はじまりは たき火

 えほんおじさんです。


今週は、かがくの本の紹介です。
で、その本は「科学」的思考そのものを問うてます。

 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆「はじまりは たき火
 火と くらしてきた わたしたち」 まつむら ゆりこ 作 / 小林 マキ 絵


◇読んであげるなら 5・6才から
◇自分で読むなら 小学中学年から

◇ジャンル
・かがく絵本

◇シチュエーション
もっと知りたい、考えたい本

◇作者紹介
◎作者 まつむら ゆりこ(松村由利子)
1960年9月、福岡県福岡市生まれ。日本の歌人。西南学院大学文学部英文科卒。同大学院中退。
元新聞記者。南島歌人を目指して修業中。短歌結社「かりん」に所属。
寝そべって本を読むのが至福の時間とのこと。好きな音楽・ドビュッシー/ラヴェル/ショパン。
沖縄県石垣島在住。

・著書
第一歌集『薄荷色の朝に』短歌研究社(1998年)
第二歌集『鳥女』本阿弥書店(2005年)
短歌エッセイ『物語のはじまり』中央公論新社(2007年)
短歌エッセイ『語りだすオブジェ』本阿弥書店(2008年)
『与謝野晶子』中公叢書(2009年) 
『31文字のなかの科学』NTT出版(2009年)
第三歌集『大女伝説』短歌研究社(2010年)
『お嬢さん、空を飛ぶ-草創期の飛行機を巡る物語』NTT出版(2013年)
短歌エッセイ『子育てをうたう』福音館書店(2014年)
第四歌集『耳ふたひら』書肆侃侃房(2015年)
エッセイ『少年少女のための文学全集があったころ』人文書院(2016年)
『短歌を詠む科学者たち』春秋社(2016年)[5]
第五歌集『光のアラベスク』砂子屋書房(2019年)

・翻訳
ブルース・ゴールドストーン『だいたいいくつ? ―数えてみよう・はかってみよう』福音館書店(2010年)
アラン・ドラモンド『風の島へようこそ』福音館書店(2012年)
アラン・ドラモンド『みどりの町をつくろう』福音館書店(2017年)

◎画家 小林マキ
兵庫県生まれ 横浜育ち。武蔵野美術大学日本画科卒業。
1992年頃からフリーのイラストレーターとして活動。2010〜2013年ドイツ滞在。


◇ストーリー紹介
「ぱちぱち。ちろちろ。めらめら。ぼーぼー」
「火は、なんて明るくて、あたたかいのでしょう。まるで、小さな太陽みたいです」
真っ赤な火、青い火。いろんな火があります。人間はいつから火と一緒に暮らしてきたのでしょう。

火山噴火、雷。すると山火事が起こります。人間も怖くて近づけません。
けれども、夜、火はあたりを明るくしますし、寒い時は温めてくれます。
これが火のある暮らしの始まり。

火には不思議な性質があります。食べものを焼くと柔らかく、美味しくなり、
土をこねて火で焼くと硬くなります。金属を含む石を焼くと、銅や鉄を取り出せます。
人間はこの金属を使って道具を作り、火入れして美味しくものが食べられるようになりました。
やがて、蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになりました。
こうして火を使う文明は様々に発展しました。でも……

◇解説
私たちの「文明」の、根っこのところに「火」があります。
全ては「火」から始まったと言ってもいいでしょう。
その証拠に、世界中のどんな民族でも自分たちの始まりの時に、
つまり自分たちの神話の中心に「火の発見」「火の入手」をどのようにやったかを語っています。

この本では、「始まりはたき火」すなわち、自然現象としての火の存在と、
その火への恐怖と驚異から、その利用法(コントロール)の発見を語っています。
この語り口は、神話を背景にした「かがく的思考」によっています。
さらには、火を獲得した人間の便利な文明について語ります。
さらには蒸気機関という液体は熱すると膨らみ、冷えると縮むという性質を
利用することも見つけました。火の熱と光を使うだけではなく火を使ってものを動かす力も発見し、
ものを燃やすとすざまじい力を出すことも見つけ、それの利用もできるようになりました。
また「電気現象」などは、実によく現象を見ていないと見つけられません。
ましてやそれを真似て(?)電気を自分で作り出すなどできないことでしょう。
さらにコンピューターという頭脳的機械も作ったのです。
こうなると、いつしか「人間」はなんでもできる思い込み始めました。

しかし、それでは「自然」は無くなってしまい、その恵には限りがあることに気がつきました。
というのは、人間は「根っこのところの火」を生み出す水や空気、石炭や石油を作り出すことは
できないからです。今や手に入れた文明によって、そうした「根っこ」の枯渇という問題を抱えました。
私たちの便利なくらしの光と影が浮かび上がっているのです。さらには、こうして今までやってきた
「自然から取り出した力」を人間は何でもコントロールできるという発想は、「核の力」という
今まで手に入れた自然力とは質的に異なるものによって、地球・人類の滅亡という現実さえ抱え込みました。

私たちは、こうした問題を、根本的に考え直さなくては、人類の、地球の存亡に関わってきます。
そのことを、私たちは、誰もが(大人も子どもも)考えなくてはならない局面に立たされたのです。
そのためにはわかりやすく考えられるような問題提起の仕方が必要です。
この本は、現代文明の根っこは「始まりは焚き火」だったという、シンプルで根底的な考え方を
提起しています。ここからなら、私たちは直面する問題を、子どもも大人も一緒に考えられるのでは
ないでしょうか。




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