もの

 えほんおじさんです。


 今月号は「あるもの」がころころ転がってあるところまで行きます。
とはいえ、「あるもの」の性質が全く違います。
「こどものとも0.1.2. 2月号」では、まあるいウサギが「ころろん ころろん」
転がってお母さんのところまで行きます。

一方、「かがくのとも2月号」では、大きくて長い2台の電車が、工場から一般道を
トレーラーに乗せられて車両基地まで運ばれます。

全く違う「もの」ではありますが、「ここ」から「あそこ」まで移動し、その移動の間に
いろんな「こと」が起きるという意味では同じです。対象年齢は違いますが、この形こそ
「物語」なのです。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆こどものとも0.1.2. 2020年2月号
「ころろん ころろん」 福知 伸夫/作

◎作者紹介
・福知伸夫 1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学版画科卒業。
絵本に「つないで つないで」「せんにんみかん」「ひらいてみると」「とってください」などがある。

◎ストーリー紹介
 まん丸うさぎがころがって、ころろん ころろん ころろんや。
転がりながらアリをとびこし、亀のうえをころがって、ぶたといっしょにころろん ころろん。
さてどこまで転がるのかな。

◎絵本の特等
 リズミカルな言葉が、読んでいても聞いていても楽しい絵本。
歌うように読むと、子どもたちもきっとマネしたくなることと思います。
 絶妙な微笑を浮かべるまん丸なうさぎが、転がっていく…。本当にそれだけのお話です。
言葉の中にアリやカメは出てきませんが、絵だけでウサギの状況はすべてわかります。
こんな風に転がることができたら、さぞ楽しいことでしょう。
 作者は福音館書店の絵本ではおなじみの福知伸夫さん。おおらかな版画で、
親しみの持てる絵をお描きになります。特に012のシリーズの絵が良いですね。
園で読んでいても、わが子に読んでいても人気の絵本が何冊かあります。
今回のこの絵本も思わず笑ってしまうような言葉と、絵のバランスが見事です。
読んだ後は、子どもたちと床を転がってみてもきっと楽しいですね。

◎読み手の感想
 福知さんと言えば「こちょこちょ」。上の子が1歳くらいのころお世話になった絵本です。
旅行に行くときもよく持っていきました。最後のページで主人公の赤ちゃんがくすぐられるのですが、
そのあといつもわが子をくすぐりました。そうすると、この絵本を読めばくすぐってくれると思うのか、
くすぐられて笑いたいときには自分から「こちょこちょ」を持ってきて、読んで読んでとせがむようになりました。
今では懐かしい思い出です。
 今回の「ころろん ころろん」も、読んだ後、即遊びにつながるような絵本ですね。
絵本を読む〜遊ぶというところまでで一連の楽しい出来事として子どもたちの心に残るといいなあ、と思います。


◆かがくのとも 2020年2月号
「でんしゃをはこぶ」 鈴木周作/さく


◎作者紹介
・鈴木周作 独学で習得した水彩色鉛筆画で、主に駅や列車、路面電車などを描いている。
絵本に「くるまはこびます」がある。

◎ストーリー紹介
 ここは大きな町の電車工場。新しい電車をつくったり、ふるくなった電車の修理や改造をするところです。

 夜になりました。
 2台の電車がトレーラーヘッドにつながれています。トレーラーヘッドは、右左とかじをきりながら、
工場の中の狭い場所をゆっくりゆっくりすすんでいきます。
2代目の電車が門をでました。さあ、ここから長い旅のはじまりです。どこへ行くのでしょう。

◎絵本の特徴
 普段、子どもたちが(たぶんほとんどのおとなたちも)目にすることのない、電車を運ぶ風景。
そういえば、電車って駅にいつもあるもので、運ばれてくる時も線路を通ってきたんじゃない?
って思っていませんか。実は、電車は車に乗って駅まで運ばれてくるんです。

 電車は大きいし長いので、運ぶのは夜。他の車の邪魔にならないように、ルートがきちんと決められていて、
安全に走れる道だけを走っていきます。時々止まって、異常がないかどうかの点検。
注意深く、何度も何度も確認しながら進みます。
 駅で電車を見るときや、線路を猛スピードで走っていく電車が、こんな風に運ばれていたなんて、
と驚く子どもたちも多いことでしょう。この絵本は、当たり前にそこにあるものがどこからきてどこへ行くのか、
いろんな場面でそんなことに思いを馳せるきっかけにもなるかもしれません。
 作者の鈴木周作さんは、独学で絵を習得された方だそうです。主に電車や駅の絵を描かれているとのことですので、
きっと電車そのものを深く愛していらっしゃるのでしょう。柔らかな線と、的確なカタチ。
電車のどの部分をどういう風にかっこ良いと思っているのか、が伝わってくる絵です。
建物や人と、電車の絵を比べてみると、その力の入れ方や思い入れの違いに気づくはずです。
電車はいろいろなアングルから描かれています。でも、どの電車もすっきりとしていて美しい。
迷いのない線で描かれています。好きということの強さを感じますね。

◎読み手の感想
 私は、電車に乗って遠くまで行くのが好きです。若いころは青春18切符を買って、どこまでもどこまでも旅をしていました。
 今は時間も体力もあまりないので、そんな旅をすることはなくなってしまいましたが、
電車に揺られているあの時間をリアルに思い出すことがよくあります。
でも、その乗っている車両がどこから来たのかなんて興味を持ったことはなかったし、考えたこともありませんでした。
この絵本を読んで、新しい知識が一つ増えました。
かがくのともは、大人になってから読んでも、知らないことをたくさん教えてくれます。




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