にいれ、止まり木をしつらえてやり、自分のほうは、
ベッドを納屋に運んでそこで寝ます。こうして、「まるで、まるたんぼうのように」
ぐっすり眠るのでした。

さて、続編ではどうでしょうか。
・ おばあさんが、クリスマス・ツリーをたてた話
「どうしたらクリスマスにガチョウやネズミたちを喜ばせてやれるだろうか」
「かわいそうに、ガチョウたちも、ネズミたちも、暖炉につるす靴下をもっていない」

そこで、ツリーがたくさん生えているところにいきました。迷ってさがしていると、
他の木からはなれて一本、どれよりすばらしい木をみつけました。
それは大きなクリスマスベルのような形をしていました。
おばあさんは、引きずって家にかえると、ガチョウもネズミたちもびっくりして大騒ぎ。
それが何かわからなかったからです。

「木が横になっているのを見たことがないからね」

ところが、木を立てようとすると、高すぎて家の中に入りきらないことがわかりました。

 そこで、例のスタイルで考えました。
さあ、どうやってツリーをたてたでしょうか。
こうして、小さなおばあさんのやったことが、またまた自分をも楽しくしてしまいました。

続々編の「のんびりする」編
・おばあさんが、手相をみてもらった話
・おばあさんが、りくの上をりょこうした話

おばあさんは、ジプシーの女の人に手相をみてもらいました。
すると、手相にこうでたのです。

「あなたの旅行先は、陸の上では、ここかしこ、のぼりくだり、水の上ではあっちこっちですね」と。

それで、ちいさなおばあさんは、旅行の準備をすっかりすませました。

「ネズミたちとガチョウたちをつなぐ何本もの赤い紐は、エプロンにむすびつけ、片方の手に

お昼ご飯のバスケットふたつ、空いた手に旅行カバンと傘を持ちました。
さて、出発。でも、カバンとバスケットはとても重く、おまけにネズミたちもガチョウたちも
おばあさんについていくのをいやがって、後ろむきに引っ張りました。

「旅行というのは疲れるもんだ」

丘の上に着いた時には、息があがってしまいました。

「おなかがすいた。ネズミもガチョウもお腹が空いたにちがいない」

おばあさんはネズミとガチョウの紐をはずし、お昼ごはんにしました。
ところが、周りをみるとネズミもガチョウもいません。
どうぶつたちは、さっさと家にかえってしまったのです。
小さいおばあさんは、家にかえってゆっくりしていると、ここが心地よくなってしまいました。
そして、こう考えました。

「あのジプシーの女の人は、私は旅行するだろうと言った。だからあの人が気をわるくすることはしちゃいけない」

そこで小さなおばあさんは例のスタイルで考えました。

「そうだ、よく考えたらわかったよ。朝私がでかけた時、私はここにいた。
 そして、丘の上についたときには、かしこにいた。丘に登ってくだったのだった。
 それって、あの女の人をいい気持ちにさせることばっかりだったじゃないの」
「やってないのは、水の上をあっちこっちすることをしていないだけ」
「あそては後回しにして、今度は私が自分を喜ばすことをしなくっちゃ」

それで小さなおばあさんは、あったかい日のそばでゆりいすにすわっていました。
さて次のお話は、
・おばあさんが、水の上をりょこうした話
です。どんな旅をするのでしょうか。そしてまた例のスタイルでじっくり考えます。

このように頭を使うから、おばあさんの日々の生活は楽しくなります。
そして楽しくなるからこそ、次の日の元気がわいてくるのでした。


◆読み聞かせのポイント
絵本から童話への橋渡しにちょうどいい本です。読んであげるなら、毎日2、3話分けて読んであげてください。
小学校低学年なら最初の何編かを読んであげれば、あと自分で読んでしまうかもしれません。
その場合はそっとしときましょう。




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