2020年4月号

 えほんおじさんです。

今日は4月号の紹介です。
 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

新しい年度の始まりです。
お子さんたちはそれぞれ進級し、新たなグレードの絵本に出会うことになりますね。
こうした、変わり目は「チャンス」です。
読み聞かせの習慣化に失敗している方、ぜひ4月号から読んであげる習慣をつけましょう。
要するに「絵本を読んだら寝る」という生活のリズムを作ることです。
これが「クセ」になれば、そんなに気負わなくてもできるようになります。
でも、最初はちょっと気合を入れて、頑張ってみましょう。

◆こどものとも 2020年4月号
「こいぬのこたろう」 鍋田敬子/さく

◎作者紹介
・鍋田敬子 1956年、香川県生まれ。九州産業大学芸術学部美術学科卒業。
千葉県の小学校教諭を経て、現在自宅で造形教室を開いている。
絵本に「はだかんぼうはつれていかないよ」「なっちゃんがちっちゃかったころのはなし」
「ええこと おもいついた なっちゃん」「うどんやのたあちゃん」「ねこのごろんた」などがある。

◎ストーリー紹介
 こたろうは、遊ぶのが大好きな子犬です。
ある日のこと、こたろうが昼寝から目をさますと、家のなかには誰もいませんでした。
開いた窓からねこがみえたので、こたろうはねこと遊びたくてたまらなくなりました。
そこでねこにむかってジャンプしたこたろう。ところがねこは逃げてしまいました。

 ねこを探していると、ものすごいスピードで自転車がはしってきました。
それを見つけたこたろうは、自転車をおいかけたくてたまらなくなりました。
さあ、自転車のおにいさんと競争です。自転車をおいかけているうちに、
こたろうはいつのまにか大通りにでていました。
こたろうは、こんどは車と競争したくてたまらなくなりました…。

◎絵本の特徴
 元気な子犬のこたろうが、街のなかをかけまわる爽快な絵本です。こたろうは、なんにでも興味津々。
やってきた自転車と競争したら、次はトラック。次から次へと興味が移っていく姿は子どもたちの
遊ぶ姿にも似ていますね。
 トラックを追いかけていたら、いつの間にか交差点のど真ん中。大渋滞を起こしているのに、
クラクションの音が面白くてたまりません。
こういう場面で教訓的な絵本なら、「あぶないからやめようね」と諭すように描いてしまいがちですが、
この絵本は違います。こたろうの楽しさを楽しさとして全身で受け止めています。
その後もこたろうは、クレーンに乗ってみたくてたまらなくなり、目の前の鉄骨に飛び乗ってしまいます。
 一目散に楽しそうなことに向かっていって、それを誰にも止められることもなく突き進んでいく姿は
読んでいてとても気持ちが良いです。きっと子どもたちは日々の生活の中で「だめだめ」と言われて
しまうようなことを代わりにどんどんやってくれるこたろうが大好きになっていくのではないでしょうか。
 こたろうの走る疾走感の描き方や、スケールの大きい画面構成も見事です。
暖かくなってきて、わくわくした気持ちになっている子どもたちと一緒に、とにかく楽しんで読んでみてください。

◎読み手の感想
 こたろうは、「おさるのジョージ」とちょっと似ているなあ、と思います。
おさるのジョージが、好奇心の赴くままに縦横無尽に街中を駆け回り、
それを街の人たちが受け止めてくれている感じ。
 子どもの楽しい気持ちを、大人が止めてはいけないと思いつつ、現実にはなかなかそうも行けなくて
「危ない!」とか「やめなさい!」とか、すぐに言ってしまう私はこういう絵本を読むとちょっと反省。
 でも、現実にはこんな風に子どもたちのことを受け止められないから、絵本の中ではせめてスケールの
大きな冒険を楽しんでもらいたいという作者の思いもあるような気がします。
鍋田敬子さんの絵本にはこういう子どもの楽しい気持ちに寄り添った絵本が多いですね。

◆ちいさなかがくのとも 2020年4月号
「ちょうがすきなものしってる?」 松岡逹秀/さく

◎作者紹介
 松岡達英 新潟県長岡市生まれ。絵本に
「冒険図鑑 さとうち 藍/文」「よるになると」「ちきゅうがウンチだらけにならないわけ」
「地面の下のいきもの 大野 正男/文」「自然図鑑 さとうち藍/文」「あまがえるりょこうしゃ」
「かぶとむしは どこ?」「ぼくのロボット大旅行」「ぼくのロボット恐竜探検」
「恐竜たちの大脱出 羽田節子/文」「なく虫ずかん」「いけの おと」「くさはら どん」
「生物の消えた島 田川 日出夫/文」 「海辺のずかん」「地球はえらい 香原知志/文 」
「もりのくうちゅうさんぽ」「ゆきやまたんけん」「おじいちゃんの小さかったとき 塩野米松/文 」
「いのちのひろがり 中村桂子/文」「ギンヤンマ そらへ」「さとやまに はるがきた」
「野生動物の反乱 草山万兎/文 」「くさはらの わたしの へや」「くるみ」
「トンボのくる池づくり 槐真史/文 」「ふゆの むしに あいたくて 宮武頼夫/文」
「浜辺のたからさがし 浜口哲一/文」「虫こぶはひみつのかくれが? 湯川淳一/文 」
「花がえらぶ 虫がえらぶ 山下恵子/文」「サンゴしょうの海 本川達雄/文」
「ごきぶり 奥井一満/文」などがある。

◎ストーリー紹介
 ねえ、蝶が好きなものしってる?
 それは花の甘いみつ。春の野原にさいた、タンポポ、シロツメクサ、ハルジオン…。
細長い口を花の中にのばしてる。

◎絵本の特徴
 春ですね。今年は、冬の間から暖かい日が多く、桜の開花もずいぶん早くなりそうです。
冬眠していた虫たちもそろそろざわめきはじめるでしょうか。虫たちのほうでもこんなに暖かいと
急いで羽化したりしないといけなくて、大変だったりしないのかな…? と少し心配しています。
 さて、4月のちいさなかがくのともは、花と蝶の絵本です。普段、ちゃんと観察していないと
蝶の種類なんてモンシロチョウと、アゲハチョウ、くらいしか認識していないかもしれません。
でも、子どもたちの視線の前には、いろんな種類の蝶がいるんですね。

 作者の松岡達英さんは、自然科学系の絵本を多数描いていらっしゃいますが、
その人生の中でも蝶の存在は特別だそうです。(詳しくはおりこみふろくのほうに書いてありますので、
ぜひそちらも読んでください。)そんな松岡さんが描かれる蝶は、描写力も見事ですが、
優しさや繊細さも感じられます。蝶の蝶たる美しさは、本当に蝶が好きな人が描くと際立ちますね。

 春の花と、その花に集まってくる蝶たち。この絵本を持って散歩に出かけてみると、
いつもよりもうちょっと面白い観察ができるかもしれません。

◎読み手の感想
 松岡達英さんの絵本は、子どものころにずいぶん読んでもらいました。
兄も私も夢中になったのは「ぼくのロボット大旅行」です。あの絵本との出会いが、
私を旅行好きにしたかもしれないなあ、と思っています。細かく描かれた動物たちや
虫たちの色合いの美しさや形の面白さに心を奪われて、長い時間ページを眺めていた
記憶があります。ロボットの中での生活の描写も大好きでした。ミニマムでありながら、
すべてのものがそろっている。昔も今も憧れの生活スタイルです。その上世界中を
ひとっとびできるなんて最高ですよね。
 松岡さんの線は、あの頃より柔らかくなりました。描写力という点では、昔のほうが
すごかったのかもしれません。でも今のほうが、絵に温度やバイブレーションを感じます。
これから、まだたくさんの作品を描かれると思いますが、どんなふうに変わっていかれるのか楽しみです。




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