まずは、気づくこと

 えほんおじさんです。


まずは、気づくこと。

「あ、赤い背中にまあるいてんてん なんだろう 赤い羽広げて飛んでいくよ」「テントウムシさん」
「あ、ほそーい体、ぐいーんと伸ばして進んていく」「シャクトリムシさん」

いろんな虫がいて、いろんな動きをみせてくれることに「あ、」と気づきます。

そしてある時、このあるものにも気づきました。
「ちょっと触ってみるとどうなるのかな」と思います。
そして身の回りには、押すと何かが変化する「ボタン」というものがあることに気がつきます。
で、縦に並んだを押すと、「どうなるかな」。「きっとこうなるよ」と想像することは楽しい。

こんなことから、「科学」って始まるのではないでしょうか。
今月の「こどものとも0.1.2.」 と「かがくのとも」の紹介です。

 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。

◆こどものとも0.1.2. 2020年5月号
「あ、むしさん」 みやまつともみ/作


◎作者紹介
・みやまつともみ 1972年、神奈川県生まれ。東邦大学理学部生物学科卒業
 2001年よりイラストレーターとして貼り絵で動物、植物、生活まわりのものなどを雑誌、書籍などに描く。
絵本に「のりたいな」「たべたいな」「なかよしだあれ」「おなまえ なあに」などがある。

◎ストーリー紹介
 「あ、ありさん。みんなでトコトコあるいてる」
「あ、テントウムシさん。あかいせなかにまあるいてんてん」
「あ、シャクトリムシさん。ほそーいからだで、ぐいーんとすすむ」
みつばちさんに、だんごむしさん、バッタさんに、カタツムリさん。いろんな虫さん見つけたよ。

◎絵本の特徴
 繊細で美しい貼り絵の虫たちの登場です。
幼い子どもたちが道端や庭や公園で、「あ、」「あ、」と何かを指さすことが良くありますね。
そんな時、一緒にかがんでみると、小さな虫たちが歩いていたりします。
 虫たちを飽くことなく眺めている子どもたちの、好奇心と見る力はすごい。
暑くても、寒くても、そんなのおかまいなし。全身全霊で見ています。
大人になると、その「見る」にはいろんな知識が乗っかって、何ならその知識を掘り起こすことに
必死になって、対象を「見て」はいないということも。
だから、子どもたちの「見る」力はとても尊いものだと思うのです。
 この絵本を読んだ子どもたちは、、登場してくる虫たちをどこかで見たことがあるかもしれません。
(登場してくるのは、身近にいる虫たちばかりです)そして見たことのある虫と、絵本の絵がつながって、
絵本を見ながら「あ、」「あ、」と言うかもしれません。
 何かと何かが同じである、という発見もまた、子どもたちにとって至上の喜びの一つなのだろうと思います。
そんな喜びに寄り添って、子どもたちといっしょに美しい絵を楽しみたいですね。

◎読み手の感想
 なんだか、日々世界は不穏な状況になってきてますね。
私たちの住んでいる人口密度のそんなに高くない田舎にすら、その足音が響いてきているように感じます。
わが子たちはそんなに気にしている風でもありませんが、本当は心のどこかで不安な気持ちに
なっているのかもしれません。不安な時、心の隙間を埋めるのはとめどなくあふれている情報ではなく、
優しく穏やかな言葉や絵だったりするのではないでしょうか。まだちいさくて言葉を発さなくても、
赤ちゃんはお母さんの気持ちを読み取ります。
 この絵本の作者のみやまつさんは、とても穏やかで、美しい色使いをされる作家さんだなあ、
とかねてより思っていました。まさにこういう不穏な空気の時にぴったりの絵本だと思います。
静かに目を閉じる時間が何よりも大事な時期になってきていると切実に感じます。
子どもたちも、お父さん、お母さんも、お互いの心を満たす時間を、絵本はつくってくれます。
皆様のご無事を心よりお祈りしております。

◆かがくのとも 2020年5月号
「すてきなボタン・シャツ」五味太郎/作


◎作者紹介
・五味太郎 1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。著作は450冊を超える。
絵本作品に「みち」「きんぎょが にげた」「みんなうんち」「かぶさん とんだ」
「正しい暮し方読本」「さんぽのしるし」「どこまでゆくの?」「にているね!?」
「からだの みなさん」「ばったくん」「こんなとき きみならどうする?」
「ひよこは にげます」「わたしとわたし」「どこまで ゆくの?」「あそぼうよ」
「だれかがいます」「だれが すんでいるのかな」「のでのでので」「おっと おとしもの」
「みどりの ぼうし」「ことば」「ちいさな きしゃ」「うみのむこうは」「ぼくはぞうだ」などがある。

◎ストーリー紹介
 これは便利ですてきなボタン・シャツでーす。
シャツには数字のかいてあるボタンが7つ縦にならんでいます。
ボタンを押したところへゆきまーす。まずはFを押しまーす。
すると、7かいに到着。ここで、ボタンがかわりまーす。
こんどは、横にゆくボタンになりました。胸のあたりに横にふたつならんでます。
左にゆくボタンを押すと、左にうごいて…レストランに到着でーす。
またボタンがかわります。こんどはアルファベットがかいてあるボタンが縦と横に3つずつ。
これはメニューを選ぶボタンでーす。
さてさておつぎは…?


◎絵本の特徴
 5月のかがくのともは、五味太郎さんの新作絵本です。
五味さんは、いつもいつも奇想天外なアイディアと、ユーモアにあふれる絵で私たちを楽しませてくれます。
今回の絵本も、子どもたちが大喜びしそうな設定ですよ。
 描かれているのは主人公の男の子のシャツについているふしぎなボタン。
ボタンを押すと、移動したり、レストランのメニューが選べたり、お友達を呼べたり…。
ボタン(=スイッチ)を、洋服の「ボタン」と掛けて楽しくお話が展開します。
 小さな子どもたちにとってボタンを押す、というのはきっとものすごく魅惑的なことです。
バスのボタンや、エレベーターのボタン、家じゅうのありとあらゆるスイッチを押してみたくて
たまらない子どもたちとの攻防戦が毎日繰り広げられている、というお家は多いことと思います。
なので、子どもたちはこんなシャツがあったら嬉しくてたまらないのではないでしょうか?
 きっと好きなだけボタンを押しまくりますね。もし、自分だったらどんなボタンがついている
シャツがほしいかな…、と想像してみたりもするかもしれません。どうか、読み終わった後は、
紙を丸く切っていろんなボタンをつくってみてくださいね。
想像力がどこまでも広がって、素敵な遊びが始まることでしょう。


◎読み手の感想
 五味太郎さんらしい作品がまたできましたね。五味さんの絵本の安定感。
集団で読んでも、一対一で読んでも、子どもたちがその世界に惹きつけられているのが分かります。
五味さんの絵本は双方向のものが多くあって、子どもたちとコミニュケーションをとりながら
読み進めていけるのも読み手としては楽しい。そこに明快な答えがあるわけではなく、
一緒にどうだろうね、と考えることができたりするのも楽しい。
それが哲学や、科学の入り口なんだろうなあ、と思います。

 子どもたちは、きっと考えるということが大好きです。
だから、問いに必ず答えがあるというパターンを用意してはいけないのだろうと思います。
考える時間やプロセスを大事にしなければいけないのだろうと思います。
五味さんの姿勢にはいつもそれが見え隠れしていて、安心して子どもたちに読むことが
できるのが嬉しいですね。




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