かなへび

 えほんおじさんです。

 トカゲやら蛇やらが、大の苦手です。嫌いという以前に、見た途端に足がすくんでしまうのです。
これはきっと、蛇やトカゲと人類発生の頃からの因縁があって、そのことが足をすくませる、と長い間
信じていました。ところが、篠原かをりさんのエッセイ(※)を読んだり、あるいはこの作品を
読むとそうではない人がいるのです。
 ですから「足がすくむ」というのは、どうも人類との因縁とは関係なく、個人史の方に原因があるらしい
ことに気づいた次第です。とすれば小さい時から、かなへびなんかに親しくすれば別の感覚も
生まれたかもしれないのです。でも、やっぱり「毒ヘビ」=マムシ(岡山地方ではハミ)は怖い、
その恐ろしさを言い聞かせられて育ったのでしょう。

※エッセイ

◆「かなへび」 竹中 践/文 石森 愛彦/絵


◇読んであげるなら 5・6才から
◇自分で読むなら 小学低学年から

◇ジャンル
・かがく絵本・図鑑

◇シチュエーション
・春が来た!絵本
・外へ出て春の自然を楽しもう

◎著者紹介
・作者 竹中 践(たけなか せん)
1950年 東京都生まれ。 東海大学生物学部名誉教授、日本爬虫両棲類学会会員、
日本生態学会会員、北海道爬虫両生類研究会会員他。

 幼少時から昆虫や爬虫類に興味を持つ。爬虫類の生態の研究の道へ。
日本全国を始めロシア、韓国、中国、台湾でも調査をおこなってきた。
近年減少してきたカナヘビ類の保護に取り組んでいる。


・画家 石森愛彦(いしもりよしひこ)
1958年、東京都生まれ。桑原デザイン研究所卒業。画家・イラストレーター。
著書に「うちの近所のいきものたち」「昆虫ってどんなの?」以上ハッピーオウル社刊。
「はさみむし」「暗闇の釣り師グローワーム(たくさんのふしぎ)」
「木? それとも草? 竹は竹(たくさんのふしぎ)」「ほねなしカイト」(福音館書店)」
挿絵に「素数ゼミの謎」「言葉はなぜ生まれたのか」(文芸春秋)「ちいさないきものずかん」(童心社)
などがある。


◇ストーリー紹介
 春の野原に朝が来ました。葉っぱには朝露。おや? 葉っぱの下に何かいます。かなへびです。
かなへびが最初にすることは、朝露を飲むこと。身近な爬虫類かなへびはトカゲの仲間で、
カサカサした茶色の体、とても長い尻尾が特徴。じっとこちらを伺う表情やつぶらな目は意外に
愛嬌があります。さあ、かなへびの生態をじっくり見てみましょう。


◇絵本解説
(1)かなへびの生態(生きていくためのドラマ)が絵で語られる。
かなへびの日常は、食べること(生へのチャンス)、食べられる(死の危険)いつでもそこにあります。
 「かなへびが朝起きて二番目にすることは、日向ぼっこ」
これはかなへびは体を温めないと、素早く動くことができないからです。
素早く動くことは、食べ物を探すときも、食べられることから逃げるときも必ず必要なのですが、
それなら、恒温動物になればよかったものを、変温動物であることを選んでいる。
恒温動物は多量のエネルギーを必要とするが、変温だと省エネで済む。
食べないでも少々の期間なら生きていける。

「温まったかなへびは、活動開始、草むらを歩き始めます。と、突然、動きがピタリと止まりました。
 「じりっ、じりっ」と少しずつ近寄ると、「ぱくっ!」バッタを捕まえました。舌なめずりをするかなへび」
こんなことがかなへびにはできるのです。

 ところが、世の中いいことずくめではありません。何か後ろからそおっと近くものがあります。

「猫です! 猫は前足でかなへびを押さえつけました。かなへびは逃れようと、
 体をくねらせてジタバタしますが逃げられません」
「すると、かなへびの尻尾が切れました」


(2)バッタを捕まえるときも猫に捕まったときも、大迫力画面。
・知恵を使って生き抜く
まさに息をのむ場面です。かなへびは他にも、もず、へび、イタチなどにも狙われています。
そんなとき、「尻尾」を切って相手の気をそらして逃げていきます。
かなへびは、自らを犠牲にして生き延びるやり方身につけました。これも「いきていく」ための知恵です。
そして、夜は安全なところ(葉っぱの上や落ち葉の下)でぐっすり眠ります


(3)かなへびの生き抜くための「知恵と工夫」はまだまだあります。

 1.交尾の仕方 オスがメスのお腹に噛み付く
 2.驚くのは、卵を小さく産んで、その卵が自分で2倍に大きくなること
 3.かなへびは生まれたらすぐ大人と同じ生活をする。小さいながら完成されて生まれてくる。
 4.かなへびは変温動物なので、土の中に潜り、丸まって冬眠します。これも省エネなのでしょうね。

 これらのことが、絵本では、いらないことは一切描かず、くっきりと伝えられます。
そして春が来て、かなへびの子どもたちは獲物をいっぱいとって大きくなっていきます。




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